エクアドル★初めての美容サロン体験

エクアドル入りして1か月が過ぎた。早い。家にいてばかりで、ヒマになるかと思ったら、案外やることが多くって、あっという間に時間が過ぎていく。ここに来てからはネイルもしていないし、定期的に通っていたあちこちの脱毛も行ってない。スペイン語も不安だしどこに行けばよいかわからなくて困っていた。

夫の職場の同僚の奥様方は優しい人ばかり。そのなかのグアテマラ出身の美人妻のMちゃんが、「私が行きつけのヘアサロンで、ネイルも脱毛もやっているから、一緒に行く?」と声をかけてくれた。彼女との会話は英語だ。グアテマラで、若い時から高級レストランやホテルで働き、ここにくる直前はマネージャーをしていたので、食べ物やカスタマーサービスに求めるスタンダードが高いようだ。「これは信用できる。」と思って、一緒に連れて行ってもらうことにした。(o ̄ー ̄o) ムフフ

彼女お勧めのサロンはダウンタウンの一角にあって、私が住んでいる住宅地の周りの閑散とした風景とは違い、色とりどりの店と人通りを観ているだけで、少し心が躍った。ただ、信号待ちをしていると、停車中の車の窓を拭いて小銭を稼ごうとする人たちがやってくる。心優しいMちゃんは、「ベネズエラからの難民で仕事がない人かもしれないから」と窓はふかせないけれど、お金を何ドルか渡していた。

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到着したサロンの中は、外から見るより奥行きがあって広く、沢山の美容師さんたちが働いていた。美容師さんのユニフォームは、店のロゴ入りのジャンプスーツ。きっと普段はもっとおしゃれなのだろうけど、何しろコロナ対策でフェイスシールドやマスクをしているので自動車塗装の人に見える。(⌒▽⌒)アハハ! でも、皆さん、アイメイクばっちり、化粧をしっかりしていてマスクをしていても美意識の高さがうかがえる。

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店に入ってしまえば、もうMちゃんとは別々。美容師さんとのスペイン語の会話は一人で乗り越えるしかない( ̄Д ̄;;。個室に通されて、施術台に寝転び、指示された姿勢をとると、美容師のお姉さんは、私に質問もせずにターゲットの脱毛個所にベビーパウダーを大量にふりかけ、ビニール手袋をした手でパウダーを丁寧に肌にまぶし(魚のフライの下ごしらえの要領)、脱毛テープを張り付け、瞬時にはがしてムダ毛をむしり取った。その後もお姉さんは忍者のようにすばしっこく、右に左に動いて、あっという間に施術は終わり((((-(-(-(-(-。-)-)-)-)-))))。

日本では丁寧にタオルで目をカバーしたり、クーリングローションしたり、大体30分くらいはかかったけど、ここでは10分足らずで施術は終了。しかも金額は$13(1400円位)。沖縄では4000円位払っていた。仕上がりも「大満足」で、スペイン語で「ペルフェクト!(Perfect)」といってお礼を言った。だけど、体中ベビーパウダーで真っ白。こんなにベビーパウダー振りかけられたの、生まれたての頃以来じゃない?ふき取りはせず、ティッシュで軽くなでつけるのみ。ついでに眉毛も整えてもらった。(●⌒∇⌒●) わーい。

その後は、ネイル。きれいに甘皮処理して、久しぶりにピカピカのピンクネイルしてもらった~。こちらも手際よく進めてもらい、仕上がった時に「Muy bonito, gracious」とお礼を言ったら、簡単なスペイン語で「お友達がケア終わるまで、ロビーで待ってね~。」的なことを言ってくれた。Mちゃんはヘアカット、ネイル、ペディキュア、脱毛の4点セットだったので、「かなり待つだろうな。」と思いながら、Mちゃんがいる席に目をやると、なんとカット、ネイル、ペディキュアの3点メニューを、4人がかりで手際よく同時にこなしていた。F1 のピットストップみたい w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。動きやすいジャンプスーツのユニフォームは、そのためなのかもしれないね。

私を見かけたMちゃんは、「あと脱毛だけだから~。」と言った。その脱毛もすぐに終わり、入店から1時間半たらずで、全トリートメント終了。すごい。日本のサロンみたいに「癒し空間」みたいな演出はないけれど、女性にとっては「綺麗にしてもらう」こと自体が癒しだから、ゴージャスな空間がなくても、安く効率よく綺麗にしてもらえるなら、それでいいのかもしれない。

Mちゃんをロビーで待っている間に、ビジネススーツをきたお仕事帰りの女性たちがサロンに来ているのをみて、ちょっと前までの仕事をしていた自分を思い出して少しキュンとした。あ~、きちんとした格好して出かけたいな~。まだまだ荷物が届かないので、カジュアルな服ばかり。服が届いたら、出かける場所もどんどん広げていこう。といってもスーツなどの出番は、エクアドルではないような気がする
( ̄ー ̄;。

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