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正義感

自らが信じる信念が正しいと思い込むことは誰にでもある。
そしてそれを誰かに訴え味方を多くし勢力を拡大しようという欲望を持っている。
正義感は犯罪者でも持っていて、持っていない人の方が僅少だ。
善悪の基準を持つことは、物事の価値を知ることと同じように、意味のあることで、誰もが持つべきものである。
正義感は時として争いにもなる。
自己を信じる者同士が敵対する剣のように争われることがある。
正義感という信念は過去の固定観念でもあることを肝に銘じて、それを現在へと放つならば、疑いという不安定要素を含んでいなければ総和として成り立たない。
疑いをそうではないという可能性を含むものであり、疑いは固定観念を未来へ導く鍵となる。
正義感によって他者を強要することは、固定観念を押し付けていることに他ならない。
正義感を押し付けられるものではなく、共感を求め相手の自主性に訴えるものである。
他者の心に訴え喚起させるもので、決して強要したりマインドコントロールしたりするものではなく自発的なものである。

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