添加物が書かれている場所

食品添加物は「加工・保存・味付け」などを目的に使われていて、日本では約1500品目の添加物の使用が許可されています。
#詳しくは今度お伝えします

ところで、使われている添加物がそもそも食品のどこに書かれているかご存じですか？

添加物は食品の表や裏、横に書いてある「食品表示」に書かれています。

食品表示とは食品について書かれたもので「名称」「原材料名」「内容量」「期限 (消費期限 or 賞味期限)」「保存方法」「製造者」などが示されています。
#ただし容器が小さい場合やその場で作って販売されているものには表示がない場合もあります

ちなみに、この食品表示とは別に「エネルギー (熱量)・たんぱく質・脂質・炭水化物・食塩相当量」などの食品の栄養成分を表示した「栄養成分表示」も書かれていることもあります。

これらの表示の中で見ていただきたいのは「原材料名」のところです。

例えば…原材料名が「食用植物油脂 (国内製造)、醸造酢、ぶどう糖加糖液糖、卵黄 、レモン果汁、酵母エキス / 調味料 (アミノ酸等)、香料、酸味料、着色料 (アナトー色素)」だったとします。

色々な材料名が書かれていますが、この中で食品添加物が何かわかりますか？

正解は「 調味料 (アミノ酸等)、香料、酸味料、着色料 (アナトー色素)」です。

添加物はこれらの他にもたくさんあるのですが、どうやって見分ければいいのでしょうか？

「1500品目以上もあるのに多くて覚えたくない😓」「カタカナや漢字だらけで覚えられない！」と思われましたか？

実は、どれが添加物なのか簡単にわかる方法があります。

それが「/ (スラッシュ)」に注目する方法です。

「/ (スラッシュ)」以降の品目全てが添加物です。

「/ (スラッシュ)」以外にも改行したり、別の欄に書いて示されていることもあります。

ぜひ買い物する際に見てみてください！
#ちなみに原材料名は使用量が多い順に書かれています

次回は食品添加物の種類や働きについてお伝えします。

参考：e-ヘルスネット「食品添加物」
池戸重信「食品表示法 施行の背景とQ&A解説」食品表示検定協会編. ダイヤモンド社
岩館博人「食品表示・賞味期限のウラ側」ぱる出版
仲村健弘「今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい食品添加物の本」日刊工業新聞社
農林水産省「食品表示について」
厚生労働省「食品添加物」