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【深島暮らし日記】 #10 ゴミ拾いの話

こんにちは、稲石渓太です!

とりあえずの深島生活も、残すところあと1ヶ月となりました。
島に住み始めてから半年が経ちました。

今回のテーマは「ゴミ拾い」
先日海でゴミ拾いをしたときの話です。




浜に打ち上がるゴミたち

深島には東西に2つの砂利浜があります。
島の人は東側の浜を「上(かみ)の浜」、西側の浜を「下(しも)の浜」と呼んでいます。
1日に3回島と本土を往復している定期船を含め、すべての船は西側、つまり「下の浜」に到着・停泊しています。
今回はこの「下の浜」でゴミを拾いました!

下の写真がゴミを拾う前の様子。
漂着物で溢れています。

ゴミや流木でごちゃごちゃしてる

朝8:30、ゴミ拾い開始!




こんなものが拾えた

流れ着くゴミの種類はほんとに様々です。

街で落ちているゴミを見てみると、紙切れとかタバコなんかがよくあると思います。
けれど、海から流れ着くゴミにはそういうものはなく、ペットボトルや空き缶、お菓子やパンの袋、発泡スチロール、育苗ポットなどがよく落ちています。発泡スチロールはブイとして使われたり、魚を氷と一緒に入れて運ぶのに使われたりしているので多いのも納得です。

育苗ポットってちょっと意外じゃないですか?
ゴミ拾いするとほぼ毎回拾います。船で何かに使われていたりするんですかね?(笑)



中には、さすが海は広いな〜というものもありまして……

こちら! 何やら漢字が書かれたサッカーボールです。
「景文技術學院」と書いてあり、調べたら台湾の学校でした!
台湾や中国、韓国のものと思われるゴミも流れ着きます。
黒潮に乗ってくるんですかね〜



お次はこちら。
なんでしょうコレ。

長さ、色はさまざま。
直径1,2cmのプラスチックのパイプのようなもの…

調べてみると、どうやら牡蠣の養殖に使う道具みたい。
「豆管」っていうそうです!
ちょっと調べたら面白そうだったので、また別のnoteの記事にしたいと思います!

中は空洞になってる



お次はこちら。
これまたナニコレ?な物体。

実はこれ、ウミガメの骨なんです!
アイスバーみたいですよね。
ウミガメの甲羅の骨で、人間で例えるとあばら骨にあたるそうですが、
こんな形をしているとは知らなかった…!

深島近海にはウミガメもたくさんいます。
海面から呼吸のために顔を出したり、シュノーケリングやカヤック中に
目撃できることもたまにあります🐢

甲羅のお尻側の骨(たぶん)

いつか甲羅が全部揃う日は来るのか…(笑)




ゴミ拾い終了!

落ちてるゴミをだいたい拾ったら、45Lのゴミ袋3つ分になりました。
全部きれいに拾おうとしたら、あと2袋は必要でした!


こちら作業前後の比較写真。
ゴミ拾い後の写真をその場で撮り忘れて、夕方になっちゃってますがあしからず。
ゴミと一緒に流木なんかも整理したので、けっこう綺麗になったんじゃないかと思います。

ゴミ拾い前                  ゴミ拾い後


今回一人黙々とゴミ拾いして正直思ったのは、

「地味! 疲れる! 退屈!」

です! ネガティブ!


学生時代に何回かゴミ拾いのボランティアに参加したことがあるのですが、
ゴミを拾うことが主目的に置かれてなくって、「参加者同士で会話しながら街を歩いて、落ちてるゴミを拾う」とか「チーム戦で拾ったゴミの重量を競う」とか、あくまでゴミ拾いを手段として何かを楽しむという目的が別に置かれていることが多かったのです。

ゴミ拾いそのものを楽しいと思っている人はそんなにいないんじゃないかなと勝手に思っております。(少なくとも強制されてするゴミ拾いはなかなか楽しいと思えないですよね?)

けれど、「楽しむ」という目的が別に設けられているゴミ拾いなら、
「いっちょやりますか〜」みたいなやる気も出るし、

それをすることでその後落ちているゴミに関心を持つようになるとか、環境問題に興味を持ってもらうとか、自分がゴミを減らすには?そもそもゴミになりにくい製品は?とか、そういう意識も芽生えたりするんじゃないかな〜と。
そんな話をこの前あづみさんともしました。

まあ、これは牡蠣の養殖のパイプだとか、これはカメの甲羅だとか、知識が増えるのは楽しいんですけどね!(笑)






また1週間後、浜にどれだけゴミが流れ着くのか観察してみようと思います。
上の浜の方もそのうち拾いに行かなきゃな〜

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