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【復刻版】その男、選手会長
はじめに
CJと聞いて思い浮かぶものは人によって違うと思います。ある人に聞けばブレイザーズ時代の話になるでしょうし、またある人に聞けばペリカンズの話をしてくれるでしょう。複数の顔を持つ彼の一つの顔、それが選手会会長です。
Introducing the new NBPA President, @CJMcCollum
— NBPA (@TheNBPA) August 7, 2021
As voted by the players, CJ McCollum was elected as the new President of the NBPA at today’s Board of NBPA Player Representatives meeting and will begin his 4-year term as President immediately. #WeAre450 pic.twitter.com/6PndqXq2yA
CJが会長になったのは21-22シーズンの8月のこと。彼の任期は2025年まで続くことから、それまで彼は会長の職務を背負っている選手でもあります。
(余談ですが、選手会会長としてインパクトが強いのはやはりCP3ことクリス・ポール選手でしょうね。彼は2期=8年選手会会長を務めていました)
また、CJはほかにも顔を持っていて、ワイナリーのオーナーをしていたり、いち家族のパパをしていたり、また、アナリストとしての顔も持ち合わせています。
そんないろんな顔を持つ男、CJが21-22シーズンの途中にペリカンズに移籍、(その際、後述のトニースネル、このタイミングではインタビューがなかったがラリー・ナンスJrが同じくトレードで加わることとなる)
Full trade, per sources:
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) February 8, 2022
Blazers: Josh Hart, Tomas Satoransky, Nickeil Walker-Alexander, Didi Louzada, 2022 protected first-round pick, two second-round picks.
Pelicans: CJ McCollum, Larry Nance, Tony Snell.
これは、彼がペリカンズの一員としてメディアの前に現れた際のインタビューです。
Tony Snell
今シーズン序盤に困難なスタートを切り、しかし、ここ数週でいいプレーをするようになったチームに加入することについて
『このチームのことはずっと注目していたよ。このチームに自らの技術をもらたせてチームを盛り上げるのは楽しみだな』
イングラムのようなウイングがいるチームでプレーすることについて
『彼はずっと並外れたプレーをしているし、彼がこのチームに勢いをもたらすために最善を尽くせるように手助けする』
ウィリーグリーンHCがもたらすチームについて
『選手がチームにもたらすものがチームの概念のようなものになる。今はこのチームの規則を細かく理解するのが第一さ。目に映るもの全部が動き出すことに気持ちを抑えられない』
チームに何をもたらすか
『俺は3ptシューターでディフェンスもできる。3&Dの選手だ。だから、ディフェンスから始まって、外角を決める。それだけだ』
自身が考える攻守での取り組み方について
『うーん。ディフェンスの考え方を理解するところだな。多少の差はあれど、ディフェンスの核はそこまで変わらない。一度理解できれば、あとはそれに続くだけだ』
CJ McCollum
マッカラム 新しいチームに加入することについて
『ワクワクしてるよ。俺はリーグに長く在籍していて、ひとつの組織に腰を据えてきた。でも、新しい出会いを楽しみにしてるんだ。新しい挑戦もそうだし、このチームの若い選手たちとプレーすることもね。それからあのでかいの(=バランチュナス)。あいつがメンフィス時代に何度もやりあった。あいつとのプレーも楽しみだ。それから多くのスタッフや選手にも巡り会えた。素晴らしいチームだ。この運命に感謝してるよ』
チームが変わるにあたっての心境
『チーム内もそうだけど、組織だったり、フロントとの関係も恵まれたものだったと思ってる。途中から俺がトレードに関わらせてもらえるような状況だった。だからチームに不意打ちされたわけじゃない。歴史的に多くの選手が経験してきたことを俺はしてこなかったから、そのことに感謝している。ただ、俺には奥さんも子供もいるし、移籍するにあたっては、移り住む必要もあるし、体がいくつあっても足りないくらいだ。服は何着持っていこうかとかね。GMのトラジャン、グリフィン、テンプル、色んな人に聞いて回ったよ。ずっと同じところに住んでたから気候はどんな感じかってね。雨に備えてパーカーやトレンチコートなんかも引っ張り出して、いつから夏が始まるのか、とか、何足靴を持っていこうかとか。彼らは夏はすぐに来るぐらいの口ぶりだった。冬はどのくらい寒いのかとかも聞いた。彼らは寒いと教えてくれたけど、それはなんとかなった。中西部に比べたらこの寒さは大したことない。まぁ、こんな風に色んなところで尋ねることはあったけど、互いに求めあい、必要としてくれるチームに来れることがただ嬉しかった』
ニューオーリンズへの移籍にあたって
『エージェントだったり、奥さんにも話して、全員を納得させる必要があった。最初の移籍だということもあったし、それでも指折りの好条件でもあった。全員で同じ席に座って何が最善かを話し合った』
今の状況のどこに興味を持ったか
『このチームの若者たちさ。最近のイングラムのプレー、見た?イングラムはすごいやつだし、ウィリーグリーンも素晴らしいコーチだ。俺は彼のことをよく知らなかったんだけど、そのことで素晴らしいことがあったんだ。CP3だったり、ウィリーにコーチングされた選手に話を聞いてみたんだ。JJレディックは多分一番ウィリーと親しくて、彼はここにちょっとだけいたこともあるから聞いたんだけど、ウィリーのことをとても高く評価していた。グリフィンやトラジャンGMのこともね。それからザイオンのことも。ザイオンには多くの繋がりがあった。実はポートランドですぐに彼と合流したんだ。皮肉なことにね。長くリーグにいる俺にとってまたとない好機だった。どうやって選手として突き進むかを知ってるからね。導き方も、背中を押すことも、色んな役割でプレーすることも。俺にとってここは最善なんだ』
テンプルとの関係について
『本当によかったよ。彼とはずっと話してたし、色んなことの取りまとめもしてもらった。彼とはいい関係を築けているし、とても賢くて優秀な人なんだよ。常に正しいことが分かるんだ。彼にはここに来るまでも来てからも世話になった。お陰で今すごく快適だよ』
ウィリーの第一印象
『彼、すごく冷静なんだ。とても現実的で、聞いてた通りの人物だった。彼はとことん高いレベルを要求してくるし、家族みたいな、皆に愛されるHCなんだ。選手にとって最善なのが一番だと考えているしね。試合に挑む前準備から、何が成功するために必要かをしっかり理解している』
このチームでの役割について
『ここに着いたのが、昨日の夜の0時30分だ。セーターが必要だったし、ワークアウトするまでにも沢山の話をして来た。チームの役割についてはすぐに自分のプレーで見せるよ』
4年間プレーオフから遠ざかっているチームがプレーオフを目指すにあたって
『4年前の相手はポートランドだったな笑 まぁ、それはさておき、俺はこの挑戦を楽しみにしてるんだ。ローマは一日にしてならず、時間がかかるものさ。プレーを学んで、それをコート上で使えるようにする。若い彼らと共にね。それを積み重ねていくことで、成長し発展する。俺はそれが楽しみだ』