2024年8月17日
この日、私にとっては楽しみな日だった。
地元の隣にある厚木市のライブハウス・本厚木Cabinで、大好きなミュージシャンの生音を久しぶりに聴けるからだ。
ミュージシャンの名前は扇谷研人さん。
遡る事、十数年前…大ファンである平原綾香さんのコンサートツアーのサポートとして研人さんが参加されたのを観た事をきっかけに知った。
2022年1月に本厚木Cabinで研人さんのソロライブをやると知り、すぐさまお店へ予約した。
当日、近くで観たのは初めてで緊張したが…とても素敵な演奏だった。
しかし、10ヶ月後…本厚木Cabinのオーナーだったふじ子さんが亡くなられた事を研人さんのXで知った。
記憶が定かではないが…
私自身は1回しかふじ子さんにお会いできてなかったが、『地元のお隣の厚木市で研人さんのソロライブ観に行けて良かったです』とお話したような気がした。
亡くなられたと知った途端に涙が溢れていた。
悲しみを乗り越えて…
2023年1月も同じ場所で研人さんのソロライブがあり、観に行った。
ふじ子さんをよく知っている常連客のマダムは『ふじ子さんはとても良い方だった』と涙を堪えながら私に話してくれた。
そして、3月11日に私自身が1型糖尿病と診断され…
16日に退院してから4日後に研人さんとギタリストでありチェリストの伊藤ハルトシさんのアルバムを久しぶりに聴いたら堪え切れず涙…
この日、同じ内容でInstagramのストーリーズにも上げたら…わざわざ研人さんがDMしてくれた。
入院になった経緯を詳しく教えた。
私にとってすごく励みになった。
実は病気が発症する前の2024年1月26日…
綾香さんのサポートも時々参加し、綾香さんの恩師であるベーシストの岡田治郎さんを始め、ジャズピアニストの高木里代子さん、ドラマーの山内陽一朗さんのライブがあるという事で本厚木Cabinへ行った。
その時にCabinの中野さんと『また研人さんのピアノ、聴きたいですね』とお話した。
そして、
半年後の2024年8月17日…
久しぶりに本厚木Cabinへ。
それどころか、本厚木駅を降りたのは本当に久しぶりだった。
せっかくなので…
アミューあつぎにあるあつまるショップに寄り、あゆコロちゃんのおやつセットと岩手県二戸市の割れ醤せんべいを研人さんのお土産にと購入した。
そして、本厚木Cabinに到着。
中野さんに病気の事情を話し、自宅から持参したお弁当を食べた。
ライブ中は撮影禁止なので、開演前に撮った。
私自身、1型糖尿病になってから初めて観に行った研人さんのソロライブはとても忘れられない思い出になった。
ふじ子さんのエピソードと、中野さんが本厚木Cabinを継ぐというお話を聞いた後に耳にした『requiem in the rain』は思わず涙…
ふじ子さんを始め、私の父、父方の叔父、綾香さんのお父さんの平原まこと さんの事を思い出していた。
そして、忘れてはいけない事がもう1つ…
テレビ神奈川の『猫のひたいほどワイド』(猫ひた)の借り隊の元火曜イエロー・梶田冬磨さんの事も思い出していた。
厚木市のお隣・清川村で潜入リポートする時のオープニングは必ず本厚木駅北口から始まり…
一昨年の4月19日は地元にあるビナウォークが20周年を迎えた日、猫ひたでビナウォークが生中継された時にリポートしてくれたのが冬磨さんだった。
2021年11月、2022年4月に猫ひたのイベントでビナウォークに来てくれて、私も観に行って楽しんでいた。
2022年9月の終わりに…冬磨さんが急逝されたという知らせを受けて涙が止まらなかった。
22歳と若かったのに、とても胸が張り裂けるような想いだった。
来月でもうすぐ2年…今でも猫ひたという番組を大好きでいる。
研人さんの演奏は優しくて力強くて涙なしでは聴けなかった。
研人さんの中学時代のエピソードを聞いてから、1番最後の『my song〜希望のうた』は特に沁みた。
研人さんのソロライブの5日前の12日が誕生日だった私にとって、最高のプレゼントになった。
そして、8月17日は…地元にある、さがみ野駅とかしわ台駅が誕生してから49年。
この日に研人さんの演奏を聴けた事、忘れない。
誕生日お祝いのリプ、ありがとうございました!