昨日は開店指導のお客様と立川で会いました。
今日は今のところ曇りですが、天気はだんだん悪くなり、夜には雨か雪の予報です。雪が降れば良いと思うのですが、もう寝ている時間かもしれないので、雪見酒は無理な様な気がします。まあ、雨でも雪でも降ってくれればこの異常な乾燥には良いのだろうと思います。
昨日は、秋のカフェ講座を受講して下さったMさんと立川で会いました。一時にお会いしたのですが、三連休初日の土曜日で、流石にカフェはどこも混んでいて、どうにかグランデイオの飲食店街の紅茶屋さんに席が取れました。
この紅茶屋さんは私が近頃良く使うお店で、なかなか居心地が良いのです。珈琲の豆屋の話を紅茶屋さんでするのもどうかと思うのですが、私は昔から良く紅茶屋さんを使います。紅茶屋さんと言うのは大きなお店が多くテーブルも大きいので話には都合の良いお店が多いです。
Mさんの現況などを聞きながら、ある程度開店指導の話をさせて頂きました。話は一応済んだので、二人で新秋津の燕珈琲を観に行きました。立川から新秋津は西国分寺で武蔵野線に乗り換え2つ目ですので、近いと言えば近いのです。
私としては燕珈琲のお店(内外装・設備)だけでなく、立地も観ておいて欲しかったのです。燕珈琲は何しろ悪立地です。南方郵便機も悪立地ですが、ここも負けず劣らず悪立地です。こちらの方がまだ、駅からは近いかも知れません。
ただ、南方郵便機もそうですが、燕コーヒーも良く売れてきました。そういう意味では、豆屋は立地でやる物では無いという、私の豆屋に対する毅然とした(笑い)態度も充分理解出来る立地です。
良い場所ばかりを探しても豆屋は上手く行くわけではありません。場所が悪いよりは場所が良い方がいいという程度の違いです。その為に開店を諦めたり、開店が遅くなるなどは具の骨頂です。
じゃあ、なんなのという事になるのですが、豆屋は豆の味と、主人の接客です。これが素敵でなければ豆屋は上手く行きません。昨日も、Tさんは私達の居るうちに来店した3組程のお客さんの接客をしていましたが、後でMさんに聞いた所ソフトでとても親切な接客だったというお話でした。
ただ、これはやる人によるので、私の接客とは大きく違います。ソフトならば良いのでは無く、その人なりの接客で、お客様が安心して豆を買う事の出来る接客なら良いのです。
一番悪いのは暗い接客です。何となく店も売れないし、店にいても詰まらない等と言う感じの接客では、お客様は二度と、店へは来てくれません。豆が幾ら美味しくとも駄目なのです。
ただ逆に言えば、接客は教える事も、教わる事も出来ません。教える事の出来る接客は大型店やホテルのマニュアル接客だけです。10坪も無い小さな店でマニュアル接客が役に立つ事は殆どありません。その人の人としての在り方が全てです。だから小さな店の仕事は面白いのだと私は思っています。あなたがどんな人であるか直ぐに分かってしまうからです。