新規開業施設リサーチ~ジ・アウトレット湘南平塚~
こんにちは!
リックプロデュース広報担当です。
引き続き当ページをご覧いただきありがとうございます!
4/28に開業した「ジ・アウトレット湘南平塚」に行ってきましたので、施設を訪れた印象や考察などをお伝えできればと思います。
「ジ・アウトレット」とはイオンモールが運営するアウトレット施設
イオンモールは、このアウトレットシリーズを広島・北九州に続き、
3号店目としてこの湘南平塚にOPENしました。「アウトレット施設」ではなく、あえて「地域創生型商業施設」と謳っています。
イオンモールの最近の開発傾向は?
今後は、横浜西口(23年秋)、自由が丘(23年冬)と都市型のイオンモールの開業が予定されています。さらに、郊外型で最大規模を誇るイオンレイクタウンも2025年にかけて大規模な改装を行う予定で、水辺空間や都市空間の形成を行うと発表しています。対して、ジ・アウトレットシリーズは、地域共生や体験といった今までのイオンモールが得意としてきたノウハウを活かしたアウトレット施設で、「都市型」と「地域共生・体験」という2軸が同社の大きな開発傾向です。
「ジ・アウトレット湘南平塚」リサーチ
今回は、プレオープン(4/25)に行ってきました。
アウトレット施設ではありますが、中には鮮魚・精肉・青果が集まる生鮮ゾーン、クリニックモール、郵便局などがあり、「地域創生型商業施設」の通り、日常使いの機能が見られます。又、より施設への集客力を高める為に「食」に力が入っております(フードコートには商業施設に初出店のお店や地元店が出店)。
今回の開発に関しては、近隣一体での「ツインシティ大神地区」や東海道新幹線新駅の誘致の取り組みをしている「ツインシティ倉見地区」という新しい街づくりが計画されており、そこに移り住むニューファミリーをターゲットとしてイオンモールが開発の拠点を置いたと考えます。しかし、南北の競合施設に挟まれ、現時点では商圏人口も少ない立地である為、差別化を図ると共に商圏を広げるためにアウトレットモールの開発に移行したと考えます。
STUDY
アウトレットモールの全体の傾向として、
①アウトレット施設を開発する新たな土地がなくなってきており(車でのアクセスが良い主要な場所にはすでにある。)、これまでの地方や観光立地ではなく、車以外のアクセスが良い公共交通機関圏内に開発をせざるを得ない状況と言えます。
②若者の車離れからアウトレット離れが起きており、これからの世代に訴求できるようアウトレット側からお客様のいる立地に近づいていく動きもあるのではないかと考えます。
上記の考察を踏まえて、今後のアウトレットモールの開発において、
「ジアウトレット」シリーズの特徴は今後のアウトレットモール開発の1つの模範となると言えるでしょう。
「ジアウトレット」シリーズの特徴
上記で述べたように下記の2点が挙げられます。
①「住宅街に隣接した場所にあり、ハイブランドに偏らず地域住民に寄り添うブランドも誘致している。」
地方・郊外に多く商業施設を展開し、地域住民に寄り添うモールを作ってきたイオンモールらしく、地域住民に寄り添い日常利用ができるお店が多く出店しています。
②「体験」という要素が顕著に表れた施設であり、主目的である買い物のあり方から買い物だけでない商業施設の使い方を提案されています。
具体的には、
●広島での「エンターテイメント(ほしかげシティ/アミューズ体験)」
●北九州での「学び・スポーツ(スペースLABO、GLOBAL GATEWAY、アクティベーションフィールド/学習・実践体験)」
●湘南平塚では「あそび・趣味(ロゴス、スノーピーク、グリーンサミット/アウトドア体験)」
といった施設毎に目玉になるような体験が盛り込まれており、買い物以外でも気軽に施設を利用いただき、主である「モノ」の体験(買い物)だけでなく、商業施設内での「時間」と「空間」が自然と生活の一部となる施設となっています。
以上がジアウトレット湘南平塚を訪れて感じたことになります。
本物件はジアウトレットシリーズの東日本の1号店でもあり、注目度も非常に高い施設となっていますので、是非一度行ってみてはいかがでしょう~!
次回の記事もお楽しみに~!
リックプロデュース 広報担当
http://www.ricp.co.jp/
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