映画ソムリエ:飲み会で語ると公害になる映画
ダークナイト』を飲み会で語ってくる男性がすごい公害
2009年私は一本の映画に魅了されました。その映画は、映像、音楽物語構成がハイレベルであるのに加え、光があるから闇があるというジレンマをえげつない表現で描いており、今までのキャラものの作品とは一線を画した作品です。私のヒーロー映画感を変えた作品です。その作品とは「ダークナイト」です。この作品の素晴らしさを少しでも多くの人に知っていただくため、私は人と話す機会があればダークナイトの素晴らしさについて語ってました。
しかし、ある日ひとつの記事を目にしました。その記事には「ダークナイト』を飲み会で語ってくる男性がすごい公害」と書かれていました。私は衝撃を受けました。記事になるくらいなので、私の他にもダークナイトの素晴らしさを広めるべく広報活動を行なっていた有志が大勢いると知ったとともに、受け手側は苦痛を強いられている事実を知りました。
ダークナイトは女性に受けが悪い
記事の内容は、『ダークナイト』が男性は大好きでけど、女性が見ても全然おもしろくない映画ナンバーワンと書かれていました。確かに『ダークナイト』は傑作ですが、老若男女全てにウケがいい映画かと言われるとそうではない映画であると納得してしまいました。逆に言えばダークナイトは男性が好きで女性が苦手な映画の代表映画と言えます。
男性受けの悪い映画
女性が好きで男性が苦手とするダークナイトの逆の存在もあるはずです。女性感の思考や思想の色濃いものとしては、「セックス・アンド・ザ・シティ」「プラダを着た悪魔」が代表と言えるでしょう。
マニアックな映画は男女問わずウケが悪い
男女の嗜好に対しての違いについて先に述べましたが、男女平等に公害な映画も存在します。(※映画自体は傑作ですが、ライトな映画トークの場である飲み会で語るような作品ではないという意味です。)それは、年間何十本と見て、目の肥えた映画マニアが唸る作品です。それらの作品は圧倒的に何かしらに秀でた作品である一方、万人受けせず、やや古いです。具体的には「レザボアドックス」「猿の惑星」「ブレードランナー」「ノッティングヒルの恋人」あたりです。
市民権を得た作品
マニアックな映画の逆である市民権を得た作品は、「ジブリ」「ハリーポッター」などです。しかし、冒頭の「ダークナイトを語りたい男」のみんなが知らない映画を広めたい欲求を満たすことができません。
まとめ
まとめると男女とマニア向けor大衆向けの2軸で分類できそうな気がします。図解したイメージが下記となります。要するに映画トークは話す相手に合わせて語るべき映画を選べということです。