川緑 清の テクニカルレポート No.3
ご覧頂き ありがとうございます。
本文は 【連載小説】 塗料メーカーで働く 第四十九話 新人研修発表 に記載の高野さんの研究の内容をレポートにまとめたものです。
彼の研究の詳細について ご興味を持たれた方 ぜひ ご参照ください。
背景
塗料メーカーに勤める川緑は 電線メーカーからの依頼を受けて 光ファイバー用の高速硬化タイプのUVカラーインクの開発を担当します。
商社マン 菊川課長の提案を受けて UVランプメーカーとの共同研究に着手し 競合他社との競争に勝ち残るために 独自の開発を進めます。
目的
UVカラーインクの硬化性の数値化(その2)
テクニカルレポートNo2では UVカラーインクの硬化性の数値化の取り組みで UV光量と硬化性との関係を近似式にまとめましたが その関係は 一部で外れるものでした。
テクニカルレポートNo3では 硬化に関わる新しい要因を把握し 関係式に盛り込むことを目的としています。
課題
・微小エリアの硬化性評価方法の確立
硬化性の数値化のためには インク内部の硬化状態の観測が必要となり そのために 微小エリアの硬化状態の評価方法の確立が課題となりました。
・硬化性の数値化
確立した評価方法を基に 配合品の内部の硬化状態を調べました。
その結果を基に 硬化性に関わる新しい要因について検証し 硬化性を数値化することが課題となりました。
有料部分の内容
関連情報
・UVカラーインク配合品の硬化性(近似式)
検討内容
・配合品の硬化性評価
・光重合反応
・硬化性の仮説
・定式化
・仮説の検証
成果
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