見出し画像

なさけはひとのためならず

皆さんこんにちは。
ライス(お米)大好き、下町生まれ、ライス下町です。
このnoteでは、私が普段考えていることをアウトプットしていきたいと思っています。

早速、第1弾としてお題にしたのは
「なさけはひとのためならず」です。
私が他によく使っている近い言葉としては、「お互い様」もあります。

この言葉は間違った意味で捉えられやすい言葉としても知られています。
それは、「助けてあげてもその人のためにならない」みたいな間違われ方です。
私も初めはそう思っていましたが、この言葉の本質を知って、すごく良い言葉だなと思い、大切にしている言葉です。

意味は、「情け(なさけ)をかけておけば,それがめぐりめぐってまた自分にもよい報いが来る。人に親切にしておけば必ずよい報いがある」となっています。
「おなさけ」という言葉もやや悪いイメージのある言葉ですが、「なさけ」を漢字にすると「情け」になるんですね。
この「情」という漢字であれば、「情に厚い」「情熱」などポジティブな印象を持ちます。
そして、なによりも人のためにならないと言う意味ではなく、人のためではなく、「自分のためにもよい報いが来る」という点がポイントです。
また、「めぐりめぐって」という点も重要なポイントですね。

友達との関わりや、仕事をする上でも、人といるとお互いに相手に対してギブをする事がたくさんあります。
その時に、ギブをしたからテイクがあるだろう、と考えてしまうと、大抵の場合テイクがなくて疲弊します。
ギブアンドテイクに固執しない事が重要だと思っています。

今となっては昔なのかも知れませんが、
先輩からおごってもらって「この金は返さなくて良い、後輩が来たときに今度はおまえがおごってやれ」みたいな、あんな感じです。
あれが言いたくて、後輩におごっていたと言っても過言ではない、、、

そんな感じで、ギブしたものが直接的に自分に返ってくるとは限らず、むしろ返ってこない前提であり、でもそれがめぐりめぐって、自分のところに返ってくる。
しかも、自分には気づかない形で返ってくることだってあると思います。

だから、ごくまれに自分がかわいがっていた後輩などギブをした人から、なにか返ってきたら多いに喜ぶ。
なによりも、どこでどんな巡り合わせがあるかわからないから、ギブはしまくる。
と言う風に考えています。

そして、この記事を書くのに調べていたら、この言葉はもともと、新渡戸稲造 著「一日一言」の中の一節であることを知りました。

4月23日 情けは人の為ならず
人に恩恵をあたえたと思うからこそ、「あいつは恩知らずの犬畜生だ」などと腹が立つ。恩は受けるものであり、あたえるものではない。だから自分が受けた恩は忘れてはならない。また、「あたえた」と思っているかぎり、けっして恩ではない。
施せし情けは人の為ならず おのがこころの慰めと知れ
我れ人にかけし恵は忘れても ひとの恩をばながく忘るな

武士道的 一日一言
新渡戸稲造 著、山本史郎 解釈
(朝日文庫)

恩は他の人から受けるもの、自分が受けた恩は忘れてはいけない、と言う点は私も今回学びました。
加えて、だれかにギブされていることにきちんと気づいて、感謝をしていくことが重要だと思いました。
また一つ勉強になりました。

今回は以上です。
また普段考えていることを不定期にあげて行けたらと思います。
それでは、さよなライス👋

いいなと思ったら応援しよう!