見出し画像

暑さの違い:コロンビアと日本

暑さの比較:中南米と日本の気候
今回ラテンアメリカという名称は使わず、中南米を使用しています。それは地理的な事柄を述べているからです。ちなみにラテンアメリカを使用するときは「文化」「文学」などを言及する個人ルールですのでご了承ください。
 さて、先日、アルゼンチンの人が「すごい暑いね、日本は!」と汗を拭いていました。
「あ、アルゼンチンは今現在(8月)冬なんだ」と気がつきました。2018年にアルゼンチンに行った時、ユニクロのライトダウンを持っていきましたが、それでも寒かったように感じました。外国の方は、この日本の夏を体験したら、意識が飛ぶくらいに暑く感じると察しました。


入道雲


中南米=暑い、と考えておられる日本人はたくさんおられます。しかしながら、イコールではなく、中南米と日本の気候の違いは「時」軸と「場所」軸の違いだと思います。
1、時軸とは?これは日本の四季の移り変わりです。夏は日本列島どこでも暑い。多少の変化はありますが、今は35度の日はざらにあります。冬は日本どこでも寒いのです。


春・桜
秋・紅葉
冬・雪道

日本のように四季がはっきりとしている国、地域はそう多くはないでしょう。

2、場所軸とは?これは中南米です。例えば、コロンビアは暑い!と言い切れません。首都のボゴタは年がら年中日本の秋の気候で、寒い時は朝一桁の温度、一方、コロンビアや太平洋沿岸、パナマシティやアルーバ、キューバなどのカリブ海の島々は年柄年中暑く、湿度も高いので日本の夏とよく似ています。


コロンビアのカリブ海沿岸の観光都市:カルタヘナ


 そして、決定的に違うのが「湿度」です。私が長年暮らしていた、コロンビアのカリ市は、雨季と乾季があり、乾季時は暑いことは暑いのですが、30度を少し超えるても、湿度がまだ少し低いので、蒸し暑さはあまり感じません。スナック菓子を開けていても湿気ることもないようでした。ですから、中南米の人たちが日本に7月や8月に来られると悲鳴をあげます。「あぢー」と!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?