こぎん刺し 〜その参〜
こんにちは。
今日は図案についてお話しします。
基本のモドコという図案があり、それらを組み合わせて刺繍にする、というお話しをその弐でいたしましたが、新作の図案も様々生まれております。
先日、日本舞踊の発表会に出た後、師匠のお師匠様から初めての舞台のお祝いをいただきましたので、流派の名前から図案を作ってみよう!と思い立ちあれこれ刺してみました。上の画像はそのうちの一つです。
試作用の糸で刺したので綺麗に作れていないのですが、完成品は写真を撮り忘れてプレゼントしてしまいましたのでご容赦ください。
この図案を考える時はとても苦労しました。
こぎん刺しは織り目を数えて刺す刺繍なので曲線を描くのが苦手です。
例えば、刺し子でなら刺せる青海波をこぎん刺しで図案を作ることは難しです。曲線を描きたい場合は、モドコで絵を描くようにして配置することによって表現します。
大先生からはお祝いのお返しの品は不要とのお言葉があったのですが、何かしたかったのでご負担にならない物をと思い栞にしました。
ゆえに、刺繍できる面積が小さくモドコを配置して絵を描けないので図案を作るしかなかったのですが曲線の植物なのです。
新作の図案を考えるのも楽しいです。
新作落語作りもそうなのかな?などと思いながら刺繍しては解きまた刺繍して、と繰り返しました。
下の栞は、刺せる面積は狭いですが可愛く丸く作れたと思います。
これは「梅の花」というモドコをアレンジしたのでコロンとした形になったのだと思います。
丸い図案も作れるように研究していきたいです。
本日は新作図案についてお話しいたしました。
最後までお読みくださりありがとうございます💕
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