その19「何も考えさせない事が大事。」

しばらく本を読んでいたら18時の少し前に夕食が運ばれてきた。昼ごはんから6時間が経つ事になる。待ってる時間は長いけれど食べるのはあっという間。そして膳が下げられるついでに夕食後の歯磨きをする。淡白ではあるけれど、今の自分にとってこの機械的な流れ作業は何も考える事もないので却って有り難かった。そして何より常に「死にたい」感情と背中合わせの毎日を過ごさずに済むかもという安堵感。この感覚は大きかった。

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