【11月】横瀬グルメを食べながら、地域おこし協力隊制度がなぜグレーだと感じるのかを考える【日本/埼玉県/秩父/横瀬町/地域おこし協力隊】
皆さん、こんにちは。
横瀬町地域おこし協力隊
ウェルビーイング担当のやすこです。
先週と今週は、主に地域の方々との交流を意識して活動をしました。
現在、横瀬町には23名の
地域おこし協力隊がいます。
私のことではなくても
「地域おこし協力隊」というキーワードを
ひとくくりにまとめて
町民の方から厳しい意見を頂くこともあります。
現状について把握していることは説明できますが
制度上のことになると
私自身ではフォローする手立てもなく
心が痛みます。
それでも、横瀬町の人が好きだからこそ
自分のコミュニティだけで留まるのではなく
様々な意見を持った町民の方に
会いに行くことは大切なんだと思っています。
その中で今週私が感じたことをまとめました。
1.現役地域おこし協力隊がモヤモヤする気持ちを自分なりに整理してみました!
総務省が発信している「地域おこし協力隊」の手引き・ハンドブックには、次の通り書かれています。
「地域おこし協力隊員」は、それぞれの人生における大きな決断をして移住し、慣れない生活の中で地域協力活動に従事します。隊員を受け入れる地方自治体は、業務面のみならず生活面も含めてサポートする必要があります。
また、受入自治体が隊員を受入地域につなぎ、受入自治体・受入地域・隊員の三者で「想い」を共有することで、隊員の円滑かつ有意義な地域協力活動を実現することが重要です。
「地域おこし協力隊」制度は、各自治体や地域のニーズに合わせ、隊員が自身の才能や能力を活かして活動する機会を提供します。また、地方で理想とする暮らしや生きがいを見つける場としても活用されています。
「地域おこし協力隊」「地域」「地方公共団体(自治体)」の「三方良し」の取り組みにより、この制度の導入効果が高まると考えられています。
全国的に、この制度に関するトラブルや「地域おこし協力隊」の退任は、受入地域・受入自治体・隊員の三者のミスマッチが原因であることが多いです。
横瀬町は、この制度を利用して移住・定住(個人の選択であり、必須ではない)する隊員が多いため、選ばれている良い「地域(地方)」といえます。
近い将来、人口減少や少子高齢化により、地域の存続が厳しい時代に突入すると予測されています。「地域おこし協力隊」制度は、他人ごとではなく、自分ごととして、横瀬町(地域)の未来を地域全体で一緒に考えるきっかけになるのではないかと私は考えています。
ポイント:「各立場の視点に立つこと」
地域おこし協力隊制度に関する課題は常に、
「地域おこし協力隊」
「地域」
「地方公共団体(自治体)」の各立場で考えること。
3者の「想い」の
バランスが上手くとれた場合に限り
この制度の効果が最大限に近づく。
2.地域おこし協力隊制度が「グレー」だと感じる理由とは?
地域おこし協力隊制度は、都市部から地方への移住を促し、地域振興を図るために総務省が支援する取り組みです。この制度は地方自治体が主体的に隊員を受け入れ、地域課題の解決に向けた活動を進めるもので、地域ごとの特色やニーズに応じた柔軟な設計がなされています。しかし、その柔軟さゆえに「グレーだ」と感じる人も少なくありません。今回、総務省が発信している資料をもとに、制度が「グレー」と捉えられる理由を私なりに考え、自治体や制度に対する理解を深めていきたいと思います。
①地域おこし協力隊制度とは?
地域おこし協力隊は、自治体が都市部から人材を招き、地域の課題解決に取り組む活動です。各地域に定住することを目指して約1〜3年間の任期中、農林業の支援や観光振興、住民支援、地域魅力発信、PRなど多岐にわたる活動が行われています。総務省は、隊員の活動経費や報酬などを支援することで、自治体と隊員の取り組みを後押ししています。
②制度が「グレー」に感じる理由
地域おこし協力隊制度が「グレー」と感じる一因は、各自治体が持つ裁量の幅広さです。この制度は、各地域が自分たちの実情やニーズに合わせて活用できるように設計されています。例えば、地域によって隊員に期待する役割は異なります。農業支援が主な活動となる地域もあれば、観光資源のPRや地域の伝統行事の再活性化が重視される地域もあります。このような活動内容や自治体ごとの受け入れ方針の違いが、制度の「グレーさ」として捉えられがちです。
③各自治体の任用形態や勤務条件の違い
地域おこし協力隊制度では、各自治体が隊員の任用形態や勤務条件を独自に設定しています。多くの自治体では会計年度任用職員として隊員を雇用しますが、中には自治体と直接雇用関係を持たず、業務委託という形で活動を委託する場合もあります。このような選択肢の幅があることで、地域の実情に応じた柔軟な対応が可能ですが、逆に隊員側からすると「なぜ地域によって雇用形態が異なるのか」という疑問が生じることもあります。これが「グレーさ」の一因として感じられることがあります。
④活動費の使途における多様性
活動費の使途における多様性は、制度が地域ごとの特色や課題に合わせて柔軟に対応できるよう配慮されているためです。総務省は地域ごとの異なる課題に対応するために、特定の支出項目を厳しく制限するのではなく、自治体がそれぞれの判断で予算を割り振り、地域に根付いた活動を支援する仕組みを整えています。これにより、各自治体は地域の現場で必要とされる具体的な支援を行いやすくなっていますが、こうした自由度があるために「どこまでが適切なのか」といった曖昧さが感じられることもあるのです。
⑤地域の多様性を支える「グレーさ」の意義
なぜ、制度にこれほどの裁量が認められているのでしょうか?
その理由は、地方が抱える課題やニーズが非常に多様であり、地域ごとに求められる支援の形も異なるためです。例えば、過疎地域の山間部では、高齢化した農家をサポートする活動が必要とされます。一方、観光資源に恵まれた地域では、観光プロモーションを通じて地域の経済を活性化することが求められます。また、隊員が地域に根付くためには、単に業務を行うだけでなく、地域住民との信頼関係を築くことが不可欠です。このため、地域ごとの柔軟な判断基準に基づく制度運用が、地域に即した隊員活動を可能にし、隊員自身の定住・定着を促す効果にもつながります。
⑥まとめ
地域おこし協力隊制度が「グレーだ」と感じられるのは、総務省が各地方自治体に対して自主的に運用できる幅広い裁量を認めているためです。この裁量は、地域の多様な課題に合わせた柔軟な活動を可能にし、地域で生まれる新しいアイデアや取り組みを支える重要な仕組みでもあります。制度の「グレーさ」は地域ごとの多様性を活かすための工夫と捉え、協力隊員や自治体がともに目指す地域の未来に共感を寄せるきっかけとなれば幸いです。
【参考資料】
①https://www.soumu.go.jp/main_content/000975740.pdf
②https://www.soumu.go.jp/main_content/000881094.pdf
3.横瀬町のおすすめグルメ情報
定期的に、決まったメンバーで
「横瀬女子会」を開催しています。
「集まるか!!」と声がかかっても
皆それぞれ忙しいので
だいたい1ヶ月以上先で予定を合わせますw
超気軽&超本音で地元のグルメを堪能しつつ
久しぶりに集まって、近況報告をしています。
何だかんだゆるく続いている感じが心地良い。
横瀬町には地元の料理が楽しめるお店がたくさんあります。
来ることがあれば、ぜひ、ご利用ください!!
【天狗坂】
〇埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬1595
〇電話:0494-23-8846
〇営業時間 11:00~14:30/17:00~21:00 (時短営業中)
〇定休日 月・火曜日(不定休有)
〇駐車場 120台
地元内外の人から愛されるお店って
〇美味しい
〇ボリュームがある
〇手ごろな値段
〇居心地が良い
◯接客サービスが良い
がそろっているような気がします。
仕事終わりの2時間招集でしたが
濃密な時間を天狗坂さんで
過ごさせて頂きました。
ありがとうございました!!
4.ちょっと嬉しかったこと
ウェルビーイング通信「ぬくとまる」が人気です。
昨日、横瀬町の町民の方から、電話を頂き、
「「ぬくとまる」の記事が欲しい」ということで
ご自宅まで夕方届けに行かせて頂きました!
久しぶりに訪問したこともあり、おばあさま含め
皆さまにお会いでき、お茶を頂きながらお話しました。ちょっと業務でイライラしていたので、息抜きができてすごく癒されました! 横瀬町はいつも人に助けられる!
「ぬくとまる」はいつも人とのご縁を運んでくれます^^
Web版:note「埼玉県」「地域おこし協力隊」 人気記事約10,000中 1位、2位浮上中
5.今月も業務は順調
12月1日発行予定のWB通信「ぬくとまる」紙版の役場の最終確認を終えました。発注まで行くととりあえずホッとできます。来週の横瀬町広報コンテンツも町長からの最終確認を終えました。今週は、いろいろ角度から町民の方との本音を聞かせて頂きました。横瀬町の課題を全国的な視野で、主観的かつ客観的に物事を捉えるよう心掛けています。
来週からは、特別企画の取材、記事作成にはいります。会計など確定申告の準備もしなくっちゃ。あと、5月からずっと横瀬町の方からお声がけ頂いていた「かわせみいきいき体操サポーター養成講座」にも参加します。
相変わらずバタバタしていますが、何かあればお声がけください!!
本日も読んでくださりありがとうございました。
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引き続き、応援よろしくお願いします。