見出し画像

ロースクール1年目を振り返って

もう3月末ですね。ロースクール1年目ももう終わりです。
ということで1年間を簡単に振り返ってみることにします。
これはやっておけばよかったという反省点も書こうと思います。

1年間を振り返るとあっという間だったなと思います。
目の前のことを精一杯やっていたら終わっていた感じがします。


前期

入学した当初は、慣れない環境で、授業の予習復習、期末試験の勉強、予備短答の勉強、事務所説明会の参加、サマクラ応募のES作成に追われ、本当にしんどかったです。
学校では毎日3時間くらい気絶するようにお昼寝をし、目が覚めるとローの閉館時間を過ぎていて慌てて帰宅するのが日常茶飯事でした。
今となっては、辛さを忘れかけていますが、当時は相当疲れていたと思います。今は、学校でほとんど寝ないし、のんびり過ごせています。

夏休み

夏休みの2か月間は、司法試験の過去問起案とサマクラへのの参加をして終わりました。司法試験の過去問を解いてみたものの、書くべきことが分からずに、解答時間が30分余ったり、自分のレベルの低さに絶望しました。ただ、司法試験の形式面に慣れることができた、自分の弱点を知ることができた、試験対策としての勉強の方針を立てることができた点は良かったです。
サマクラにはありがたいことにたくさん参加させていただき、企業法務のイメージを深めることができました。まさか自分がサマクラに参加することが出来ると思っていなかったので、想像していたよりは忙しい夏休みになりました。通らないだろうと思ってもとりあえず応募することが大切だと学びました。日当ももらえるし、良くも悪くも参加して良かったと思います。

後期

ローの授業が前期よりも楽になったので、のんびり過ごせたと思います。期末試験も科目数減少に伴い、楽になりました。時間に余裕があったので、取り組んでいない司法試験過去問の起案をしました。学期後半は、レポート科目を多く受講していたので、レポートをひたすら書きました。全部合わせて6万字くらい書いた気がするような。締切間近は辛かったですが、レポート科目の成績が良く、GPAがすごく上がったので、頑張って良かったと思いました。期末試験は、各科目全範囲が試験範囲だったので、総復習ができて良かったです。大変でした('_')

春休み

選択科目の起案、スプリングクラーク、TKC模試に費やしました。
選択科目は今までほぼ手を付けておらず、ノー勉状態だったので、軽いインプットをした後、演習書を2周し、司法試験の過去問を10年分くらい起案しました。新しい科目を勉強するのは新鮮で楽しかったです。
スプリングクラークは今までとはちょっと系統の違う事務所に伺いました。自分が将来どのような仕事をしたいかを見つめ直すのに良い機会になりました。
春休みは、TKC模試のために、8科目の論証を総復習していた気がします。短答もすこーしだけ取り組みました。模試は大変でした('_')とても('_')
模試は、問題の質も、採点の質もあれらしいと聞いていたので、本番と同じスケジュール感を味わうことを一番の目的にしていました。成績は気にせず、リラックスして取り組みました。模試についてはまた何か書くかもしれません。

やって良かったこと

・期末試験対策に真剣に取り組んだ
→良い成績が取れなくても、勉強したことが自分の糧になることが分かった。

・サマクラに応募・参加しまくった
→サマクラに参加したことで、実務のイメージが軽くできるようになったし、自分が何に興味があって何に興味がないのかが分かった。サマクラはほぼ通らないつもりで1つ行ければいいなと思っていたけど、とにかくエントリーしていておいて良かった。

・ローで実務的な科目を履修した
→実際の弁護士が行っている仕事の体験をすることができた。実務で使える知識が身についた。

・色々な業種の方の話を聞いた
→大手企業法務、中規模企業法務、街弁、検察官、裁判官、インハウス、国家公務員、ありとあらゆる人と関わることができて、将来の進路の参考になった。大学時代には考えられないほど多くの人に出会った気がする。

・予習を適度にさぼった
→自分が当たらない回や当たってもその場で回答できるタイプの質問をする先生(逆に、予測可能性がなく、予習しても対応できない質問をする先生)の授業では、予習をしなかった。事例問題を解く授業は、さすがに答案構成くらいはしたが、結局は授業内で解説されるので、がっつりした予習をしなかった。

やらずに後悔したこと

・授業内容を論証集に一元化しなかった
→授業内容は、テスト前に詰め込んだ状態で忘れないだろうと思って、メモを追加しなかった。現実は、1か月後にはもう忘れており、「あー授業でやったけどなんだったっけ」と授業のレジュメを探す羽目になる。時間の無駄になっている。

・外資系の事務所と関わらなかった
→高い英語力が求められそうで挑戦できなかった。行ってみないと分からないのに、そもそも何の関わりも持とうとしなかったのはちょっと後悔している。

まとめ

ロースクールは、自分の時間がないというイメージがありましたが、意外とそうではなかったです。授業に関連しない司法試験の勉強をする時間もあったし、飲み会に参加したり、友人と遊びにいくこともできました。1年間は一瞬で過ぎ去ってしまったけど、濃度の濃い1年になりました。大変なこともたくさんあったけど、想像よりは楽しかったなという気持ちです。
無事に進級することとなり、次の1年間もあっという間に終わってしまうのだと思います。まもなく卒業がやってくると考えると、早いですね。
ロースクールでは、ロースクールだからこそ学ぶことができる実務的な授業を多くとるというのが目標です。
司法試験まであと少しなので、日々のロースクール生活を頑張りながら、試験勉強も頑張りたいと思います。
今は、合格できる気はしていませんが、できることを精一杯やりたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。
何か思い出したら追記します。
それでは、また。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?