見出し画像

弐瓶勉の『人形の国」を読んで一言、そして一描き。

今日、自分の大好きな漫画家弐瓶勉の漫画「人形の国」を読んだ。BLAME!やBIOMEGA、シドニアの騎士なども読んでいて、それらの漫画も大好きだけど、今回も凄く楽しく読めた。

子供の頃、好きな漫画を読んではよくキャラクターとかをノートに描いたりしていた。大学ノート2,3冊分くらいの漫画も描いたりしてした。内容はその時読んでいた漫画に似たようなストーリーで、コスモを燃やして何かを繰り出したり、理由もなく天下一武道会に出て戦ったりしていた。

子供の頃は、今思えばよく漫画を読んでいて、無条件に楽しめるものだった。そういうことを思い出すと、やっぱり絵を描いてみたいなという思いが高まってくる。そして、今日読んでいた人形の国のページを何となく見ながらてきとうにページを選んで描いてみた。でも、同じものを描くのはけっこう難しかった。ただ、描いてみると、昔好きでよく描いていたらんま1/2みたいな感じになってしまった。自分はもちろん鳥山明は大好きだったけど、確かに高橋留美子派だった。ルーミックワールドが大好きだった。そして、らんまのおさげもよく描いていた。

弐瓶勉の漫画は一般にSF漫画と言われているらしい。でも、弐瓶勉は人間が好きなんだと思う。その世界は、ぶっ飛んだ超未来的な世界でありながら、人間のリアルの世界と決して切り離れていない。地続きにつながっている。すれすれのところでぎりぎり時空間的につながるかつながらないか、ほんとにぎりぎりのあり得なさそうであり得そうな世界なのである。そして、人間はどんな世界でも変わらず、自分たちの営みをまさに人間らしく続けているのである。SFの世界を描く漫画家なんだけど、やっぱり中心は人間なんだと思う。人間愛である。弐瓶勉の描く世界は諸行無常の響きがあって、人間がひたすらにひた向きに生きる、そんな人間の世界である。


いいなと思ったら応援しよう!