出版社の生存戦略
今日は、出版社の未来について考えたいと思います。
今後出版社が繁栄していくためには、海外進出が必要です。これは、出版社に限った話ではないですが、日本の市場が縮小を続けるので、日本のみを市場としていては、必然的に企業も小さくなってしまいます。そのため、より企業が拡大するには海外に進出する必要があります。
では、海外で通用する出版社のコンテンツはなんでしょうか?
雑誌や小説などは基本的に海外で読まれることは稀ですので、漫画が海外戦略の鍵を握っているのは間違いないと思います。
そして、数年前から、その漫画に新たなビジネスモデルか生まれました。
アプリの電子コミックです。
今までは、コミックや単行本の販売によって利益が生まれていました。
しかし、アプリの電子コミックが生まれたことで、「広告を見る代わりに、漫画を読める」という新たなシステムが生まれ、結果として、「コンテンツを無料で消費者に届けて、企業から広告費を得る」というテレビと同様のビジネスモデルが誕生しました。
このビジネスモデルの誕生によって、今まで有料でしか読めなかった漫画を無料で読めるようになり、結果として「有料では漫画を読みたくない層」から広告費を通じて間接的に収益を得ることができるようになりました。つまり、収益方法が増えました。
今後、海賊版サイトに対抗しながら、企業の利益を上げるためには、こうしたテレビ型ビジネスモデルを海外でも行なっていかなければなりません。
また、漫画が人気になればなる程、IPとしての価値創造が重要になってきます。そして、そのIPを上手な使い方を探っていかなければならないと思います。
例えば、「ブランド価値」を守るために、安売りしないという戦略をとるのか?などとかを考えなければなりません。
簡単にまとめると、
日本の出版社が拡大するには海外進出が必要
↓
海外進出の鍵は漫画
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漫画の利益創出の仕方が重要
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IPの使い方が大事
日本の漫画には、生き残ってもらいたいので、今日は漫画の海外戦略について考察してみました。