いま、ここから。
いま、ここから何かつぶやきたくて、最近読んだ本のことを。
「ちいさなちいさな王様」という本がある。
ドイツ人の著者とイラストレータによる翻訳本で、最近漫画ばかり読んでいる私でも1時間あれば読めてしまうくらいのボリュームだ。
とにかく表紙の絵が可愛い。でっぷりとした王様。ヨーロッパ感あるやや薄暗がりの中でのきれいな色合い。どうやら映画「アメリ」にもイラストを提供している絵描きさんが描いているらしい。
とまぁ、あまり中身に触れていないわけだけれど、是非読んでほしい。
あっという間に過ぎ、気が付けば疑問なんか浮かべそびれる迄もなくなりがちな日常を、王様は主人公のリーマンのおっさんに問いかけるのだ。
「おまえたちのところはそんな感じなのかね?」と。
でも、そんなやりとりから、今の人生がちょっぴり幸せに思える。
そして、王様に会いたくなる。
どうしても、天変地異、不慮の事故、どうしようもない病、命はいつ終わってしまうか誰にもわからないけれど、もう少し生きてみようか。そんな風に思えたら、この本も喜ぶだろうな。