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Akamatsu: ニューアルバム「Seminky」リリース

昨日の晴天から打って変わって、本日の東京はくもり空。

涼しくなったのはいいけれど、なんだか雨が降り出しそうな湿気ですね。
スカッと晴れて、かつ涼しいという昔の秋晴れが恋しい今日この頃です。


さて、Ricco Labelより新しい作品リリース。

フランスの作曲家であり、ピアノ、シンセサイザー、ハーモニウム、木琴などの楽器を演奏するマルチインストゥルメンタリストであるRémi Quéronによる音楽プロジェクトAkamatsuのサードアルバム「Seminky」をリリースしました。

AkamatsuはNils Frahm, Rachel Grimes, Julia Kent, Sylvain Chauveauなど世界で活躍するネオクラシカルミュージックアーティストらが参加したコンピレーションアルバム「Erik Satie et les Nouveaux Jeunes」でデビュー。
緻密に設計されたファンタジックなサウンドが特徴のエレクトロニカアルバムを2枚リリースしたあと、Suzanne Fischer(チェロ)Fabrice Bony(ドラム)Petr Tichý(ベース)Jono Heyes(ギター)を始めとしたフランスとチェコの演奏家たちとともにアコースティック楽器の演奏を軸に作り上げたのが、チェコ語で「種」を意味する今回のアルバム「Seminky」です。

アルバムには先行シングルとしてもリリースされたハイスピードなドラムがリードする少しレトロなサウンドが特徴の人力エレクトロニカ曲「Saint Loup」、TortoiseやJaga Jazzistを彷彿とさせるタイトでジャジーなリズムセクションとシンフォニックなシンセサイザーが特徴のインストロック曲「Cuisine-Chimie」、ピアノとギターによる「Novembre」やバンドサウンドに弦楽器を加えた「Volyně」のような優美なネオクラシカル曲、そしてUnderworldやOrbitalなどの初期のテクノのグルーヴを感じさせる「Schneider Swing」など、実験的でありつつもキャッチーでボーダーレスな音楽性を特徴とした名曲を収録。

また、「Nantes」と「Longeville」と「Là」の3曲ではAnnaïck Domergueによる美しいポエムをフィーチャーしており、まるで物語を読むようにアルバム全体を聴くことができるでしょう。

Ricco Labelから作品をリリースしているHuman PyramidsやHaiku Salutのファンにも自信を持っておすすめできる、エレクトロニカ、ジャズ、ネオクラシカル、そしてサイケデリックポップの名盤です。

BandCamp:
https://riccolabel.bandcamp.com/album/seminky

Spotify, Apple Music, iTunes, etc:
https://linkco.re/VgAaYUAp


アルバム「Seminky」は、Héloïse Robinによる絵画をフィーチャーした15cm×15cmの数量限定ボックスバージョンでリリース。
アルバム内でも聴くことができるAnnaïck Domergueによる詩とRémi Quéro本人が撮影した写真を両面に印刷した3枚の美しいカードと、アルバムクレジットとRémi Quéro本人による手書きのセルフライナーノーツが記載された1枚のカードがCDとともに収録されています。


ぜひ、秋のうちにお聴きください。

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