新麦コレクション・講習会
エスプリ名古屋店から車で数十分ほどの場所に設けられた新麦コレクションの会場。三十人を超える客人が押し寄せた。
地元の小麦を使うパン屋さんがもっと増えてほしい、そんな願いから生まれた新麦コレクション。
新麦とは収穫から一年以内の小麦を指しており、風味に優れた小麦とパン作りのメソットを求めた客は錚々たる面子にあふれていた。
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パン作りのノウハウがないため内容の詳細を言及するのは控える。
日本のパンによくみられるもっちりふわふわなパンが苦手というりょうたろうさん。
みりんを使用したレシピを紹介しており、製粉の段階でもっと細粉化させないと小麦の良さが引き出せないと製粉会社に談判していたという。
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三十分程度話していたりょうたろうさんに比べ、学シェフの話は
数分で終わった。
講習会と銘打っているが、業界全体でチームとして集合し、困ったことを共有しながら活躍していこうということをポリシーにしているからだと思われる。
講習全員の話が終われば、客席に座り一対一で楽しそうに話す彼が印象的だった。
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少し名の売れた料理研究家が登壇していた場合、これがどれほど優れたソースであるかを熱弁しただけで終わっただろう。
しかしまなみシェフの
講習の内容はソースの作り方だけに留まらず店舗として利用するうえでオペレーションが簡略化できるという点にまで触れている。
レストランでの長期のキャリアが培った視野の広さがなせる業だといえる。
カメラマンとして参加した自分以外ほぼ全員がパンに関わることを仕事にしており、面持ちは真剣そのものだった。
ソースに用いるオリーブオイルをどこで買うのか、この黒コショウはどこで買うのかなど、作り方以外でメモを取る人も散見された。
愛知県や兵庫県など遠方から来られた人達にも驚かされたがひと際驚かされたのはグルマンの社長が見えたことだ。
自分やまなみさんも気に入って寄っていたパン屋さんのひとつであり、思い入れもあるパン屋さんの社長が向こうからあいさつに来られた。
ひきこもりの子供たちの自立支援など、まなみさんの活動に興味を持ってくれたという。
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写真は提供されたパンや料理の一部であり
これを一流のレストランがコースで出したとすれば二万円はかかるだろうと思われる。
東京の一等地でと考えれば、その倍ほどの値段になるだろうか。
これに学さんとりょうたろうさんのパンの講習とまなみさんのパンに合うソースの講習。終始、イベントは豪奢なものとなった。