再びの入院、おかげで確実になった介護療養型医療施設入所.....
今日も雨でしたね
梅雨だから当然だけど
久々に梅雨らしい雨続き......
全てを洗い流すほどの威力はなくても
いっときの平安をいただきたいな.....
そう思います
そんな土曜日
ちょうど昼休憩まであと少し.....というところで
ジョブマネさんがあたふたとやってきて
ユーザーとの電話対応中の私に
母が入所中の施設から緊急の電話があったからすぐに電話してねと電話番号を書いたメモが置かれた
どうせね、慌てる必要はないと思うんだょなぁ
.....ぶつぶつとそう言いながら電話をすると
「昼食後嘔吐して 意識を失って反応がなく
今救急車で運ばれました。
今まだ搬送先がどこの病院かの連絡を待っているところです。
決まり次第娘さんの携帯に電話します。」
だそうだ
たいしたことないと思うので
実はこのまま早退までしなくてもいいかと思いつつ
施設の方にお手数をかけてもいけないので
会社に早退を願い出て
携帯への連絡を待ちながらチャリで一旦帰宅
家について母の保険証など準備してるところに電話
「搬送先ですが、労災病院です。」
しばらくするとまた電話
「何分くらいで来れそうですか?
先生ができるだけ早く来て欲しいとのことです」
と......
淡い期待........ もとい(汗っ)
一抹の不安を抱えながらチャリを飛ばす
病院に着くと施設から付き添ってくれていた方が待っててくれた
「娘さんですか?
お母さんですが、午前中 いつも通りみんなで軽く体操したり歌ったりしてました。
少しぐったりしてるので、どこかしんどい
?痛いところない?と声をかけましたが、首を横に振っておいでで、でも次第に手に痙攣が出て
昼食後嘔吐されて意識がなくなったんです。」
とのことだった
話だけでもわかる
明らかに脳内出血
今度こそ、逝かはるのかも.....
当直の先生の見立てでは
脳幹での出血なので何もできないので
意識が戻る可能性は極めて低いですとのことだった
が、
ICUに運ばれて落ち着いた頃には
意識を取り戻していた
おいおい.....
3度目の生還かょ.......
だから慌てる必要はないって言ったんだょ.....
1週間前に
ケアマネさんに調子の安定してきた母の意見書を書いてもらい
6件分ほどの特養入所申し込みを発送したところだ
さらにもう一通を この月曜日には発送の予定だった
瞬時に頭をかけめぐる彼女の今後
前にチラッと聞いた
医療のくっついた施設の入所が確実だろう
てことはまた方向性が変わるわけで
今お世話になっていた施設から荷物を全て引き上げて来なければならないし
金額も予定よりかさんでしまう
母の年金だけでは明らかに足りなくなる.....
翌日
ひとまずテープ式のおむつを持って病院へ
その朝には早速一般病棟への病室移動の連絡もあり
ますます生きながらえる可能性が広がった
病院へ行くとタイミングよく主治医の先生とお話ができた
延命処置についてはもう数え切れないほど確認をされている
最初は 人の命をこの私の判断に委ねられるその重責に胸が締め付けられていたが
今ではなんの動揺もない
慣れるものだ......
昨年頭に腎不全で救急搬送されてから
ここで延命処置について聞かれるのは2度目
いろんな経緯も話してたのを記録に残してくれていたらしく
先生が
「いろんな経緯がおありだったんですね」
と言葉をかけてくれる
昨年 腎不全が落ち着いて転院した医療生協では
カリニ肺炎を起こし瀕死の状態から生還している話をしたら
「カリニ肺炎ですかぁ.....致死率高いんですけどねぇ.....」
という先生の何気ない言葉が帰ってきた
今回脳幹での出血だが
出血量が少なかったおかげで助かったそうで
それでも脳幹という部位だけに
積極的に何か治療ができる部位ではなく
どうなるかはわからないけれど
「このまま生き長らえはると思います」
「ちょっと特殊なケースなので、MRLで脳の様子を見て、病名の特定を試みます。
それがわかったからと言って、手術など何か治療ができるものではないですが....」
だそうだ
............はぁ.....
結局またこれ.....
この2年 認知症とわかってからずっと母をみているが
毎回 死への決定打に欠ける、とっても中途半端なところで生き延びる
こいつ、何なんだ???
寂しがりやで甘えん坊で
世の中の不幸は全て自分が背負っていると
人を憎み、世間を憎み
悲劇のヒロインを演じてきた母
いつも誰かが助けてくれる
助けてくれなきゃおかしい‼️ 誰かが私を幸せにしてくれるべき‼️ とまで思っていたであろう母
まだそんな誰かの助けを待っているのだろうか....?
死にたくて、死ねるようなきっかけを引き寄せるのに
神様がまだだと引き止められるのか
あるいは 神様からそろそろ逝きなさいと言われているにもかかわらず
必死で生にしがみついているだけなのか?
何かやり残してるわけ?
何か未練でも???
その実情はわからない
でも とにかくまだまだ死ねないらしい
不憫だ......
先生は続ける
「療養型医療施設への転院になります。
空きがあり次第、ということになります。」
やっぱりだ
あとは特養でのんびり最期を過ごせばいいと
それが最後の幸せだろうと思っていたのに
今後一生 医療から切り離せない自分にしてしまって
それがあなたの望みだったの?
それで幸せ?
人は 死のタイミングまでも決めて生まれてきている
いつ 不甲斐ない弱い自分を赦してあげられるの?
いつになれば 向こうの世界へ帰ることを自分に許せるの?
あなたはそれを いつと決めてきたの?
あなたのこの人生での望みは何だったの?
ここからさらに あなたから学べというの?
.......実に最後まで良き手本でいてくれるわけだ
複雑な思いが交叉する
のりこ
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