空の巣症候群をきっかけにまた母を想うこの頃
息子の結婚を機に
再び空の巣症候群に陥ってしまっている私。
最近は、自分が結婚した頃の母のことを思い出し
そればかり考えてしまっている
そんな鬱々とした気分を抱えていたお正月、
弟が皆で見ようと、懐かしい写真を沢山持ってやってきた
今さら見たくもない🤣私の結婚式の写真もあり
その中に
留袖姿の母が一人で写っている写真を見つけた
そういえば当時もいい写真だね、と皆で話した記憶はあるけれど…すっかり忘れていた
あれから、ずっとあの写真の母の表情が頭から離れない🥺
当時は自分の母のことをキレイとか
可愛いとか考えたことはなかったけど
今改めて見ると母はとてもキレイで
その表情は…嫁いでいく娘を見送る
切なさと少しの喜びと安堵、誇らしさのような感情が入り混じっているようではあるけど
でも、今の私には母の寂しい心情が強く滲んで見えてしまい
頭から離れなくて涙が出てきてしまう
思っていたより早く結婚してしまった娘、私
当時母は私がそんなに早く結婚するとは思っていなくて
せっかく大学を卒業して就職して仕事を頑張るのかと思っていたのに…
という思いだったと思う
反対はされなかったが
とにかく寂しそうで落胆していた印象がある
それでも
知らないうちに少しずつ台所用品や細々した日用品を買い揃えていてくれていて
「これ買っといたよ」
「こんな物もいるでしょ?」
と嬉しそうに見せてくれた様子はよく覚えている
嬉しい気持ちと寂しさのせめぎ合い
先日、結婚が決まったある女性が
「母親が喜んでくれていない…
祝福ムードなんて全く無くて寂しい」
と嘆いていると人づてに聞いた
それは辛いね…
と彼女の心情を思いながら
でもね…そんなもんだよ
とも思った
当然祝福する気持ちはありながらも
親は誰しもどうしようもない寂しさも感じてしまうもの
自分を顧みてもそうだし
私の母もそうだった
母はもう少し私にそばにいてほしいと思っていたみたいだから
祝福する気持ちになるまで葛藤があったと思う
そんな母を残して自分のことだけしか考えられず家を出た私…
今頃になって私は胸が痛んでいる
今思えば「空の巣症候群」で鬱になりかけていた母
写真の母の表情が忘れられなくて胸が痛むのには
理由があって…
母は私が結婚して家を出た後
少し鬱っぽくなったことがあった
割とすぐに私は双子を授かり
母も忙しくなったので
多分そんなに長い期間のことではなかったと思うが
いつも、忙しく動き回っていた母が
「何にもしたくない」
と無気力になっていて
とても戸惑ったのを覚えている
当時たまたま近くに住んでいた従姉妹が
度々母を訪ねては、話し相手になってくれていたので、深刻な事態になることはなかったけれど
あの頃の母の心情が今の私には
分かりすぎるほど分かる
本当に自分の事しか考えられなかった娘だったな
と思う
当時の私は
自分の環境や仕事に行き詰りを感じていて
息苦しさもあり
環境を変えたいと結婚を急いだ面が否めない
私の苦境に母は何の責任もない
自分自身で自分の道を切り開けなかった私自身の問題
なのに私は自分だけ逃げたしたような
そんな後ろめたさもずっと感じていた
親の心子知らず…
息子が結婚した寂しさから
過去の自分を顧みて
親子とはこういうものかと
子どもは悪気なく親を傷つけ
自分が親になり親の年齢に近づいた時
親の気持ちを知るんだなと
そんな事をしみじみ考えてしまうこの頃🙄
しばらく考えないようにしていた、母のこと…
新しい年という節目のせいか
母がいないことが辛くて、また油断すると泣いてしまうような毎日
暗いな…私😶
次は何か楽しい話を書きます🫡