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ラテンアメリカにおける「サバイバル力」 :生きることへのバイタリティー
サバイバルということ
サバイバル力
皆さん、さあこれからシリーズで中南米、ラテンアメリカ諸国
(ブラジル、コロンビア、メキシコ)
の色々なサバイバル力をのぞいてきましょう!!
別にサバイバルは、例えば無人島で火を起こしたり、
獲物をとって暮らしたりすることだけではありません。
現代社会でも色々な側面から見て、サバイバルが必要な時があるのです。
私はそれを「サバイバル力」と言っています。
ラテンアメリカにおける人たちのサバイバル力が強い
というのを今回紹介します。
コロンビアの事象
以前、コロンビアのカリのメトロバス(都市交通)の中で、小学生らしき男の子が:
「皆さん、こんにちは!僕は4人兄弟がいます。お腹が減っています。お母さんは病気でお父さんはどこかへ行きました。どうか食べ物を買えるお金をください」
と大きな声で乗客に叫んでいる。野球帽をひっくり返し、座席を回っていて恵む人や無視する人様々だったけれども(ちなみに私は100円程度いれました)、逆に、貧困の中とは言え、バスの中で生きるために精一杯自分のできることを言う子供がいるだろうか?
午前中だったので、普通なら修学している時刻である。
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それを目の当たりにして、
「おそらく日本ではこんなタイプな子供はいないだろうなぁ」
親に「学校行かないで、バスで稼いでおいで」と言われたのかもしれない、自分の糧は自分で働いて作らないといけない、と考えたのかもしれません。ともあれ、自分の手でサバイバル、生き伸びなければいけない、
と言う気持ちがラテンアメリカでは強いと感じます。
今回は自分のサバイバル意識があるかどうかの試練の連続でした。
それは、「今の日本のような平和ボケしたところで、
ヌクヌク生きてていいんかい、目覚めよ、サバイバル本能!」
と誰かに言われているようでした。
1、最初の試練
いきなり最初のフライト(羽田〜サンパウロ)の
ドタキャンから始まったのです。
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なんの前触れもなく、旅行社からもなく、もちろん航空会社からの通知もなく、空港につくと「あなたの便はキャンセルされました」と言われました。
「はあ?」となるでしょう。
原因はメンテナンス、しらんけど、航空会社の責任は?
現地には1日遅れて到着する、その原因で現地での移動の調整が必要となる、そんなことは「アンタの問題だ」という感じでした。
もともとの羽田〜ダラス〜サンパウロが、羽田〜ロス(一泊)〜NY〜サンパウロになりました。ロスの一泊については「お客さんで探していただいて、後日ネットで支払いします」「え?私が探して、立替しなくちゃいけないの?」「ハイ、そうです」
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生涯この航空会社は使わないと思いました(AAです)。
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頻尿なので、通路側の席を取っていましたが、
全部パー、「B」やら「L」
とかの後ろの席になりました。
でもそこで私のサバイバル力が復活したのです。
「そうだ、出発して到着することが大事なんだ」
私の旅行信念は「離陸したら着陸する」というものです。
それ以外は考えないことです。
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この信念は、中南米に在住する日系の方に教わりました。
その方は50年以上も現地に住んでいる年配の方ですが、
「出発したらね、着くんだよ、絶対にそうなんだよ」
というポジティブシンキングの持ち主でした。
そして、ブラジル、サンパウロ空港(グアルーリョス)に
到着しました。(続く)
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