やさしい色で

新作のピアノトリオをご紹介したいと思います。
それは、ふみさんの詩「やさしい色で」を元に作った歌のメロディをフルートに配して、副旋律をヴィオラ、そしてピアノの伴奏というピアノ三重奏の形で制作したものです。
私は今年になってから、Tokkoさんとの「いちねんのうた」コラボで、にぎやかな歌ばかり作っていますが、こちらは久しぶりにしっとりとした器楽曲になりました。

歌詞は、ふみさんのご意向でこちらにはまだ公開できないのですが、「やさしい色で」というタイトルと曲の印象から、自由に想像して聴いていただく楽しみも、ひょっとしたらあるかもしれません。

ところで、タイトルにある「やさしい色」という言葉からは、私も時々拝見しているみずたまさんの水彩画を連想します。私がみずたまさんの作品に感じるのは、優しい色使いと色相の動的な変化の美しさです。みずたまさんのみんフォトからお借りした見出しの絵もそうですが、それは音楽でいえば、優しい和声の流れの中で細やかに曲調が変化していくような動的な美しさに例えられるように思います。

こちらは、この曲のスケッチを始めた頃、たまたま目にしたみずたまさんの作品「春の歌声」です。

私はこの美しい色使いを見て、実際に歌声が聞こえてくるように思いました。

フルートの歌メロはふみさんの詩からきていますが、それと重ね合わせたヴィオラのメロディは、たぶんこの絵から聞こえてきたに違いないと、密かにこっそり考えているところです。＾＾

歌バージョンの方は現在制作中です。
そう遠くない時期にふみさんの歌で公開の予定ですので、またお聴き頂ければ幸いです。