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心はあなたのもとに 村上龍 著

「心はあなたのもとに」 村上龍 著


この作品の中に、私が登場している。
村上龍氏が、2006年に宿泊し(これは、氏が自身のウェブマガジンJMMジャパンメールメディアで公表している)、その時
村上氏は、「文学界」にこの作品を連載執筆中であった。

滞在中に、村上氏と色々話をする機会があり、私自身についてや、宿の立ち上げに
ついてやたら細かく聞いてくるので、
こちらは気を良くしてペラペラと話したわけである。

ライブラリーの村上龍氏の作品にサインもしてもらった。
ついでに家にあった私の私物も一緒に差し出すと
「これ、笹川さんの私物じゃない?」
と、何故か直ぐにバレ、
それでも、笹川さんへ村上龍 界ASOにて
とサインしてくれた。

しばらくして、龍さんの友人から
文学界に界ASOについてのことが書いてありますよ!
と教えていただき、早速文学界を購入して
確認すると、
あらあら、私が話したことが、載ってる、
載ってる!
ビックリ‼️であった。

【本文から抜粋】

やまなみハイウェイを走り阿蘇の外輪山が彼方に広がり、牛と馬の放牧地をいくつか過ぎ、こんもりした林の間の細い道を少し上がると「サカエ」のエントランスが見えてきて、車寄せに支配人が出迎えに出ていた。
「サカエ」は不法投棄の温床となっていた製材工場跡地に、自生していた木を一本も切らずに建てられた。
関西に拠点を置くホテルレストラン再生会社が開発デザインを担当し、わたしと大村がファンドを組んで一年前に完成した。
支配人はイギリス資本のホテルチェーンで10年働いた経験を持っている。
フロントにはオーク材の机が置いてあるだけで、ロビーラウンジも暖炉を中心にシンプルなデザインの大理石のテーブルとソファが置かれ、木と紙が組み合わされた照明を含めて、全てが控え目だった。
客室は全部で二十六室だが、全てが離れになっていて四人まで泊まれる。

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あれから18年も経ったのか、、
なんとも懐かしい。


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