空手道場「道場訓」の解説2:挨拶は進んですること
道場訓
一つ、挨拶は進んですること
子供用にアレンジした道場訓の一番初めが「挨拶」でした。
挨拶は非常に大事です。しかし、費用も手間もかかりません。
時間もかかりません。
なのに、昨今挨拶をしない人が増えています。
挨拶は、社会生活や人間関係において非常に重要な役割を果たします。
その作用と機能を見ることにします。
1. 信頼と親近感を築く
(ア) 挨拶は、人と人との初めての接触や
日常の交流で信頼感を築く第一歩です。
そのベースになるのが「笑顔」です。
笑顔で「おはようございます」
「こんにちは」などと挨拶をするだけで、
相手に好意が伝わり、人間関係の土台を作ることができます。
また、相手との距離を縮めます。
2. 礼儀と敬意を表す
(ア) 挨拶をまずこちらからする、
というのは「あなたを尊重しています」「関心をもっています」
という現れです。
日本は下より、世界でも挨拶は相手を敬う重要な仕草・要素であり、
特に日本では礼儀を重んじます。
3. 会話やコミュニケーションの優れたきっかけになる:
(ア) 会話や仕事の話を始めるとき、
まず挨拶を交わすことでスムーズに会話が始まり、
やりとりが生まれます。
逆に挨拶がなければ、ぶっきらぼう、
接触がぎこちなくなり、良い人間関係が生まれません。
4. 集団の秩序を保つ:
(ア) 学校や職場、地域社会での挨拶は、
集団の一員であることを認識させ、
協調性を高めます。
また、朝の挨拶がある学校では生徒や
教師の連帯感を強める役割をします。
5. 自己表現:
(ア) 挨拶は自分自身の印象を他の人に与える最初の機会、
チャンスでもあります。
明るく元気な挨拶は相手に好印象を与え
、人を引き寄せる力があります。
6. 前向き
(ア) 自分から進んで、積極的に挨拶をすると
自分自身の気持ちが前向きになり、
朝なら一日を良いスタートで切ることができます。
相手とのつながりが深まり、
心が穏やかになる効果もあるでしょう。
(イ) ポジティブな雰囲気な創出:
挨拶を交わすことで周囲の雰囲気が明るくなり、
ポジティブな力が湧いてきます。
また相手もリラックスしやすくなります。
このように、挨拶をすることによってマイナスな面はありません。
人がするから、私もするというのではなくて、
先に行うということ。
空手キッズにも「挨拶を先にするのが勝ち」と言っています。
朝起きたら、まずお父さん・お母さんに「おはようございます」。
学校では先に先生に挨拶します。
また、学校から出る時も「さようなら」と友達へ先に挨拶をします。
ラテンアメリカ社会では挨拶は大変よくします。
公共機関、バスでの乗り降りでは運転手さんに
「ありがとうございます」は誰でもします。
会合で子供たちでも中座、退出するときは
「ありがとうございました、また明日」
とか「おやすみなさい」と必ず言います。
いつのまにか居なくなること、中座することは稀です。
挨拶は人生の基本です!
皆さんも明るく、堂々と挨拶を「先に」し続けましょう!!
お〜ッス!!
最後までお読みいただき
ありがとうございました!