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私が痔にならない理由は、神様のおかげ

植村花菜の「トイレの神様」を聞くと、「とりあえず女はトイレ掃除をしたら、美形になり、いい女になれるらしい」というメッセージが伝わってくる。  
この曲が売れた当時を思い返すと、今のようにポリコレが盛んに議論される時代ではなかったこともあり、もろもろと寛容な時代だったのだろうが、冷静に考えると「よく売れたな」としみじみ思う。

また、「トイレの神様」のPVを見ると、少女が素手で雑巾を使ってトイレ掃除をしている。植村家は苛烈な教育だなぁと思ったが、調べてみるとイエローハットの創業者である鍵山秀三郎氏が「その方が合理的である」といったファンキーな理由で広めたらしい。ちなみに去年、熊本で小学校教諭が生徒に素手でトイレ掃除をさせて懲戒処分を受けている。時代は変わるものだ。

さて、私自身、大学時代にこの曲をよく聴き、当時働いていたキャバクラの目がギンギンだった店長の影響で5年ほど毎日トイレ掃除をしていた。そのおかげか、腹を壊すことがほとんどなくなり、生牡蠣や生鯖を食べても当たらない体質になった。トイレの神様はイケメンにはしてくれなかったが、消化器系の強い男にはしてくれたと思う。

しかし、私にはトイレの神様だけでなく、菊座の神様も存在している。この神様を粗末に扱うと、イボができたり椅子に座るたびに激痛が走ったり、高熱を発したり、最悪の場合死に至ることさえある。  

だからこそ、私は菊座の神様も素手で洗っている。花びら一枚一枚の間を人肌程度のお湯で丁寧に洗う。この習慣を続けているおかげで、痔とは無縁の生活を送れているし、トイレットペーパーもほとんど買わなくて済んでいる。

このおかげで、直腸にカルキが侵入し、大腸がんのリスクを高めるとされるウォシュレットもほとんど使わない。あんな文明の利器を使うと、菊座の神様だけでなく、大腸の神様まで怒らせてしまう可能性がある。  

トイレの神様が私に消化器系の強さを授けてくれたように、菊座の神様もまた、毎朝のスムーズな排便で、日々の感謝と丁寧なケアに応えてくれている。
排便に苦労しているそこのあなたも、一度菊座の神様を「合理的な方法」で感謝を込めて洗ってみてはいかがだろうか。

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