クワイヤ音源で猫語を歌わせる?(その2)
新型コロナで多くの犠牲者が出たイタリア北部のロンバルディア州に、fluffy AUDIOという音源メーカーがある。
fluffy AUDIOはグーグルで翻訳すると「ふわふわオーディオ」となるのだが、マスコットキャラクターのアライグマを見ると、私は「もふもふオーディオ」と呼びたくなる。
そこが出しているアップライトピアノ音源のジャケットに、このアライグマ君がピアノを弾いているイラストがあって、あんまり可愛かったので音色も確認しないで即決で買ってしまった。
そのアップライトについては、また別のトピックスで取り上げようと思う。
本題に戻ろう。
クワイヤ音源のトピックスの2回目は、この「もふもふオーディオ」が出している「DOMINUS CHOIR」という音源で、果たして猫語が歌えるか、がテーマである。
DOMINUS CHOIRは、実に滑らかなレガートの歌唱ができるレアな音源である。
滑らかな歌唱は、シラブルを独自の方法で連結することで実現している。
シラブルの数は合わせて200あるが、連結の組み合わせ方に制限があって、どんな言葉でも歌わせられるという訳にはいかない。
ただ、猫語の場合、シラブルはそれほどたくさん必要ない。
Nya+Aで「にゃあ」
Nya+Anで「にゃん」
Nya+A+Aoで「にゃーお」
私の飼い猫は、他にも「ごはん」とか「まんま」とか申しますが、それはたぶん猫バカの空耳。
取りあえず上に挙げた3つくらいができれば、間に合いそう。
と思って、DOMINUS CHOIRで使えるシラブル一覧を探したところ・・・。
Nyaがない!
ならば二重母音にして、Ni+aならどうか、と思いきや、そもそもNiがない。
何というクソ仕様!(失礼)
でもMiならある。
もふもふオーディオさん、ずいぶんとまた手抜きをしましたねえ。
NiはMiで代用しろという訳?
Myaもないけど、Mi+aならできる。
「みあ」なら「にゃあ」に聞こえないこともない。
一応良しとするか。
他には、みあーも(にゃーお)とか、みあーむ(にゃーん)もできた。
作例はこちら。
https://note.com/ricercar/n/n1d2f8d4be597
全然可愛くないが、そこはクワイヤ音源のせいにしよう。(続く)