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至高のサービス?リッチモンドホテル山形駅前vsコンフォートホテルvsルートインホテル ホテル日記001 2024.09.29-30

スクチャイのホテル日記001 山形>山形市

~序~
最近宿泊したホテルでいくつか感動したことがあるので吾輩自身の備忘録を兼ねNoteに掲載していこうと思う。
なおサービスは良くも悪くも日々変更されるので現在の情報は公式サイトや直接ホテルに確認されたし。
特に書き手はホテル従業員ではない一般の利用客がまとめたものなので情報の不備もあるだろう。
当記述を参考にしてのホテル利用はそれらの点をくれぐれも留意され、情報はあくまで参考程度に活用されたし。2024.10.03

ありえへんほどずば抜けたサービスだった「リッチモンド山形駅前」2024.09.29-30


2024.09.29から一泊して他のホテルに見られないたいへん感動した機能やサービスを経験したのでそれを紹介しよう。

1.ラウンジ

宿泊客は全員利用可能なラウンジ

ラウンジは、正午12時から夜中0時まで、チェックイン日とチェックアウト日の両日中を含め、朝食を付けなくても宿泊客は誰もが利用できる。

朝食は2000円だが、その朝食を付ける付けないに関わらず宿泊客は全員利用できるのだ。

もちろん出入り自由で何度でも。

時間内であれば、チェックイン前の利用とチェックアウト後の利用も可能。
チェックアウトしてからその日の夜中0時まで利用できる。

果たしてどういう状況の人がチェックアウトした日の夜中の0時までソフトクリームを食べに来るのか? はさておき・・・(≧∇≦)

※注)実際ソフトクリームを食べられるのは遅くても22:00まで。(後述)

1-1. ラウンジのソフトドリンク

飲物のソフトドリンク類は温も冷もあり、一般的な「ドリンクバー」にあるような機械、サーバーからセルフで行う。

飲み物を入れた紙コップに蓋をして部屋などに持ち出しも可能。

飲み物の種類も紙コップも一般的と言えば一般的だ。

強いて言うならティーバッグの種類が豊富だったので紅茶派の吾輩にとっては嬉しかった。

客の飲物サービスはコーヒーと一方的に決めつけてくるホテル(例:ルートインホテルのロビー)や企業団体などの応接室などが多いところ、紅茶派を無碍にしていない姿勢のリッチモンドの好感度がさらに上がった。さすが!(≧∇≦)

1-2. ラウンジのソフトクリーム

ナガノのくま御一行もご満悦。
ラウンジの飲物とソフトクリーム。
果汁感満載の巨峰ソフトクリームを食べて
ご満悦のナガノのくま

さて、吾輩がホテルで最も気に入ったソフトクリームの話だ。

泊りに来る前、正直、ソフトクリームの品質や味には期待していなかった。

安い食べ放題の店の片隅にセルフ式でよくある冷たくて甘いだけの子供だましのソフトクリームを想像していたのだ。

その吾輩の予想を超越した当日のソフトクリームはバニラと巨峰の2種、+ミックスもあるので都合3種類がノズルから出る。ちなみにフルーツは随時変更されるらしい。

巨峰は果汁感いっぱいでとてもおいしかった。
バニラは牛乳の旨味とコクがあり北海道で食べるソフトクリームに似る満足感があった。

こりゃ機会ある毎に食べに来たいソフトクリームだ。

「ホテルに泊まる理由がソフトクリームだっていいじゃないか人間だもの」

ともかくここのソフトクリームの引力はすごいぞ。(≧∇≦)

親切なスタッフさんがソフトクリーム原液のパッケージをチラ見せしてくれた。
見間違いでなければ確か果汁20%ほどと書いていたような気がする。明らかに濃度高いぜ!

優秀なソフトクリームの機械

ソフトクリームは21:30で補充終了。
以降なくなり次第終了か22:00で完全終了だ。
機械のメンテナンスの事情なのだろう。
ソフトクリームの機械は日々のメンテナンスが大変だとあちこちで聞いている。

1-3. ラウンジの手洗い場

ラウンジ入り口自動扉(手で触れなくても手を近づけるだけで開く)から入ってすぐ左脇に手洗いシンクが洗剤と共にある。
これが非常に便利で、外出先から帰った直後でも手洗いだけのためにわざわざトイレに行かなくてもよいのだ。
入ってすぐだし扉には触れていないし、衛生的にかなり優れている設定だと感心した。
ここもリッチモンドの好感度をさらに上げた要因のひとつだ。

1-4. ラウンジは持ち込み可能

持ち込み可能をいいことに「つや姫」弁当やら
団子やらおはぎやらあれこれ持ち込み

ラウンジは食べ物持ち込み可能だ。

一般的なホテルラウンジは、国内海外問わず、マリオットでもヒルトンでも、ラウンジ内に自前の食べ物はマナーとして持ち込み禁止だ。
ルームサービスはラウンジに運んでもらって食べることが許される場合が多いが、それすらも許さない外資系ホテルも経験している。

そこで、ラウンジに自前の食べ物、例えば外で買ってきた弁当やおやつをラウンジに持ち込んで飲物と一緒にいただき、さらに食後にソフトクリーム食べ放題、というリッチなリッチモンドのラウンジ方式はどうだろう。

それがチェックアウトした当日も夜中0時まで許されるのだ。

自由度が圧倒的に高いではあ~りませんか。

吾輩のような自由人には感性と趣向がとてつもなく合致するサービスなのであった。

1-5. ラウンジでの吾輩の経験

吾輩の経験では・・・当日のその時の利用客は吾輩一人。

たまに飲物を自室に持ち帰るために取りに来てすぐに出て行った観光客のようなご家族ご夫婦が数名。
その後、外出から帰った直後らしい兄ちゃん一人が入ってきて、飲物を楽しみながらスマホをいじり10分ほどしたら出て行った。

・・・と、ほとんど常に静寂の空間で、吾輩だけの神聖なる領域が滞在中維持されていたのだった。

ちなみに吾輩は外で買ってきた「つや姫」のご飯が詰まった美味しい弁当を食べた。
落ち着いて自分のペースで食事ができる意味で、その辺の飲食店に行くよりもよっぽど良いと感じた。
飲物も多種多様で好きなものを自由にセルフで飲めばいい。

時間や社会に囚われず
幸福に空腹を満たすとき
束の間吾輩は自分勝手になり
自由になる。
誰にも邪魔されず
気を遣わずものを食べるという孤高の行為。
この行為こそが
現代人に平等に与えられた
最高の癒しと言えるのだ。
(引用:孤独のグルメ・オープニングの言葉)(≧∇≦)

ともかく吾輩は、今、なんて気楽なんだろう!

しかも食後はおいしいソフトクリームだぜ!そこの奥さん!

このラウンジ機能と快適さが何より今回のリッチモンド山形駅前滞在での大きな発見、収穫だったのだ。

昨今は空港のエリート会員向けラウンジでも、その会員数の増大でめちゃ込みでストレスも多く、もはやラウンジの体をなしていないという状況が多いのだ。

リッチモンド山形駅前のラウンジはそのようなエリートラウンジをはるかに凌駕した高貴な空間を提供してくれているのだった。

ここで、言っておかないといけないのだが、全国の他のリッチモンドホテルでも山形駅前のようなすばらしいラウンジ機能があるのかと言えば「ほとんどない」が現実なのだ。

公式サイトでは一覧がないのでカスタマーセンターに電話して訊いた。
そうでなければリッチモンドホテル全国42件一軒一軒のホテルサイトをくまなくチェックするしかなかったからだ。

カスタマーセンターからの回答は、ラウンジがあるのは全国42ホテルの中で山形駅前を含めてたったの4ホテルだけ。
山形駅前の他に、京都のリッチモンドホテルプレミア京都駅前と同じくプレミア京都四条の2件、そしてリッチモンドホテル那覇久茂地の合計4ホテルとのことだ。

近々松本に行きたいと計画していて宿泊はリッチモンド松本と考えていたのだが、松本にはラウンジはなし。

しかも朝食が階下のファミリーレストラン「ガスト」で提供されるという微妙なサービス。

ロイヤルホスト系列のはずなのに、なぜかライバルの「ガスト」なのですよ!そこの子持ち奥さん!

そういうわけでリッチモンドホテルのすべてが山形駅前のように素晴らしいサービス機能が揃っているというわけにはいかず、ラウンジ機能についてはむしろ山形駅前がレア(稀)であったということが発覚し、ホテル毎にサービスがそれぞれ異なっているということもわかった。

個性があるのはむしろ楽しいが、果たしてそれが「合う」サービスなのかどうかは客それぞれの趣向によるだろうし実際に泊まってみないとわからないところだ。

1-6. (比較)コンフォートホテルのラウンジ機能「ライブラリーカフェ」

吾輩は過去(2024年7月)にコンフォートホテルに一泊した。すると2025年3月末まで毎月5回全国のコンフォートホテル内のライブラリーカフェ(ラウンジのようなスペース)を利用することができるクーポンが毎月メールで送られて来るようになった。泊まらなくてもホテルのカフェスペースに無料で入り飲み物が自由に飲め休憩できる権利だ。このカフェも食べ物の持ち込み自由なので飲み物と一緒に弁当やおやつを食べてもいい。自宅近くや出先にあれば便利な休憩場所として使えるのだった。

このカフェ(ラウンジ)のあるコンフォートホテルは全国で46件だ(数え間違いがなければ)。ラウンジのあるリッチモンドホテルが全国でたった4件なので、コンフォートホテルの方が圧倒的に数が多い。全国のコンフォートホテルの中でライブラリーカフェが併設されているホテルは全体のおよそ半分ぐらいのようだ。

そのコンフォートホテルのカフェのオープン時間帯はリッチモンド山形駅前と同じく毎日12:00-0:00(ホテルによっては14:00から)で、宿泊客はチェックアウトした日も当日夜中0時まで利用可能だ。外来のクーポン利用者も同じ時間帯に利用できる。クーポン利用者はレセプション(フロント)に立ち寄ってクーポン処理をしてから利用する。

ちなみにリッチモンドホテル山形駅前からも見える山形駅の反対側にあるコンフォートホテル山形駅前はあいにくライブラリーカフェがないホテルだ。
全部のコンフォートホテルにライブラリーカフェがあればさらに便利になるだろうが、現在のところ約半数のホテルにしかない。
それでもリッチモンド(4件)と比べると圧倒的に件数が多いのだ。

さて、ラウンジ(カフェ)の内容の大きな違いはソフトクリームがあるかないかだ。
リッチモンドはソフトクリームだけでなくソフトドリンクの種類も多いので飲み物はリッチモンドの方が恵まれている。しかしリッチモンドのラウンジは宿泊が前提なので宿泊なしの外来でラウンジを利用することはできない。

吾輩の場合、比較的近所にカフェがあるコンフォートホテルが幸い2件あるのでカフェクーポンはいずれかのホテルできっちり毎月5回使っている。

飲み物の種類はリッチモンドほどはないが、夏の暑い時に空調で涼をとれたり冷たい飲み物が飲めたりするのはありがたい。
ただし盛夏でも冷たい飲み物がないホテルもある。コンフォートホテル新潟駅前だ。
暑い外から入ってきて熱い飲み物しかなかったらほんとうにがっかりなのだった。
一方、コンフォートホテル燕三条は冷たい飲み物、レモンウォーターや冷紅茶などの冷たい飲料がガラスポットで常時2種類が設置されてあった。熱い外から戻っきてこれらの冷飲にリフレッシュされたのであった。
このようにホテルによってサービスが多少違うようであった。

「ライブラリー」と銘打っているだけあって地域や時流に沿った書籍が選抜されて置いてあり、カフェ内で自由に読めるようになっている。
例えばコンフォートホテルすすきのライブラリーカフェには「失われた定山渓鉄道」の貴重な資料書籍があり休憩中に興味深く読んだ。
またコンフォートホテル燕三条のライブラリーカフェには「ブラタモリ・新潟市他編」があってTVでは新潟市編を見てなかったのでこれも興味深く読んだ。

図書館ほどの書籍数がなくても(おそらく100-200冊数程度)このように興味深い本に出会えたりする。

ちなみにコンフォートホテルの公式サイトやリーフレットには「プロの図書選抜者」という人がいるようで、当人がニコやかドヤ顔で「俺が選んだんだぞ!」とアピールしている顔姿の写真がある。
じっさいソツがない本が並んでいるので「ドヤ顔」に対して文句は一切ない。(≧∇≦)

さて、繰り返すが吾輩はコンフォートホテルには比較的最近一泊しただけだ。
いつまでその「泊まらなくても利用できる無料カフェサービス」が続くのかはわからないが、あちこち動き回っている自由人の吾輩には泊まらなくても無料でラウンジ機能を利用できるコンフォートホテルのサービスは大変ありがたいのだった。

以下リンクのコンフォートホテルライブラリーカフェ体験記(燕三条と新潟駅前)をご参照

ホテル日記002 コンフォートホテル燕三条ライブラリーカフェ利用2024.10.06

ホテル日記004 コンフォートホテル新潟駅前ライブラリーカフェ利用2024.10.08,09

ホテル日記005 コンフォートホテル札幌すすきのライブラリーカフェ利用2024.10.28&31

2.チェックイン/アウト

2-1. リッチモンドホテルの場合

ホテル標準のチェックイン/アウト時間は、14:00/11:00だが、リッチモンドクラブの会員登録(無料)でチェックアウト時間が12:00に延長される。
(13:00アーリーチェックインプランもある)

この、チェックアウトが12:00というのが、シティーホテルなのだ。
(チェックインが14:00からというのもシティーの香りがする)

2-2. ルートインホテルとの比較

ちなみにお隣のルートインホテル山形駅前は昔ながらの15:00/10:00であり、まるで昭和の旅館だ。
ルートインは地方に数多くあり駐車場がほとんどのホテルで無料だ。これまでに100カ所以上泊まり便利は便利だったが、禁欲的(ストイック)に「早めに寝て早めに出発」が基本でホテル滞在そのものを楽しむには程遠い存在だ。

2-3. コンフォートホテルとの比較

ちなみに吾輩が最近目覚め始めたのがコンフォートホテルだ。
こちらは公式サイトからの会員予約でイン/アウトが14:00/11:00となる。アウトはリッチモンドの12:00には及ばないが11:00も何気にありがたいものだ。
ルートインの15:00/10:00より前後1時間ずつ長く滞在できることも大きい。

2-4. 昔ながらの宿との比較

そもそもルートインのようにチェックアウトが10時では9時台には身支度を終えて鍵を返さないといけないので無料朝食を摂る場合必然的に遅くても7時前後には起きないといけないことになる。起きてから出発までは例外なく時間に追われることになる。

10時チェックアウトでこの状態なのに、昭和の感覚の個人経営の旅館や民宿の中にはチェックアウトが午前9時というのもある。
まったく宿の都合で客を早く追い出したいのだろうが、これでは疲れるために泊まるようなものだから絶対に避けている。

しかもそのような昭和的旅館や民宿は素泊まりでも決して安くはなく、下手するとルートインより高かったりする。

大体旅館や民宿は小規模の家族経営になればなるほど家族独自の流儀があり、個性と言えば個性であるが疲れている時など心に余裕がない場合はその個性がストレスになる。
共同のお風呂は何時から何時まで、朝食はどこそこの部屋で何時から何時。

そして翌朝別室で朝食を摂っている間に私物が散乱している自室に宿の人が勝手に部屋に入ってきて布団を上げる。
朝食後に部屋に戻って驚くのだ。
私物が勝手に脇に寄せられていたりする。

昭和や平成ではこういう旅館側のしきたりに従うしかなく文句も言えなかった。
これではあたかも宿の運営者のストレスを軽減するために客が協力を強いられているようなものだ。お金を支払っている客がだ。

そういうストレスを回避するために、全国共通の設備と間取りといつもの手続きで泊まれる空調完備バストイレ付きのルートインなどの全国ネットのビジネスホテルが重宝されるのだろう。

吾輩もコロナ前まで全国を旅行して歩いていたが、田舎町にも数多くあるルートインホテルをつないで旅を続けるのが便利だった。

それでもたまにはルートインホテルがない地域に泊まらなくてはならない場合があって仕方なく個人経営の宿に泊まるのだったが、相性が合うか合わないかは、いつも大きな賭けとなった。

もちろん日本旅館も高級なところは居心地はいいに決まっているが一泊数万円も出してすごいご馳走を出されても特別な日ならまだしも長旅の時は逆にありがた迷惑となる。

ルートインホテルはチェックイン/アウト時間が15:00/10:00と昭和の感覚だが同じチェックイン/アウト時間としても個人経営の旅館に比べるとまだ疲れがとれる方であった。

しかしルートインは滞在用ではなくあくまで通過のためのホテルだ。先に書いたが旅の楽しみの一部として滞在そのものを楽しむためのホテルにはなり得ないのだった。

3.部屋

シティホテル品質のベディング。
ナガノのくま御一行もご満悦。

部屋は標準のシングルに泊まったが、シティーホテルとしては狭いものの世界的に「狭い」で有名な日本のビジネスホテルとしてはやや広めかもしれない。

部屋の不満、TVについて。

夜21時頃に気付いたことだが、部屋を暗くするとそれに連動してTV画面が暗くなった。TVの明るさセンサーが効いていて、TV電源ONの直後に「センサーON」の表示も出ていた。
チェックイン時のスタッフの話ではこのTVは明るさセンサーは「ない」との説明であった。それを信じていたがやはりあるではないか。
明るさセンサーをOFFにすればいいのだがそのやり方、というか設定メニューが出てこない。
スタッフが部屋に来てああでもないこうでもないとやり始め・・・吾輩が最も嫌うパターンだった。
リラックスしたい時間に他人が部屋に入って来てごちゃごちゃされると非常に疲れる・・・_| ̄|○
スタッフは思いつきのことをあれこれ言うだけでリモコンを操作するが一向に解決せず、知識のない素人とわかったのでもういいからとお引き取り願った。
昼間チェックイン時にいい加減な説明をするのではなくきちんと確認しておいてくれればよかっただろう。そもそもTVの件は予約時に前もって伝えておいた。
次回までに解決しておいて欲しいと支配人さんに伝え済みだ。

気に入ったのが客室床とバスルームの床との段差がないこと。
これだけでもシティーホテルの香りがむんむんしてくるのだった。

キャビネット内に準備されたマグカップとグラスはそれぞれ2セット。
そのグラスは見る限りクリスタルだった。
シティーホテルの臭気むんむんであった。(いい意味)
(安物のホテルでは昭和の無機質な年季の入ったコップが置かれていたりする。田舎のおばあちゃんの家の水屋に伏せて置いてあるやつ。まあそれはそれで味があるので好きだが)

ティーバッグ(緑茶のみ)とコーヒーは他のアメニティー類と同様にロビーから取ってくるルールだから、キャビネット内にはティーバッグ類は何もない。
他に当然電気湯沸かし器があった。それがT-falかどうかはチェックしていないが吾輩はT-falにはこだわらないので使えればいい。但し今回の滞在では湯沸かし器は使っていない。

洗面台に設置されていた2個のグラスもガラスでクリスタルのようであった。
洗面用コップはマリオットでも安っぽいプラスチックの場合が多い。
バスルームなのでその方が安全という理由はわかるが大人が使うものなのでやはり洗面でも高級感のあるグラスの方が圧倒的に雰囲気が良く、ここからもシティーホテル臭むんむんであった。(よい意味)

バスタブはさすがに足を伸ばして使うほどは長さがなかった。
部屋のサイズから考えても割り切るしかないところだろう。

隣のルートインのように大浴場がないので、いかにこのバスタブだけで一晩で癒やされ疲れをとるかということになる。
なお、入浴剤も一種類あり必要分だけロビーからとって来れる。

ベッドは言わずもがな。
本体もシーツもカバー類の品質も、すべてがシティーホテルで快適ですなこれは。(写真参照)

今回は最上階の12階に滞在したのだが、窓からは山形駅の列車が見え、さらに駅の向こうの「コンフォートホテル」などのビル群も見えた。その向こうには山が見えた。

山寺の方向の山々なのかな、と思った。

そういうわけで吾輩の部屋からは目を遮る建物もなく、なかなか眺望は良くとりあえずは満足だった。
(噂によるとマッサージ機のある部屋もあるらしく、今後の体験に期待したい)

4.朝食

朝食。当日名物の納豆餅が早々と品切れで怒り狂った。

4-1.朝食の価格と時間帯

朝食は有償で通常2,000円だ。素泊まり価格に朝食を付ける場合単純に2,000円加算となる。

6:30-9:30の時間内に入れば良い。(土日祝日は10:00まで)

TVで朝食レストランの混み具合が表示されていた。宿泊日はそんなに人がいなかったようで見ている限り6:30の営業開始直後から9時過ぎまで総じて「席に余裕あり」のような表示であった。(正確な表現は忘れた。)
ただ何分おきの更新かはわからなかったので画面を戻し再表示させたりした。いずれにしろ当日は最初から最後まで全体的に空いていたのだろう。(その割には8時少し過ぎの時点で、早々と納豆餅が品切れ、餡餅も残り2個だったというのはなおさら不可解なのだが)

4-2.ルートインやコンフォートホテルとの比較

ルートインやコンフォートホテルのような無料で朝食が付いてくる形式のビジネスホテルとは違って朝食有償のホテルは支払い段階で選抜が行われ宿泊者の一部だけが朝食にくるので団体でも入らない限りごったがえすこともないのかもしれない。

それにしてもルートインやコンフォートの朝食無料は一見お得で親切なように見えるが、これが朝食レストランで行列ができる原因となるのだ。

泊まってみたらわかるが、美味しくないことがわかっていても無料なので「せっかくだし」というまったく消極的な動機で吾輩も朝食レストランに顔を出そうという心理になるのだ。
吾輩のような心理の人が案外多いのかもしれない。結果としてほとんどの宿泊客が朝食レストランに来ることになる。それでごった返す。
眺めていると、「行かないともったいないから」という客ばかりのように見える。
ホテル側も承知しているようで、そんな客がたむろする朝食は外国で作った冷凍食品のオンパレードで済まそうとする。
それがダメとは言わないが一食分をそのような食べ物で胃袋を満たすことになる残念さはあるし味もよくわからない食品ばかりだ。
理屈はそうだが、吾輩は現場では無料の朝食レストランに向かうこともある。無料で簡便に腹ごしらえができるというのはやっぱり便利なのだ。こういうのを貧乏性というのだろう。

無料朝食ではバターは出ずにマーガリンに決まっている。
吾輩はマーガリンは口にしないのでこの時点で吾輩的には無理な朝食なのだが、繰り返すが貧乏性の吾輩は「一食浮く」という発想も手伝ってごった返す朝食レストランに我慢しつつ顔を出すこともある。
外に出てしまうとますます気の利いた朝食が食べられなくなるという地域の事情もあるからだ。

一方、リッチモンドホテル山形駅前ではしっかりとバターがあった。
驚くことでなく、バターがあるのが標準だ。そもそもない方がおかしい。

そんなこんなで無料朝食の食材品質を知ってしまうと、ルートインやコンフォートでの無料朝食はあくまで無料。
もともと無料なので行かなくても損はしない、という考えになってくる。それはそれで精神衛生的にもいい。

吾輩は無料朝食に行く人を決して咎めたりはしない。

ルートインもコンフォートもれっきとした食べ物を出しているのだ。
食べられないものでも毒物でもない限り貴重な食糧だ。
お腹を満たしてくれる限り、あまり贅沢や文句は言えない。

戦時中や災害時の空腹を思えばルートインやコンフォートの朝食もたいへんありがたくも貴重なカロリーと栄養源になる食糧なのだ。
食べ物をバカにしたらバチが当たる。
(なお吾輩が戦時中の空腹を経験したわけではない。祖父母や文献から知ったことだ)

少し弁護するとコンフォートホテルの朝食のスムージーは美味しくて成分的に健康にも良さそうでたいへん気に入った。あれが飲める、と思うと、コンフォートの朝食にもたまには参加したくもなる。
ただ、コンフォートの朝食についてだが、ご飯のお供として定番の納豆と海苔がどのコンフォートホテルの朝食にも出ないらしいのだ。これが一番腑に落ちない。

コンフォートホテルに泊まって実際の朝食を経験したのは一回だけだがその後他の地域のコンフォートホテルに泊まる計画をした時電話で聞いてみたのだ。
旅を計画していた地域の数件のコンフォートホテルに電話して聞いたが、どのホテルも朝食に納豆と海苔は提供していないとのことであった。

朝食の納豆と海苔はリッチモンド山形駅前はもとより全国のルートインの無料朝食でもその他経験上のどこのホテルでも定番だ。

コンフォートホテルだけが頑なに納豆と海苔を出さないのは謎である。何か深い意味でもあるのだろうか?

結果としてその時の旅の計画ではコンフォートホテルは除外して別のホテルに泊まることにしたのだった。

4-3.リッチモンドの2,000円朝食

さて、リッチモンドホテル山形駅前では昨年2023年12月に朝食が生まれ変ったほどに刷新したらしい。
リッチモンドホテルの朝食はルートインやコンフォートなどの無料朝食とは異なるのでうっかり比べたりしたら失礼だ。言わなくていいことだがルートインやコンフォートの無料朝食とは雲泥の差だ。次元が違う。

そもそも2,000円払っているのだから無料と同じだと困る。

吾輩は刷新する以前を知らないので比べることはできないのだが、今回山形駅前の予約時点での情報から、朝食をかなり期待していた。

結果として一部の不満はあったが総じて想像以上の満足な朝食であった。

山形駅前での朝食の特徴はなんといっても山形の郷土料理をまとめて一通り食べられるということだ。

公式サイトの朝食紹介によると、当日はつきたての餅(餡、納豆)、コンロで芋煮、ご飯はつや姫、玉こんにゃく、さくらんぼ漬け、天ぷら(海老天/鶏天/里芋天)、鳥中華などがビュフェで提供される、ことになっていた。

ところが当日朝8時過ぎ時点で納豆餅がすでに品切れでとても残念だった。餡の餅も残り2個。さらに天ぷらの里芋天が見あたらずその代わりか紫蘇天があった。
その日の天ぷらは合計3種。

ダシは夏限定で当日はなく、その代わりの他の食材「おみ漬け」が提供されていた。これは季節の食べ物なので仕方ない。

上記のうち、特に納豆餅はエレベーターホール脇のポスターディスプレイにも3大名物として掲げてあって、期待させておいて品切れはないだろうと、今回の宿泊でもっとも大きな不満となった。

今後このようなことがないように願う、と支配人さんに伝えてある。

それからお味について。

一回だけの朝食ではすべての料理を食べたわけではないが、それでもかなりの種類の料理を取った。
そのすべてが美味しかった。

母が山形人なので山形の味は子供の時からの刷り込みで馴染んでいる。
食材も味付けも。
その意味で、ここの朝食の芋煮を初めとする山形郷土料理、その他の和食は完璧だった。
(ちなみに吾輩は大阪生まれの大阪育ちだ。山形と大阪のハーフである。山形と大阪の食文化に揉まれて育った吾輩は食べ物への理想は高いのだ)

量の関係で洋食には今回は手をつけなかった。
次回以降にいただきたい。
しかしながら海外に長年いたせいもあって日本にいるときは次回以降も和食に手が伸びるだろう。
しかも第二の故郷の山形料理が目の前にあると無視するわけにはいかない。

そう言うわけで今回は懐かしの納豆餅を最低5個は食べたかったのだ。

不満がもう一つ。

緑茶、ほうじ茶用の瀬戸物の湯呑み茶碗が欲しいところだ。

ラウンジタイムに紙コップに暖かいお茶を淹れて蓋をして部屋などに持ち出すのは仕方がない。

しかし食後に暖かいお茶を紙コップで飲むのはどうだろう。
相応のレベルの日本料理を食べた後なので特にね。

高級品である必要はないので一般的な瀬戸物の湯呑み茶碗を用意して欲しいところだ。
(田舎の公民館なんかによく大量に置いてある昭和レトロの懐かしい紺色水玉柄の湯呑みなんかを用意しておくと逆にウケるのではないだろうか?)

ところで、朝食で一番感動したことは、驚くべきことに食べる前の話で、朝食券の有効期間のことだった。

吾輩が宿泊したのは2024年9月29日だったが、チェックイン時に受け取ったその朝食券には有効期限2025年6月30日と印刷されていた。
ハンコや手書きではなくあくまで印刷である。

もらったときは券面をなんとなく見るだけだったので、その有効期限は記憶としてなんとなく翌日の2024年9月30日と勝手に解釈していた。

ところが翌朝朝食に行くときにエレベーターの中でしげしげと券面を見ると「有効期限2025年6月30日」と印刷されていて、自分が寝ぼけているせいだと何度も目をしばたたいたのだった。

でも、確かに間違いなく「有効期限2025年6月30日」と印刷されていた。
後でスタッフに訊こうと思いつつも当日は訊くのを忘れてしまったのだった。

それで今これを書く直前に、ホテルに電話してスタッフに訊いた。券面は写真に撮っているので間違いはない。

スタッフの説明によると確かに「有効期限2025年6月30日」は間違いでないらしい。
当日何らかの事情で朝食がとれない場合も、今後有効期限内で宿泊するしないにかかわらずこの券を持ってきたら朝食をいただけるとのことだ。

2024年9月29日から2025年6月30日までのおよそ9か月間もの有効期限ですぜ!そこの旦那!
これを驚かずにどうする!?

朝食料金に関しては今のところ変動相場ではないので買い置きして値上がりを待つ・・・などの相場師的な利用法はまあ考えられないとしても、近くに来たときとか、別のもっと安価なホテルに素泊まりしたときとかに、朝食だけ食べに来る、というような使い方ができるわけだ。

工夫次第の時間差攻撃が役に立つ場合もありそうではあ~りませんか!
(記名はないので、もしかすると券を他人に譲ることもできるかもしれないが、これについては確認していない)

5.駐車場

ビルに有人の立体駐車場(正面に向かって右側から奥に入ると管理人がいる)があり、出し入れ自由で一泊あたり700円だ。
レセプションでチェックイン時に700円をクレジットカードで支払える。
しかし、宿泊料とは一緒にできない。
つまりリッチモンドポイント対象にはならず、宿泊料とは別に分けて支払うようだ。(予約後に電話で確認)

もうひとつの駐車場は正面に向かって立体駐車場に入る入り口のさらに右手に有料駐車場に入る発券機とバーがあり、そこから入ったホテルの裏手の広い場所だ。入った右隣に精算機と出口があるので同じ所に出てこれるが、向こう側の道からも出入りすることができる。
こちらの駐車場は出し入れしなければ24時間以内1回500円。
出し入れする場合、何もしないと時間割で都度駐車料金がかかるので料金がかさむ。
そこでその駐車場で滞在中に出し入れしたい場合、ホテルのレセプションに駐車券を持って行けば24時間以内に出し入れ何度も自由で700円になるように駐車券を設定してくれる。
この駐車場の支払はレセプションでは無理で、ゲートで自分で現金精算を行う。コインまたは1,000円札が使えるとのこと。

6.リッチモンドクラブ Richmond Club

無料で登録できるリッチモンドクラブに入会すると客室カードキーにもなる(山形駅前のようにホテルによっては別カードキーが発行される場合もある)薄い磁気カードの会員証が発行され、チェックイン時に支払う合計金額の1,000円単位で10%のポイントがその日から2年間有効として貯まり次回以降の宿泊で100ポイント=100円単位で使える。
(ポイントは他にも使い道がある)

合計金額とは宿泊料+朝食料金(+駐車料金)でレセプション(フロント)でまとめて支払う金額のこと。

ホテルによっては駐車料金をまとめられないこともあり、その場合は当然ポイント換算対象とはならない。山形駅前は駐車料金をまとめられないのでその例だ。

ポイントの使い方で一番効率がいいのは次の方法。

例えば合計金額9,200円を支払うとする。ポイント換算は1,000円単位で100ポイント(10%)なので9,200円をそのまま払ったら900ポイント貯まる。

そこでポイントを持っていれば200ポイント使って9,000円支払っても同じ900ポイントが貯まる。

つまり1,000円未満の端数をポイントで支払うことにすれば最も効率良くポイントを貯められ、また使える、ということになる。

1,200ポイント以上あれば9,200円のとき1,200ポイントを使って8,000円支払い800ポイントをもらう、でも良いね。

ポイント支払い部分はポイント対象とならないので1,000円未満の端数をポイント支払いにするクセを付けていたらいいでしょう。

公式サイトからの予約はWeb決済もできるが今のところWeb決済ではポイント利用はできないようなので、現地払いを選択しておいてチェックイン時の支払でポイントを利用することになる。

なおリッチモンドホテルにはステータスの概念がない。

各ホテルがやってるゴールド、プラチナ、ダイアモンドなどの階級付けだ。

それがリッチモンドにはない。

何泊しても、いくらお金を使っても、10%のポイントが貯まってそれを使うことの繰り返しである。

たまにリッチモンドホテルでアップグレードの経験の話を聞くが、上位ステータスの特典などないはずなので、スタッフのさじ加減なのかな?などと思っている。

そのうち吾輩も上位部屋に予期せぬアップグレードの恩恵をあずかったりするのかな?
期待してていいのかな?(≧∇≦)

ちなみに会員カードはロイヤルグループ(ロイヤルホスト、天丼てんや、シェーキーズなど)の会計時に提示するだけで10%値引きしてくれる。

実は吾輩、新千歳空港の天丼てんやで最近まで何度もその恩恵にあずかっていた。

提示していたリッチモンドカードはなんと前回2013年(11年前)のホテル滞在(リッチモンドホテル成田で2泊)以来11年間も使っていないカードだ。

今回山形駅前でチェックイン時にそのカードが磁気不良か何かで使えなくなってたらしいことがわかり、その場で新しいカードに交換してくれた。

古いカードは最終有効期限日が印字されていたので記念にもらった。

懐かしい・・・と言ってもデザインは今も同じ。
17年間持っていたカード。磁気不良で交換済み。

この思い出深いカードを作ってもらったのは17年前の2007年にダイワロイネットホテル岐阜に泊まった時だった。
その次の滞在が6年後、今から11年前の2013年のリッチモンドホテル成田で2泊。
そこで1,000ポイント貯まったが使わないまま2年以上が過ぎて無効になった。

このように吾輩はほとんどリッチモンドホテルを利用しない男だったのだ。

しかし吾輩はちゃっかりと新千歳空港の天丼てんやで毎回10%値引きしてもらってきた。

毎度顔馴染みになっているメガネで小柄で陽気なおばちゃんは「はいはい~いつもご利用ありがとうございます~」と言ってニコニコと10%値引きしてくれるのだ。

ホテルの方は「いつも」でなく10年以上もぜんぜん利用してなかったのだが。(≧∇≦)

ともかくこのようにホテルカードを持ってるだけでホテルの利用に関係なく10%値引きされるのだからとりあえずこのカードを持っておくだけでもいいかもしれないね、という話。

薄いカードなので財布の邪魔にもほとんどならないしね。

まあ、そんな吾輩が今回11年ぶりに泊まった山形駅前のリッチモンドホテルに今更ながら感激してこんな長い文章を書いたりしてハマっているということだ。

自分でも可笑しい。(≧∇≦)

これから吾輩のリッチモンドとのお付き合いはどうなるか?
ホテルを利用するようになるか、はたまた天丼てんやの割引き用だけに舞い戻るか?

興味深いところだ。

7.今後の吾輩の計画

リッチモンドホテルは各ホテルが独自に価格設定をしているらしい。

ちなみにIHGホテルのように本部が価格設定をして各ホテルは自分のホテルの金額設定に手も足も出せないというホテルグループもある。

リッチモンドホテルはアパホテルのような莫大な増減はないにしろ、平日でも一日違うだけで2,000~3,000円差があることもある。

旅を考える場合先にホテルを基準にした方がいい、という吾輩の考えはその価格変動からきている。

例えると、スーパーマーケットに目的を持って行くのかあるいは安いもの探しに行くのかで、出費がかなり違ってくるという話と同じなのだ。

スーパーに行く前に根拠なく料理を先に決めて、その料理を完成させるために必要な食材を必死になって探し買い集めるのと、白紙の状態でとりあえずスーパーに出かけてその場で一番お得な食材を必要分だけ仕入れつつその食材を使って何を料理するかをその場で考えて決める2通りの買い物のやり方だ。

この2通りを比較すると、前者のやり方がともかく損である。

後者のように、お得な食材を見つけてからそれを有効に使う料理を考えるのが一番出費が少ない。

旅行も、なんとなく行きたい場所があって、日程もある程度融通が利く場合、その期間内でのホテルの相場を見て、一番安い日をまず押さえる。
それから交通機関を含め前後の行動予定を立てていく。

ホテル代金は安くないので一日の差で数千円の差が出ることだってあるのでバカにできないということだ。

上記は旅も料理も動かせない強い意志や予定がない前提での話だ。

例えばビジネスのアポがあればその日が絶対で動かせないのでホテルの相場は高くても安くても選択権はなくその日に委ねるしかない。
せいぜい近隣のホテルを選ぶ程度だ。
けどそのやり方で予算を下げるにはホテルの質を下げるしかない。

料理もこれを食べたいという強い意志か事情があれば高くても安くてもその場でその食材を見つけて買うしかない。

ビジネスではない娯楽での自由な旅の場合はこの日に絶対にこれをしたいではなく、この期間中にあれができればいいというように日程の幅をもたせるとお安く高品質なホテルでの滞在が実現する。

まあ、その日程の幅も作れないようなキチキチの日々を送っている人には無理な相談だろう。
そもそもそういう人は無理して旅をしなくていい。

反対に巨額の収入や富があって出費に糸目を付けなくてもいいというような人ならいくらお金がかかろうがピンポイントの目的をどんどん達成していけばいいだろう。しかし一般人にはそれは難しいのだ。

なのでせめてリッチモンドホテルのシティーホテルもどきの一定品質を享受しての旅行をしたければ、相場で安値をみつけて泊まればいいという話なのだ。

安い不愉快なホテルでストレスを受け我慢しつつ無理に旅を続けるのは考え物だ。
旅におけるホテルの経験品質は旅そのものの品質に直接影響する。

で、話を戻して、その安値の見つけ方。

リッチモンドホテルの場合、スマホでは無理だが、iPadなどのタブレットまたはパソコン画面では、カレンダー形式で毎日の宿泊料が一覧で表示できる。

やり方は次の通り。

公式サイトで希望ホテルを開いておいて、適当な日のまま「空室検索」を押下する。

すると次に出た画面の上部から少し下がったところにある「4つのタブ」(ページの一番上には3つのタブがあるのでその下にある4つのタブ)の中に「カレンダーから検索」があるのでそのタブを押下する。

すると指定した日以降からカレンダー表示で日々の宿泊料金が一目でわかる。

これを元に旅を考えるのだ。

このやり方でリッチモンド山形駅前の相場を見つつ、お得な日をみつけて吾輩はまた山形を旅する計画を立てている。

興味ある地域でしたいことや食べたいものがあればまずはホテル探しだ。

ホテルは快適な方がいいに決まってる。

山形周辺の旅行では今のことろ拠点はリッチモンド山形駅前しかありえへん状態になったのだった。

8.結局リッチモンドホテルはビジネスホテルかシティーホテルか?

さて、リッチモンドホテルはビジネスホテルには違いないが、山形駅周辺では3星ホテルということになっている。
もしかするとビジネスホテルとシティーホテルの狭間かもしれない。

もっともシティーホテルにはジムがあったりプールがあったり和洋中のレストランがあったりするのだが、それらがない点でやっぱり間違いなくビジネスホテルなのだろう。

しかし吾輩はリッチモンドホテル山形駅前を「果てしなくシティーホテルに近いホテル」と呼びたい。

シティーホテルは滞在そのものを楽しめる宿泊施設であり、通過や仕事のために仕方なく泊まる無機質なビジネスホテルやビジネス旅館/民宿とは異なる。

リッチモンドホテル山形駅前はその分類において滞在そのものを楽しめそうなホテルなのでもはやシティーホテルではないかと思うのだった。

いや、どうせ泊まりに行くのだったらたとえ勘違いでも「ここはシティーホテルだ」と自分に言い聞かせたい。

最後にホテルのスタッフ4人に描いていただいた力作の「旅のノート」紙面を公開しよう。

また来てケロとのことなので、また行くからまたお世話してケロ。(≧∇≦)

朱印帳のような、スクチャイの「旅のノート」

(おわり)


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