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【白駒池の秘密】《心洗われる大自然の旅》『星空ボート体験と白駒荘宿泊記』

この記事は、下記の方に特にお勧めです

✅ 自然が大好きな方
✅ 都会の喧騒から離れたい方
✅ 特別な宿泊体験を求める方
✅ 星空観賞が好きな方
✅ ハイキングや登山を楽しみたい方

要約

長野県の八ヶ岳山麓にある白駒池と白駒荘での滞在を詳細に紹介します。静かな湖畔でのハイキングや、地元の新鮮な食材を使った夕食、さらには星空ボート体験が、自然との一体感を強く感じさせてくれる特別な旅。都会の喧騒を忘れ、自然と宇宙の神秘を存分に味わえるこの旅は、心身ともにリフレッシュしたい方に最適です。

白駒荘に宿泊してみた感想と旅の記録

今回は、長野県の八ヶ岳山麓にある「白駒池(しらこまいけ)」へハイキングと宿泊を楽しみに行ってきました。特に、白駒池に佇む山荘「白駒荘(しらこまそう)」に宿泊した経験について詳しくお伝えします。

東京からの旅路

私たちの旅は東京から始まりました。グーグルマップによると、白駒池の入り口までは約3時間半で到着する予定でしたが、現実はそう簡単ではありませんでした。山道のカーブが続く道中や、道幅が狭くなる部分でのスピード調整など、思ったよりも時間がかかり、結局到着までには5時間以上を要しました。道中の疲れを癒すことができるのか不安を感じつつも、なんとか白駒池入り口の有料駐車場にたどり着きました。

白駒荘へのアクセス

駐車場に車を停め、いよいよ白駒荘へ向かいます。駐車場から白駒荘まではおよそ15分のハイキングコースです。この短いハイキングの間にも、八ヶ岳の美しい自然や苔に囲まれた道を歩くことで、疲れも忘れてしまうほどでした。
道中には、白駒池周辺の樹林帯が広がり、湿度の高い森の香りが漂います。深呼吸をすると、日常のストレスがすーっと消えていくような感覚を味わいました。

白駒荘の到着とチェックイン

白駒荘に到着すると、山荘特有の温かい雰囲気に包まれました。白駒荘は、昭和初期から続く100年の歴史ある山小屋で、訪れる人々に安らぎと癒しを提供してきた場所です。
館内は木の温もりが感じられ、シンプルでありながらどこか懐かしさを感じさせるインテリアが印象的でした。私たちは早速チェックインを済ませ、荷物を部屋に運び込みました。

白駒池周辺の散策

夕食まで1時間ほど時間があったので、白駒池を一周する散歩をすることにしました。白駒池は標高約2,100メートルに位置し、日本一標高が高い天然湖として知られています。その周囲を囲む深い緑の森と、澄んだ湖面が印象的で、どこを切り取っても絵になる風景が広がっています。この日は天気が非常に良く、青空の下での散歩は非常に気持ちが良いものでした。

白駒池の一周はおよそ40分から1時間程度。湖畔をぐるりと回ると、木々の間から差し込む日差しが水面に反射し、キラキラと輝いて見えました。途中、野鳥のさえずりが聞こえたり、時折風に揺れる木々の音が静かな湖畔に響き渡ります。自然の音に耳を傾けながらの散歩は、まさに癒しそのものでした。

豊かな植生散歩中、様々な植物を観察することができました。特に印象的だったのは、地面を覆うように広がる美しい苔です。緑色の絨毯のようで、触れたくなるような柔らかな見た目でした。

野鳥の声歩いている間中、様々な野鳥のさえずりが聞こえてきました。自然のBGMに包まれながらの散歩は、心が洗われるような素晴らしい体験でした。

写真スポット池の周りには、絶景ポイントがいくつもありました。特に、池に映る逆さ八ヶ岳の景色は圧巻でした。カメラを持参した方は、ぜひ様々な角度から撮影してみることをおすすめします。

白駒荘の夕食体験

白駒池を一周した後、宿に戻ると、夕食の時間が近づいていました。疲れた体を癒し、1日の終わりを締めくくる贅沢な時間が待っています。白駒荘での夕食は、地元の新鮮な食材をふんだんに使った、心温まる料理が魅力です。

自家栽培の贅沢な食材

まず最初にいただいたのは、白駒荘自慢の自家栽培の食材でした。特に印象的だったのが、黄色いスイカと、柿のような見た目のトマトです。黄色いスイカは、その鮮やかな色合いと甘みが特徴で、まるで果物を食べているかのような感覚でした。通常のスイカとは一味違い、ほのかな酸味と豊かな甘さが口の中に広がります。暑い夏の日にぴったりの一品で、疲れた体に染み渡るような清涼感を与えてくれました。

一方、柿のようなトマトは、その見た目からまず驚かされます。一口食べると、ジューシーで甘酸っぱいトマトの風味が広がり、その独特な食感に驚かされました。新鮮なトマトはそのままでも美味しいのですが、白駒荘ではシンプルに塩をかけるだけで、その旨味がさらに引き立ちました。

和牛ときのこの絶妙な組み合わせ

メインディッシュとして供されたのは、大きな和牛のステーキでした。3枚もの厚切り和牛は、それ自体が贅沢な一品です。和牛はポン酢でいただくスタイルで、さっぱりとしたポン酢の酸味が、和牛の濃厚な旨味を引き立てます。脂が程よく乗った和牛は、口の中でとろけるような柔らかさを持ち、ポン酢との相性が抜群です。

さらに、この和牛ステーキには信州産のきのこが添えられており、その組み合わせが絶妙でした。きのこは、白駒荘ならではの新鮮な地元産で、しっかりとした風味と食感が楽しめます。和牛と一緒に食べることで、きのこの香りと旨味が肉の味をさらに引き立て、シンプルながらも贅沢な一皿となっていました。特に、しめじやエリンギ、舞茸といったきのこの種類が豊富で、それぞれのきのこが持つ個性が和牛との相性を一層引き立てていました。

夕食を通じて感じた自然との一体感

白駒荘での夕食は、単なる食事ではなく、自然との一体感を感じる体験そのものでした。地元で採れた新鮮な食材がふんだんに使われており、それぞれの料理からは、八ヶ岳の自然の恵みが存分に伝わってきます。都会では味わえないこの贅沢な時間は、白駒荘ならではのものであり、ここでしか体験できない特別なひとときでした。

窓の外には、夜の帳が降りるとともに、静かな湖と周囲の森が深い静寂に包まれます。この静けさの中で、美味しい食事を楽しんだ後の満足感に浸りながら、夜に控えている星のボート体験

白駒荘での夕食は、まさに自然と共に過ごす贅沢な時間でした。この場所でしか味わえない新鮮な食材と、自然の恵みを感じる料理は、日常の喧騒から離れて、心身ともにリフレッシュするには最適です。

もし白駒池を訪れる機会があれば、ぜひ白駒荘に宿泊し、この特別な夕食を体験してみてください。

白駒荘の魅力

白駒荘に宿泊する際にまず感じるのは、そのシンプルでありながらも温かみのある雰囲気です。山荘特有の質素な美しさがあり、木の温もりに包まれた空間が、訪れる人々に静かな安らぎをもたらします。都会の喧騒から離れ、自然の中で過ごすこの場所は、日常生活では味わえない特別な体験を提供してくれます。

山荘ならではのシンプルな空間

白駒荘の部屋は、必要最低限の設備にとどめられたシンプルな作りです。贅沢な家具や最新の家電が揃っているわけではありませんが、それがかえってこの山荘の魅力を引き立てています。木製の家具や床、窓から見える緑豊かな景色は、訪れる人々に自然との調和を感じさせ、心地よい静寂を提供します。日常の忙しさやストレスから解放され、心からリラックスできる空間です。

環境保護への取り組みとその影響

白駒荘では、環境保護の観点から、いくつかの制限が設けられています。

例えば、洗顔、シャンプーや石鹸などの泡立つものは使用できません。

これは、自然の湖や周囲の生態系を守るための重要な取り組みの一環です。泡立つ化学物質が自然環境に与える影響を考慮し、宿泊者にはその使用を控えるようお願いしています。このような取り組みは、環境に対する白駒荘の深い配慮を感じさせ、宿泊者もその理念に共感しながら滞在することができるでしょう。

また、白駒荘では電力供給に制約があるため、ドライヤーの使用も推奨されていません。

ドライヤーを使うと電力消費が増え、山荘全体の電気が落ちてしまう可能性があります。この制限により、宿泊者は自然のリズムに合わせたシンプルな生活を余儀なくされますが、これもまた都会では得られない貴重な体験です。自然の中で過ごす時間を大切にし、人間本来のシンプルな生活を見つめ直す機会となるでしょう。

どうしてもシャンプーをしたい方へのアドバイス

どうしてもシャンプーをしたいという方には、
「水のいらないシャンプー」
を使用することをお勧めします。このタイプのシャンプーは、水を使わずに髪を清潔に保つことができるため、環境に配慮しつつも快適な滞在を実現することができます。自然の中での生活に少しでも近づきつつ、個々の快適さも確保できる方法です。

このような制約があるからこそ、白駒荘での滞在は特別なものとなります。シンプルでありながらも、自然との共生を大切にした生活を体験することができるのです。白駒荘の部屋は、豪華な装飾や便利な設備はありませんが、それ以上に価値のある「静けさ」と「自然との調和」を提供してくれます。

白駒池と白駒荘を訪れる際のポイントとして、以下のことを挙げておきます。

  1. 道中の時間に余裕を持つ
    東京から白駒池までは、予想以上に時間がかかることがあります。特に山道に慣れていない場合や、交通状況によっては5時間以上かかることもあるため、余裕を持ったスケジュールを立てることが重要です。

  2. 持ち物の準備
    標高が高いため、天候が変わりやすく、夜間は冷え込むことがあります。防寒着や雨具は必須です。また、軽いハイキングを楽しむのであれば、歩きやすい靴や水分補給のための飲み物を持参すると良いでしょう。

  3. 自然を楽しむ心
    白駒池や白駒荘周辺は、手つかずの自然が広がっています。都会の便利さや娯楽から離れ、自然と向き合う時間を大切にすると、より一層旅を楽しむことができます。

まとめ

白駒池と白駒荘で過ごした時間は、まさに日常を忘れさせてくれるものでした。美しい自然に囲まれ、静かな時間を過ごすことで、心身ともにリフレッシュすることができました。白駒荘は、長年にわたって多くの登山者や自然愛好家に愛されてきた山小屋であり、その魅力は今も変わりません。

もし、東京の喧騒から離れ、自然の中で心ゆくまでリフレッシュしたいと考えている方がいれば、白駒池と白駒荘はぜひ訪れる価値のある場所です。四季折々の美しい風景と、心温まるおもてなしがあなたを待っています。

ぜひ、次の休暇には白駒池を訪れて、その美しさと静けさを体感してみてください。

星空ボート体験の魅力と体験記

白駒荘での滞在をさらに特別なものにしてくれたのが、夜の星空ボート体験でした。これは白駒池ならではのユニークなアクティビティで、自然と一体になりながら、満点の星空を楽しむことができる贅沢なひとときです。今回はその体験について詳しくお伝えします。

星空ボート体験の概要

白駒池での星空ボート体験は、1晩にわずか三組限定という特別なツアーです。夜の静寂に包まれた白駒池の湖面をボートで進みながら、空一面に広がる星々を眺めることができます。暗闇の中で見上げる満点の星空は、都会では決して味わえないほどの迫力と美しさがあります。

しかし、私たちが参加した夜は予想外の展開が待っていました。三組限定と聞いていたはずが、実際には六組もの参加者がいました。少し驚きましたが、それでも星空を楽しむには十分なスペースが湖にあり、湖面にボートが浮かぶ光景はまさに夢のようでした。

自然との一体感を味わう時間

夜の白駒池は、昼間とはまったく異なる顔を見せます。湖面は鏡のように静まり返り、周囲の山々は暗闇に包まれています。ボートに乗り、湖の中心に向かうと、空には無数の星々が瞬いており、まるで宇宙の一部に溶け込んだかのような感覚を味わいました。この自然との一体感は、心を静め、日常の喧騒を忘れさせてくれるものです。

湖の中心に到達すると、ガイドの方がボートに取り付けられたライトを星空に向けて照らし、星座の解説が始まりました。星座の名前やそれにまつわる神話を聞きながら、実際にその星座を指し示してもらうことで、ただ星を眺めるだけでなく、星空に対する理解を深めることができました。

流れ星との出会い

星空ボート体験の最中には、運が良ければ流れ星を見ることができます。私たちも幸運にも、二回の流れ星を目撃することができました。
暗い湖面に映る星々は、まるで手を伸ばせば届きそうなほど近く感じられ、流れ星が一瞬の輝きを見せるたびに、心が躍る瞬間を味わいました。流れ星に願いをかけるのも、この体験ならではの楽しみのひとつです。

ガイドによる星座解説

ボート体験では、経験豊富なガイドが別のボードから星座や天体に関する興味深い話をしてくれます。星座の位置や動き、さらにはその歴史や文化的背景についても詳しく教えてくれました。例えば、北斗七星やオリオン座など、誰もが知っている星座を実際に夜空でライトで確認しながら、その意味や神話について聞くことができました。こうした解説があることで、ただ星を眺めるだけではなく、学びのある深い体験となりました。

真っ暗の中でのスリリングな体験

満天の星空に感動しながらも、真っ暗な湖面を進むボートは少しスリリングな体験でもありました。ボートがゆっくりと流される中で、周囲には全く灯りがなく、漆黒の闇が広がっています。時折風が吹くと、湖面がさざめき、ボートが揺れる感覚は少し怖さを感じる瞬間もありました。しかし、その緊張感がかえって自然との一体感をより強く感じさせ、特別な夜の冒険となりました。


星空観賞の準備と体験のポイント

星空ボート体験を楽しむためには、いくつかの準備が必要です。まず、夜間は気温が下がるため、暖かい服装を用意することが重要です。特に湖上は風が強く感じられることがあり、寒さを防ぐために重ね着やブランケットを持参することをおすすめします。

また、星空を撮影したい方は、一眼レフやiPhone15pro以上のスマホカメを持参すると良いでしょう。長時間露光が可能なカメラで、星空の美しさを記録することができ素敵な写真を残すチャンスです。

星空ボート体験のまとめ

星空ボート体験は、白駒荘での宿泊をまさに魔法のようなひとときに変えてくれました。静寂に包まれた湖上で感じた自然の息吹、夜空に煌めく星々と流れ星の瞬き、そして星座の物語に導かれるような体験は、心に深く刻まれる特別な瞬間でした。まるで時間が止まったかのように、目の前に広がる無限の宇宙と美しい自然に浸り、日常では決して味わうことのできない感動を全身で感じることができました。この体験は、ただの旅の思い出を超え、私の心に永遠に残り続ける特別な宝物となりました。

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