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セトについて


カインがアベルを殺してしまったので、その代わりにアダムとエバの間に神が授けられた子がセトで、アダムとセトの系図からアブラム(後アブラハム)、ヤコブ(後イスラエル)、モーセ、イエスが出ていきます。

彼らは、アベル(霊の学者)の家系であり、カイン(物質の学者)とは対立構造をもちます。対立とは言っても、霊と物質の2側面という意味であり、調和のとれた関係も存在するものです。

ただ、アベルとの大きな違いは、セトは、蛇と交わった女性の民族カインに対立する者として神によって与えられた者なので、蛇に対応する起源(ルーツ)をもちます。

聖書 創世記に4つの川として描かれているのが、この4つの起源にあたります。

また、蛇という存在はこのうちの1つの起源に属する者たちです。

ですから、アダムとエバよりも古いルーツを持ち、カインにもそれを与えているためにアベルが太刀打ちできなかったので、同じ起源の1つである者たちを神がセトとして蛇の子孫との対立構造を創っていきます。

霊の学者と物質の学者の関係性は、宇宙において霊が上に位置しますので決まっています。

このことに反逆を企てようとしたのが蛇の起源を持つ者たちとその子孫たちです。物質の学者が霊の学者に対して上に位置づけるような支配を地上で展開して行きます。

戦争の目的は、表面的には感情面での対立とされており、実際は利己的な富の略奪であるのですが、真の目的は霊的な根拠の殲滅と隠蔽にあります。

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