さびしくない
梅が咲き始めて残雪が所々残っている日、春を感じながらお散歩をした。
フランスに行くのもあと1ヶ月半、銀座に就職する子や同じく共に留学をする子、他の道を目指すために大学に行く子いる。
そんな中、お散歩の道中可愛らしい女児2人が歩いていた。
「わたしたち、どっかで、おわかれだわねっっ」
「そうわねっっっ」
2人は手を繋ぎスキップをしながら同じ方向を歩いていく。
何故かそんな光景に元気をもらえた。別れること、離れる事がさびしかった訳では無い。これが進むという事なんだなとなんとなく心にシャッターを閉めていたのだ。
あの2人のように離れる事がどういう事か分かっていなくても、私も自分の気持ちに正直に 今ある現状に足をつけて進んでいけたらいいなと感じた。