映画「Free! the Final stroke」


見てきました。映画「Free! the Final stroke」
最高の映画で震えまくっていた…ということで
「Free! the Final stroke」感想です!
⚠️この記事はネタバレを含みます。
    ネタバレされると映画としての面白さ激減するの 
    で是非1度映画をご覧になってからの閲覧をおす  
    すめします。

〇作品詳細〇

監督
河浪栄作

脚本
河浪栄作

出演者
七瀬遙/島崎信長
橘真琴/鈴木達央
松岡凛/宮野真守
桐嶋郁弥/内山昂輝
山崎宗介/細谷佳正
椎名旭/豊永利行
遠野日和/木村良平

1.綺麗にまとめあげたSydney

もはやFree!の代名詞とも言えるであろう真琴の『ハルちゃん』からストーリーは始まります。
この映画が始まって早々に舞台はSydneyに移ります。
まぁ、後編がある事は周知の事実ですからこの大会で遥が優勝であったり、とんでも成績を残すことはないだろうし、なんなら真琴達がテレビを介してそのTop of 遥の光景を見ることはしないで欲しい(頼むから遥の栄光は生で見ていてくれ)と思っていたので、ある意味でここでの敗北は予想通りですし、ダメージはありません。
見てる人的に。
ただ、やはり遥が負ける姿は見たくないですからほぼ負け確のSydney大会は間延びして欲しくないなぁと思って見てたら想像の100倍くらい綺麗にまとめられててとてつもなく喜びました。(心の中で)
Sydney大会では結果だけを描写してその他心情は日本の地で描写する。
このおかげでより多くの登場人物が物語に絡めましたし、Sydney大会も綺麗に収まったな。という感じです。

2.明らかになる2つの関係

それぞれの想いをもって帰ってきた日本代表トリオ(遥/凛/郁弥)ですが、その想いを開く相手がやはりFree!という作品を好きな自分にとっては激アツでしたね。(分かってはいましたが。。)遥は真琴へ、凛は宗介へ、郁弥は日和(?)へ。夢を目指す遥/凛/郁弥と、それをサポートする真琴/宗介/郁弥という組み合わせは明白ながらもやはりファンとしての気持ちを昂らせます。
この作りも最高でした。
ただ、疑問に思ったのは郁弥の向いてる方向です。日和へなのか、夏也へなのか…。一回見ただけではイマイチよく分かりません。
郁弥/日和ペアで対比された描写は出てきているものの、作品の中での郁弥のベクトルがどちらに向いてるかは判別しづらいです。

3.徐々にのみ込まれる遥

作品を見てる中で段々嫌な予感はしてたんですよ、すごい嫌な予感はしてたんです。
だって、お正月にみんながそれぞれに故郷に帰るあのシーン。何となくいいシーンに見えますし、微笑ましいですけど、徐々に遥から離れていく仲間達。または、仲間達から離れていく遥。こういう構図にも捉えられちゃうじゃないですか。待ってくれよ…待ってくれよ…。せめて、せめて、真琴だけ。と思っていたのですが、これまた不安的中。弟妹とゲームするからと遥と別れる真琴、、、。あぁ、真琴まで……。
この辺りの確定演出から闇堕ちまでは速かったですね。怖いくらいに。
最後には凛まで背中を見せて去っていきますから、
ここら辺は想像以上の闇堕ち加減で、京アニに恐怖すら覚えました。

4.個人的な希望

遥とライバルになるのは凛/郁弥でした。
今までの物語は、『水泳』をただただ楽しんでた遥にそれを競泳として、ただ楽しむ『水泳』の先まで連れていったのがこのライバル達です。
ですが、先の先まで行っちゃいましたね。勝利に拘るのはいいことですが、勝利「にしか」拘らないとなると話は別です。勝利しか見れなくなった遥には(酷い言い方しますが)以前のような魅力はないです。
その恐ろしく暗い道から救うのはやはり真琴でないと行けません。常に遥と共にいて、どんな遥の事も知っている真琴がその道から救い出さないと行けませんよね。
今までの物語で真琴は遥に道を作ってあげることにだけ専念してました。あくまで背中を押してあげるのは凛や郁弥。だからこそ、今度は真琴が背中を押してあげて欲しいです。遥が沈むのを防ぐだけじゃなく、沈んだ遥を引っ張ってすくいあげて欲しいです。
そうじゃないと、僕が辛いです。

5.後編はどうなるんだ…?

前編は主に遥/凛/郁弥で構成されてましたが、後編は遥/真琴/凛/宗介で構成されそうですね。
本編終了後の次回予告の時に日和の声が聞こえてくればまだ2で語ったペアを主に繋げるのかな…と思ったのですが、ひとつも聞こえてきませんでした。
そもそもこの物語の根幹には遥とリレーを泳ぎたい凛と凛とリレーを泳いだことで見たことのない景色を見た遥の構図がありますから、最後はやはりまたそのような構図で締めて欲しいです。
そうするために、どう真琴/宗介がこの2人に関わっていくかが見物ですね。

6.最後に

と言う訳でまぁただただ自分の感想をなんとも拙い文章で誰かに伝わることを全く意識せず書いたわけです。
物語には色々な捉え方があって然るべきですから、ぜひこの記事を見ていただいた皆さんも自分の感想を書いて欲しいです。
めちゃくちゃ読みます。
ここまで長い文読んでいただきありがとうございました

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