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Sunday, Monday, Tuesday(ようびの歌)

Sunday, Monday, Tuesday」(ようびの歌)は、英語のキッズソングです。
アレンジしてDTMと動画を作りましたので、どうぞご視聴ください。
歌は、日本人風の英語の発音が上手な人工知能(AI)のSaki AIです。
(というと、褒めていることにはならないですかね。^^;)

歌詞は下のように大変シンプルです。
その英語のリズム感を活かした素敵な歌だと思います。

Sunday, Monday, Tuesday,
Wednesday, Thursday,
Thursday, Friday, Saturday,
Sunday comes again.

と、ここまでが枕です。

実はこのアレンジ、最初からこの歌用に作ったものではありません。
メロディは同じなのですが、歌詞が異なる別の歌のためにアレンジしたものがありまして、それを流用したものです。

歌詞が異なる別の歌とは何か?

それは替え歌とも言うのですが、その替え歌がこの記事のテーマです。
ついでに、替え歌作りの際のアレンジのお話も少しする予定です。

このアレンジを思いついたのは、Tokkoさんとのやりとりの中ででした。
Tokkoさんは、私の「いちねんのうた」シリーズの共作者で、そのコラボの原点ともいえる詩とカレンダーイラストを作られた方ですが、Webで子供向けの英語教室を開講されています。

ようびの歌は、リズミカルで歌いやすく、教室の生徒さんが曜日の英語を覚えるのに、ぴったり。

と、思うのですが、それは素人考えのようです。
というのは、単語が曜日の順番に並んでいても、どれが何曜日かわかりにくいのです。

私も、いまだに水・木あたりはうろ覚えでして、順番で覚えている感じです。

 Thursday?
 あ、ええと、どっちだっけ?
 サンデー、マンデー、チューズデー、ウェンズデー、サーズデー・・・
 日、月、火、水・・・
 ああ、木曜日ね!

これは、目をつぶって足の中指・薬指あたりを触る時に似ています。
親指から順番に触らないと、中指か薬指かわからない😆

それはさておき、Tokkoさんは考えた。

にちようび Sunday、げつようび Monday、・・・

という流れで歌詞を付ければ、覚えやすいのではないかと。

それを聞きまして、

 なるほど! それは面白い!

ということで、Tokkoさんバージョンのようびの歌のアレンジをすることになったわけです。

またTokkoさんは、歌に合わせてダンスをするというアイディアもあって、歌の中で「おしりぺんぺん」の振り付けを考えていると聞きました。

そこでアレンジには、おしりぺんぺんのリズムも取り入れようと考えました。

さて元祖「ようびの歌」は、英語100%の歌です。
しかも、数が少ない英語の音節が、リズミカルに配されたコンパクトなメロディ。
そこには「にちようび」といった長たらしい言葉が入るスペースがありません。

でも、Tokkoさんのオリジナル歌詞を見て、Tokkoさんの意図がすぐわかりました。
メロディーを2回繰り返すのです。
それで日本語を入れるスペースができます。

英語の歌詞では、最後が「Sunday comes again」ですが、Tokkoさんはこう変えています。

いっしゅうかん One Week!

小さなお子さんには、come again よりも、身近な単語を覚えてもらうのが先、という配慮を感じました。
先ほどの「おしりぺんぺん」の振り付けは、ここで実行されるということでしたので、アレンジにもそのリズムを取り入れようと思いました。

ですが、言葉とメロディーの関係で、なかなか難しい。

いろいろやってみました結果「お・し・りっ・ぺぺん」というリズムに落ち着きました。
リズムが変わる点は、ダンスの振り付けを工夫して頂くということでご了解いただきましたが、アレンジャーとしてはもう一つ仕事がありました。

それは、ぺぺんの音です。

ここは、痛そうな音が良さそうです。
(決してというわけではないですが;^^)

楽器音で、痛そうな音といったら、バチンとはじけるような音が出る楽器があります。
三味線とか太棹あたりが一番に思い浮かびますが、バイオリンとかチェロのような弓で演奏する弦楽器でも出せます。もちろん、弓でははじけるような音は出せませんので、弦を指ではじくことで出すのです。ただ、ギターのようにはじくピチカートとは違って、はじく際に弦を強く引っ張り上げてから離します。そうすると弦が楽器の指板に当たって「バチン」と鳴るのです。
これは、20世紀の最も重要な作曲家の一人といわれるバルトークが愛用した奏法で、バルトークピチカートと言われるピチカートの一種です。

それを、私はコントラバスで使ってみました。
上に紹介した英語100%の元祖「ようびの歌」では、間奏の最後のところ(0:31)に、コントラバスの「ぺぺん」が入っています。
コントラバスの筐体が大きいだけに、ぺぺんというよりドスンという感じもありますが、この「ぺぺん」が気に入ってしまいまして、このバルトークピチカートは曲のエンディングで「タッカ、タッカ」というリズムで使っています。(とっこ、とっこ、とも聴こえる^^)

Tokkoさんバージョンの「ようびの歌」は、たぶんそう遠くない時期に、Tokkoさんのダンス付きの動画として公開されると思います。

私も是非見てみたいです。
お・し・りっ・ぺぺん」も大いに気になるところですし。^^

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