どれがエクアドルのセビーチェだろう。
エクアドルにきて堪能したかったのが料理が「セビーチェ」だった。魚介類、白身魚やタコやエビを、爽やかなライムとかレモン汁でマリネしたものだ。南米ではエクアドルやペルーなのでその地域ごとのセビーチェがあるらしい。
入国後は2週間の自宅待機で家から出られなかったので、ローカルで人気のシーフードレストランにセビーチェを宅配オーダーした。2ドルくらいで大きなエビが入ったセビーチェが買える。味は正直、普通~。レモンジュースに魚介類が入っているような、酸っぱくて淡白な味。「これがエクアドルのセビーチェだったらがっかりだぜ・・・。」と思った。
自宅待機が終わった後は「MIKKA」というペルーと日本食のフュージョンレストランを訪れ、セビーチェを注文した。ちなみに、この店のお寿司はワシントンDCの日本食レストランのかなり上を行くクオリティーだった。さすが港湾都市。漁獲の量もクオリティーも高すいに違いない。セビーチェへの期待が高まる。ほんで、出てきたのがこれ。
どちらかというと、イタリアンバルとかで出てくる「カルパッチョ」に似ている。サーモンで、上にはパッションフルーツベースの美味しいソースがかかっている。周りの茶色いフサフサしたものは、鰹節を揚げたものらしい。「これは日本とペルーを融合させた結果のセビーチェなのか。それともペルー風のセビーチェなのだろうか。」と疑問が浮かぶけど、なにせスペイン語でそれを質問できるレベルではないので、静かに美味しいMIKKA風セビーチェを堪能した。
そして、先週はエクアドルの独立記念日の3連休を利用して、郊外にあるセリーナというビーチエリアに行って来た。南米はまだ冬(といっても暑い)。そのため、ビーチにいる人の数もまばらで寂しかった。沖縄にはかなわないけれど、まぁまぁ海も綺麗で、数か月ぶりにみる海に気分が上がった。唯一開いているシーフードレストランでオーダーしたセビーチェがこれ。今まで食べた中ではこれが一番。
トマトや玉ねぎの入ったスープの中に、エビがはいっていて程よい酸味がある。マリネに使っているスープを飲み干したいくらい美味しかった~。
ちなみに、ここでは夫はカニごはん、私はメカジキのステーキを頼んだ。どちらも魚肉たっぷりで美味しかった。両方とも色が若干カレー味を想像させるが、実際にはカレー味ではなく、なにやら美味しい出汁がしみこんだ味だった(←成分が不明)。今度はこの黄色い色の謎を解きたい。
いままでセビーチェを試したのは約3回のみ。どちらも全然タイプが違う。これからも外食先でセビーチェを試してみたい。