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川緑 清の【テクニカル レポート】No.1

 ご覧頂き ありがとうございます。
 本文は 【連載小説】 塗料メーカーで働く 第十六話で 主人公の川緑の考えた実験の内容を レポートにまとめたものです。
 彼の試した実験の詳細について ご興味を持たれた方 ぜひ ご参照ください。

背景

 塗料メーカーに勤める川緑は 電線メーカー各社からの依頼を受けて 光ファイバー用の高速硬化タイプのUVカラーインクの開発を担当します。

 競合他社に比べて 貧弱な開発体制の中 UVカラーインクの開発競争に勝ち残るために 彼は 一計を案じ 独自の開発を進めます。

目的

高速硬化タイプのUVカラーインクの開発

課題

 硬化剤の反応性の数値化

 UVカラーインクは モノマーやオリゴマー等の反応性樹脂と 硬化剤と 着色顔料と 添加剤から構成されます。

 川緑は 高速硬化タイプのUVカラーインクの開発には インクの硬化性に関する新しい理論が必要と考え そのために まず 硬化剤(光重合開始剤)の反応性の数値化を検討します。 

有料部分の概要

関連情報

検討内容

成果


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