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【10月】第3回目【出会い】幸せをテーマに文章で地域おこしに挑戦する協力隊の心の葛藤【日本/埼玉県/秩父/横瀬町/地域おこし協力隊】

皆さん、こんにちは。
横瀬町地域おこし協力隊ウェルビーイング担当のやすこです。

フリーランスになって気づいたのですが
休みってないですねw
ずっと活動している感じです。

ありがたいことに、
横瀬町内外に文章をとおして活動を発信することで反響(数値面も含め)があるのでそれがとっても励みになっています。
改めて、コツコツ発信することは大切だなと感じています。

私が地域おこし協力隊になった時に
『毎戸配布で活動を発信する』
という前例はなかったので
インタビュー調査して
町民の皆さんのモヤモヤに
コミットした企画をつくり
このような形式ができ
本当に良かったなと思っています。

横瀬町の方から
広報よこぜより面白い! 
楽しみにしている!
と感謝されたり
横瀬町以外の方からも会いたいと
役場をとおしてご連絡を頂いたり
こういう声がとっても励みになっています。

言葉や文章で発信する活動が
協力隊退任後も視野にいれた
ウェルビーイングの活動にも直結するので
そのスキルをもっと高めたいという理由で
毎週土曜日に研修に通っています。

今日は、研修でであった同期の受講生との出会いについて紹介します。

1.【まっちゃん編】相談した受講生が『ブックセラピスト?』だったw

宣伝会議が提供する『編集・ライター総合コース』は、現役で活躍する一流の講師陣が講座を担当されます。予想通り、レベルが高いし、自分の感情を刺激されます。毎回ついていくのに必死ですw

やる気だけは十分にあるので
いつも誰よりも早く教室に到着し
一番前の席に座り
受講しています。

この講座の目的は、ただ単に文章がうまい編集者・ライターになるのではなく、読者が読みたくなるコンテンツを提供し続けられる書き手になることです。

コンテンツを提供することで、きちんと対価を得られる(=プロ)ことが最終ゴールなのです。

講座を受講する中で、この世界がいかに厳しい業界なのかがヒシヒシと伝わってきます。自分の立ち位置や現実を直面して心が痛い時もあります。

そんな時に、私はなぜこの講座に通いたいと思ったのか?私はなぜ文章を書くことに価値を感じているのか?を振り返ります。

なぜなら、「稼ぐ」というパワーワードによって自分の「書きたい」と思わせてくれた、純粋な想いが、資本主義の波に流されそうになったからです。

そんな時に、同じ受講生である『まっちゃん(通称)』に、ポロリと自分のモヤモヤした気持ちを吐き出しました。

「この講座を受けて、『稼ぐ』という言葉に大分抵抗がなくなったと思う。一流の先生たちの講座を受講すると、『稼ぐ』ことを追うのではなく、世の中に自分が発信した価値・作品によって『稼ぐ』ことがついてきているイメージ。発信するまでに徹底した読み手(利他)目線が入ってきているから、『稼ぐ』という言葉がいやらしく聞こえない。

『稼ぐ』ことができなければ、生活できないし、生きていくこともできないからきれいごとではなく、それが最終ゴールなのも理解している。

でも、私が文章を書いて、発信するようになった出発点は、誰の見ていないところでも、社会(町)や人のために活動している人たちに光のスポットを文章で当てたいと思ったから。声なき人たち(=社会的に弱い立場の人)の声を大切にしたいと思ったから。誰かの人生を発信することで、読み手の誰かに幸せを届けたかったから。

だから、文章を書きたいと思った気持ちを忘れたくない。

でも、自分が大切にしたい想いは、市場が求めているものではないかもしれない。だから、書く目的を見失うし、すごく悩んじゃう……」

こんなことを、まだ2回しか会ったことがないまっちゃんに伝えた記憶がありますw

するとまっちゃん、すかさず、
「やっちゃん、この本読むといいよ~!」と
ぱっ、ぱっ、と2冊の本を紹介してくれました。

リーディングメモまで書いてくれて……1週間後に横瀬駅でまっちゃんからのメッセージに気づく。
感動してしまった!!号泣!
「すべての弱さは社会の伸びしろ」。 ひとりが抱える「弱さ」を、世界を良くする「力」に変えるアイデアのつくり方。それがマイノリティデザイン。

すごいと思った!!
講座の合間に自分の抱えている気持ちが溢れだし、つぶやいた言葉に、まっちゃんは今の私に必要な2冊を的確に提供してくれました。まっちゃんの頭の中には、今まで蓄積してきた知識と経験によって、選ばれ、集められてきた本たちがずらりと並ぶ図書館があるのだなと感じさせるほど、私の気持ちにぴったりな本を紹介してくれました。

まっちゃんの選んでくれた本で、私のモヤモヤした心が救われました。

『文章を書きたい』と思った気持ちを、ずっと、ずっと、これからも持ち続けようと改めて思うことができました。

さすが! ブックセラピスト!

受講した講座の中で、すごく印象的に残っている言葉をまっちゃんのおかげで体感できました。それは、以下の通り。

■人は、潜在的なインサイト(欲望・本音)を言い当ててくれた人やコンテンツに感謝する。
■インサイト(欲望・本音)を言い当てるとLOVE(感謝)が生まれる。
■インサイト(欲望・本音)は対象を見ていてもわからない。なぜなら、インサイト(欲望・本音)は人の心の中にあるから。 

嶋先生の資料から
まっちゃん、ありがとう!! (某有名出版社勤務)

2.【れいなさん編】バラードしか聴かない私がロック精神の持ち主だと気づいたきっかけ

宣伝会議が提供する講座で、少人数クラス(原稿作成トレーニング①~④)があります。このクラスの目的は、編集・ライティングに求められるスキルを身に着けることです。私は、ノンフィクションライターの石川拓治先生のクラスです。この講座では、先生から自分の文章について評価(点数)と講評を頂きます。自分の文章を評価されることは、現実に直面するので厳しく、落ち込みますが、とってもありがたいと感じています。

<石川拓治先生プロフィール>
早稲田大学法学部卒業後、雑誌ライターを経て文筆家に。
著書に『奇跡のリンゴ』『37日間漂流船長』『土の学校』『天才シェフの絶対温度』(幻冬舎文庫)、『ぼくたちはどこから来たの?』(マガジンハウス)、『HYの宝物』(朝日新聞出版社)、『国会議員村長』『三つ星レストランの作り方』『新宿ベル・エポック』(小学館)、『茶色のシマウマ、世界を変える』(ダイヤモンド社)、『京都・イケズの正体』(幻冬舎新書)、『あいあい傘』(SDP)などがある。

宣伝会議HPより

れいなさんと出会ったのはこの講座の取材インタビューがきっかけでした。

ペアの相手は、事務局の方がAIをつかって組合せ、お知らせ下さいました。

受講生同士、お互いにインタビューをして『おもしろい』と思ったことを記事にするという課題。れいなさんの、第一印象は、『すごく清楚で、柔らかい雰囲気の方』
でも、インタビューする中で、れいなさんの言葉や文章に対する熱い想いが伝わってきて、芯のある素敵な女性だなと感じました。

インタビューを終えて帰っていく他の受講生たちが目に入らないほど、れいなさんの人生に夢中になってしまいました。

今回、プライベートな内容を話して頂いたので、私の書いたれいなさんの記事は、受講生のみの共有となりますが、れいなさんにインタビューをさせて頂いたときに、学生時代からバンドをしていて、パンクロックが好きで、その理由が、ロック精神に共感できるからとお話しして下さいました。

ロック精神????

普段、バラードやヒーリングミュージックしか聴かない私は、ロックについて知らなくて、具体的に「ロック精神とは何か」さらに突っ込みました。

れいなさんは、「ロックをやっているとすごく自分らしくいられる。大きいものに巻かれない。媚びない。間違っていると思ったら、自分の意思と言葉を使って戦うというロック精神が好き。やりたいことを追求したり、表現したりする人に憧れるし、私もそうありたい」と話してくれました。

この言葉を聞いて、私もいっしょ〜! シンクロ~と思い、恐らく、この辺から、私のテンションはMAXになっていきましたw

普段、私が大切にしている想いをれいなさんが言語化してくれ、『私の精神ってロックなんだ』ということに気づきましたw

れいなさんとの出会いをとおし、AIのマッチング、マジですごいなと感じましたw

最近、モヤモヤしていたことは、『結局、世の中、金じゃん!! ウェルビーイング(幸せ)とか地域活性化って言ったって、結局、必要なのはお金なんだよ』って当たり前のことに改めて気づき、でも、なんかまっすぐ受け入れられない自分もいて、少しやさぐれていましたw 

でも、れいなさんの話を聞いて、やさぐれていた心をフラットに戻すことができました。

改めて、ロック音楽について調べ、まとめると
『自由や反抗、個人の表現を象徴し、社会の不条理や不正に対する抗議の手段としても用いられてきた。ロックを通じて自分の意見や感情を表現することは、自己のアイデンティティを確立し、社会に対して強いメッセージを発信すること』

人は感情は表現することで芸術になる。

この日以来、ロック音楽は心臓がバクバクしちゃうのであまり聞かないけど、改めて、『私もロック精神の持ち主だ』と気づかせてもらい、このような感情は、近藤やすことして忘れちゃいけないなと思いました。感謝!

もちろん、れいなさんからも取材を受けました。

私は、なぜ、横瀬町の地域おこし協力隊になったのか?具体的にどのような活動をしているのか?などをお話させて頂きました。

1回目のインタビューで終わりではなく、れいなさんにお声がけ頂き、再度インタビューをお互いし合う機会をつくりました。

待ち合わせは、WITH HARAJUKU(ウィズ原宿)。

原宿のど真ん中で、PPTを見せながら、横瀬町の活動を一生懸命プレゼンする自分を客観的に考えるとめちゃくちゃ笑えるなと思うくらいすごく熱く語っていたと思います。

この時、れいなさんと横瀬町の写真を撮ろうと思っていましたがすっかり忘れていましたので、後日、写真を撮らせて頂きましたw

れいなさんにも私の記事を書いていただきました! ありがとうございました!

れいなさん! 優しさの中に芯がある女性! (某有名アパレル勤務マーケティング部)

3.ヒューマンマッチングやすこ! 作動する!

研修が終わると
受講生同士で飲みに行くことも多いようですが(人脈づくりに重要)
秩父まで結構距離があり遅くなりたくないのと
次の日イベントの手伝いが朝イチからあったりと
ほとんど参加せず直帰しますw

でも、素敵なれいなさんとまっちゃんが会ったら面白いだろうな~ということで、2人が出席されている時にマッチングしました! 

講座後、まっちゃんがお声がけ下さり、少しの時間でしたが、3人でカフェに行きお茶をしました。やっぱり予想通り素敵な2人で、めちゃくちゃ楽しかったです。マッチング成功w

クリエイティブな人たちは本当に面白い。
日本という社会に適応して生きているけど、
自分の声(言葉)を大切にしている人たちだと思います。

がっつりな研修でみんなと仲良くなれる機会が常にある訳ではないので、ご縁がある方と出会えてすごく幸せだなと思いました。

まっちゃん&れいなさん&やすこ

4.石川先生からの評価&講評(10/12)

れいなさんの記事を、10月12日に石川先生より評価&講評頂きました。

■文章は上手だと思います。
■エッジの効いた、クールな言葉づかいも上手です。
■けれど、内容が希薄です……などなど

どひゃ~!!
前回よりも評価は格段に上がっていましたが
(前回はキラキラした表参道が、灰色に見えました)
もっともっとれいなさんの魅力を引き出せたのに
れいなさんの本質に光が届かなかったのだと思いました。

石川先生は、ノンフィクションライター。
『奇跡のりんご』という本を世に出し、長年光が当たらなかった主人公の方に光を当て、世に出し、映画化にまでなっています。一見、強面ですが、先生の講座から「シンクロシニティ」の話がよく出てきて、すごく共感できます。

文章を書くってどんなこと? 
なんで書きたいの? 
自分の心の中で思ったこと! 
伝えたいこと! 
例えば、「お母さん見て」「セミのぬけがらだよ」と子どもの頃、自分が面白いと思ったことを素直に文章にすることが大切と石川先生に言われました。

私はこの言葉に、
「セミのぬけがらを自分が面白いって思っても、読み手が面白いと感じるのか」ここに不安を感じました。
その気持ちを素直に先生にぶつけると、
「そこまで考えなくてもいい。自分が面白いということをもっともっと深堀すること。そうすれば読み手も面白いって感じてくれるから」という言葉に涙が出てきました。

自分の本当に感じる気持ちに自信がなかったのだと思います。
文章を書くことの正解が分からない。
でも、その正解は、自分の心が持っているんだと言われているような気がしました。もっと自分の本能に素直になろうと思いました。カッコつけて、体裁の良い文章を書くより、インタビュアーに光を当てるために、まず、自分の心に何が面白いのか、ときめいたのかに素直に向き合い、光を当てようと思いました。

できるかな……。 とりあえず、前回よりは一歩前進できたような気がするので、人と比べず、自分のスピードで前に進んでいきたいと思います。

今回の講座は、涙が止まりませんでした。きっと、いろいろといっぱいいっぱいで不安なんだと思います。

地域おこし協力隊で
概念を要請としたウェルビーイングに対して
文章で地域おこしに挑戦して
でも、実際は葛藤だらけで
いつも自問自答して
市場に需要があるのかそこに気を取られて
自分のインサイトに耳を傾けることができませんでした。

すごく一生懸命生きていると思います。
生かされています。
チャレンジすることは
苦しいこともありますが
幸せなことだと思います。

この研修を受講するにあたって
横瀬町の地域おこし協力隊担当者から
「近藤さんだからOKがでたんだよ」と言われました。活動は地道ですが、見てくれている人がいると思ってコツコツ活動をしていきたいと思います。

「自分が面白いということをもっともっと深堀すること。そうすれば読み手も面白いって感じてくれるから」

素敵な出会いと先生の言葉、大切にします^^

本日も長文を読んでくださりありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします!!

横瀬町が恋しい

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