脱子供部屋おじさんして3年目に思った事3つ
2024年3月31日(SU)公開
3ヶ月ぶりくらいの更新になります。
急に記事を書く事になった理由はタイトルの
通り一人暮らしを始めて3年目に突入したから。
かつては親から逃げたい一心でしたが、2年も
経つとそうした感情も忘れかけてしまうのが
時の流れを感じさせます。
こういった心境の変化を忘れないうちに
書いてしまおうかと思った次第です。
1、インプットや世代による価値観の違い
18歳の頃の僕の話をしましょう。
その頃の僕は今とは違い、親父は尊敬の
対象でした。
当時は知識も経験もありませんし、田舎の
小さいコミュニティーの中で生活していました
から、仕事で知識や経験を積んでいる父親が
やたらと大きい存在に見えたものです。
しかし、それは僕が小さい世界でしか物事を
見ていなかったからで、子供だったという事。
また僕の趣味は車。
ここにお金を注ぎ込む生活をしていたので
実家暮らしは金銭的な面でも、家事的な面でも
楽ですし、現在でも経済合理的には
実家暮らしは1番いいと思っています。
しかし、30代という大台が近付いてくると
そうも言えません。
そこにビジネス系YouTuberという人たちが
突如現れてきます。
彼らは僕にこう語りかけました。
「本を読め」
「副業をしろ」
「会社に依存してはならない」
小さい世界で生きてきた僕にとっては
まさに黒船襲来。
何も考えず、会社に行って定年まで勤めて
余生を過ごす。
こういったモデルは今からの世の中通用しない。
根本的に何かを変えなければ・・・
僕は転売ビジネスを始めました。
親からすると訳がわからなかったでしょう。
そんな時にダメ出しのようにコロナが
やってきました。
僕は仕入れしたい、勉強をしに成功者に
会いに行きたい。
しかし、親はこの思考が理解できない。
確かにコロナ初期の脅威は圧倒的で、
国が家から出るなという程の緊急事態
でしたが、1年も経てば正直コロナは
健康な人にはただの風邪やインフルエンザと
大して変わらないと言うことがわかってきます。
しかし、メイン情報源がテレビの親世代には
それが理解できないのです。
テレビはひたすらに不安を煽ります。
人間は基本ネガティブな情報に注目するよう
本能的に刻み込まれているからです。
マスメディアはそこを徹底的に突いてきます。
大きな世界を知れば知るほど、価値観の差が
大きくなる。
僕が実家にいづらくなった理由です。
また、もう1つ理由があります。
僕の親の世代は終身雇用でギリギリ逃げ切れる
世代だということ。
僕らアラサーの世代は生涯働かなくては
いけないと本気で思っている世代だと思います。
今70代前後の人は資産額にもよりますが、
ギリギリ逃げ切ってしまえる。
転職や独立に関して考えなくてもいいのです。
世代によって価値観が違うというのは
こういう事かと身をもって体験する事に
なりました。
2、親は特別な存在ではない
実家を出て2年経って見ると、親ってそんなに
特別な存在では無いのだという事を実感します。
毎日目を合わせることが無くなった事で、
ハロー効果が薄れてしまったのでしょう。
面倒な存在だった親が、今はどうでもいい
存在になっています。
それどころか、たまに会うと心地よさすら
感じるようになっていました。
人には適正な距離感というものが
ありますが、それが僕にとっては
毎日一緒にいると近すぎただけなのだと
気づくことが出来ました。
3、親も人の子
完璧な人間などいないという事です。
親だって醜いところもあれば、いいところ
もあるし、それはある意味人間らしさです。
それが気に食わないのであれば距離をとる
というのが1番簡単な解決策だと僕は思います。
1人暮らしも最初はしんどいですが、住めば都
と言いますし、慣れてくるとこっちの方が
合っていたということもよくある話です。
我慢できないのであれば元に戻ればいいだけ
ですし、もっと気軽に考えてみればいいと
思います。
まとめ
適切な距離感を探るという事に尽きる。
親を大事にするのはいいことです。
しかし、そのために自分を犠牲にするよう
ではせっかく大人になって自由になる
権利があるのにそれを棒に振っている
ようなものです。
親のために自分を犠牲にするのは
子供の頃にもう十分やっていると思います。
歳を取ればとるほど腰が重くなっていくのも
わかります。
しかし現状に違和感を感じているならば、
それは今動くべきなのです。