その5「見知らぬ天井。」

昼ごはんを食べ終わったが、次に何があるのか何もわからない。でも特に指示もない。ましてや身ひとつの私には何も出来る事もなかった。

「だったらいっそ昼寝でもしてみよう」ぐらいの勢いで布団に横になってみた。
天井を眺めてもカバーの付いた蛍光灯とエアコンの換気孔、そしてスプリンクラーぐらいしかなくて面白みも何もない。白色に統一された天井は外光もあって明るくて何となくほっとした。

でも眠れるほど豪胆ではなかった。

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