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僕と2B

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ニーアオートマタの2次創作小説パート1 大学生の僕とゲームの世界から飛び出してきたキャラの2Bと幼なじみの六花との日常風景。
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2024年6月の記事一覧

僕と2B 12-2

Chapter 12-2

モール内に2Bがいる、と言う情報は直ぐに広まって、少しでも立ち止まると人だかりが出来る。
コスプレのイベントでもあるのか
と勘違いされているみたいだった。

途中でゲームセンターに入った時は特に人々の反応が凄かった。
元々ゲーム好きな人が集まるから当然と言えば当然だった。
中にニーアオートマタのクレーンゲームがあった。
ケースの中には色々な武器があった。
もちろん、刀や

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僕と2B 12-1

僕と2Bと六花の3人は、僕の部屋から車で小一時間のところにある最近出来た商業施設に来ていた。
国内最大手のショッピングモールだ。
スーパーの他に180店もの専門店があり、スクリーン数15を誇るシネコンも併設されている。
レストランやフードコートも充実していて、1日過ごすことができる。
建物は、巨大なドーナツ形の4階建てで、センターラインの両側が開いていて、そこにそれぞれスーパーとシネコンがある。

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僕と2B 11-2

Chapter 11-2

翌日からダンスの振り付けを練習し始めた。
とりあえず1曲踊ってみよう、と言うことらしい。
アンノウン・マザーグースと言う曲で六花のお気に入りらしい。
2Bがモデルの動画を2種類見せてもらったけど、結構ハードルが高そうだ。
六花はマスターしてるみたいだけど。
今日もダンス部のアトリエを借りてるんだけど、ダンス部の邪魔にならないように隅っこを借りてる。
今日の六花の練習着は

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僕と2B 11-1

Chapter 11-1

僕が別館前で、刀の攻撃の型をしているのを見ていると、六花が近づいてきて言った。
「2Bさん、時間があったらあれ、やってるやんなぁ。」
「剣術部にはお墨付きをもらったし。」
「マジ?あの剣術部が?」
「それに体を動かしてないとなまるみたいで。」
「アンドロイドもなまるんか。」
「うん、でもなんか他に無いんかな。全身運動。」
僕がそう言うと、六花が意味深な笑みを浮かべた。

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僕と2B-10

Chapter 10

「なぁ、花子見いひんかった?」
酪農科の里美が同じ酪農科の清志に聞いた。
放牧場から牛舎に戻して来た中に、今年生まれたばかりの子牛の内の1頭の姿が見えなくなっていた。
「集めた時にはおったんか?」
「うん、おった。額のハートマーク見たもん。」
「そうか、どこ行ったんやろな。探しに行こか。」
「うん。」

「よし積み上げ完了や。重機を所定の場所に返しておいてくれ。

「OK

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僕と2B-9

Chapter 9

ある日、ロボット研究室の窓から別館前の広場を見ていると、六花が声をかけて来た。
「ナインズ、何を見てるん?」
「え、あぁ、2Bが刀で攻撃の型をしてるんや。」
「えぇ~っ、うっそー!」
そう言うと六花が僕と並んで、2Bを見る。
「うわぁー、ホンマや!ゲーム内とは迫力が全然違うやん!」
「さすが、バトラー型やな。」
「あの刀はホンマもん?なわけないか。」
「ジュラルミンで出来た模

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