婚約しました。
前回の記事を書いてから、ずいぶんと時間が経ってしまいました。
あの頃は、彼のご実家へ挨拶に行く前で、あんなことやこんなことを心配していました。5月にそれぞれの家へ挨拶に行き、タイトルにもあるように今月、無事に婚約しました。(婚約ってなにをもって婚約というのか曖昧というか、人それぞれなところがあると思いますが、ホテルのレストランでプロポーズの言葉をもらい、婚約指輪もオーダーしてきたので私たちはこれにて婚約期間に入ったということにしました)
彼の家族はとても暖かく、私は「何の心配もいらなかったじゃん…」と心底驚きました。というのも、私は姉弟の1人に障がいがあり、子供の時から“お嫁さんに行けるのか”が人生最大の不安でした。昔から“一番頭のいい学校に行きたい”とか“○○で一位を取りたい”という向上心のある子どもではありませんでしたが、“幸せな家庭を築きたい”という気持ちは強かったので、もしその希望が叶わなかったら、しかもその理由が自分自身ではなく、姉弟にあったら、私は誰を恨めばよいのだろうか、ということが怖かったのです。(いつか“きょうだい児”をテーマにした記事も書きたいなぁ)それが、彼のご家族は理解がある方で、彼も事前に話してくれていたこともあり、まるで「○○は人参が嫌いで…」とかいうレベルの話をするかのトーンでお話ができたのでとても有難かったです。私がこれまで“きょうだい児”としてつらかった瞬間は自分の好きな人(友達とか先輩後輩とか含めて)が障がい者を悪く言うときでした。“悪く言う”というのも、凄く酷い言い方をする人にはそうそう出会わないのですが、まるで当たり前のことのように「こんなことしたら障がい者みたい」とか、そういう略語を言ったりとかする人は意外と多くて。だから、今回のご実家挨拶でも、姉弟の障害について話をして、その直後のご家族の顔を見るのが凄く怖いと思っていたのですが、ご家族の皆さんがそれまでと全く変わらない顔色・表情で、幸せだな、自分の気持ちを諦めずに心の向くまま彼を好きになってよかったってその時に思いました。