あなたも豆屋を始めませんか。 ⑲ 豆屋の季節のオン・オフとは
豆屋は昔から夏は売れないと言われてきました。今はアイスリキッドなどを作りますので、うちの店では一年で一番売れる月は7月だったりしますが、アイスリキッド等を余り作らない店ではやはり夏は売れない時期が続いたのかもしれません。
ただ、昔とは違う様な気はしてきて来ています。その原因として一番大きい物はやはり家庭にクーラーが普及した事では無いかと思います。
一家に一台どころでは無く、一部屋に一台と言いう勢いになって来ていて、これだけ猛暑の夏でも家に入ってしまえば、気持ちの良い涼しさなのだと思います。
だから以前は7月・8月・9月と売れなかった豆が良く売れているのでは無いかと思います。当店の開店指導店である、伊勢崎の<至福>も、新秋津の<燕珈琲>も、この夏も売り上げを落とさず営業出来ています。
特に今年の夏は猛暑が続きましたが、これは逆に人が余り外出しなくなった為もあり、逆に良く売れているという結果になっているのかもしれません。コロナの時とよく似ているような気がします。
昔は10月がオフからオンへの切り替わり時でした。10月1日に<コーヒーの日>があるのはその為です。しかし、近年は、10月は夏では無いけれどまだまだ暑い時期です。今年もそうなるのかも知れません。
それでもこの暑い9月も豆は売れています。別にアイスコーヒー用ではありません。皆さん夏でも朝からホットコーヒーを淹れて飲んでいるのです。クーラーのお陰です。こうやって世の中は変わっていくのだと思っています。
世界は、いろいろ問題はありますが、多分人類はそれを一つ一つ解決して行ける力があるのでは無いかと思います。
核戦争で人類が人類を破壊しないうちは。