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リンカーン、リンカン、Lincoln

リンカーン・・・「カー」にアクセントをおいてませんか?
正解は「リ」にアクセントです。日本人はカタカナを読むとき、無意識に「ー」のあるところにアクセントをおいてしまいます。
では、読んでみてください。

「ジェファーソン」

ほら、「ファー」が強いですね?
でも英語では「ジェ」にアクセント。
なので最近は「ー」を使わずに表記することが増えています。
「リンカン」。「ジェファソン」。
固有名詞はなるべくネイティヴの発音通りに覚えたいですね。

そういう意味では、アルファベットを知らない明治時代の日本人が耳で覚えた英語の方がより本物の音に近いです。
例えば「メリケン(粉)」←「アメリカン」のアが聞こえなかった。
例えば「ラムネ」←「レモネード」のドが聞こえなかった。
あ、これもアクセントは「ネ」ではなく「レ」にあります。

ちなみに外国人は日本語の単語を発音するとき、後ろから2音節目にアクセントを置くクセがあるそうですよ。
おりガみ、きモの、てんプら、おーサか、すきヤき、さよナら・・・。

さてリンカンといえば南北戦争での勝利、ゲティスバーグ演説、奴隷解放宣言などの政治的功績とともに初めて暗殺された大統領としても有名ですね。
彼の棺は特別な葬送列車に乗せられてワシントンDCから墓地のあるイリノイ州スプリングフィールドまで運ばれました。
人々が大統領とのお別れができるよう、列車は各駅で8分間停車しました。

数年後、ニューヨークセントラル鉄道のとある駅に、黒い布で包まれた葬送列車が現れました。まさにリンカンの棺を載せて。客車では骸骨のバンドが葬送曲を奏でていたとか。そしてその列車の姿が見えていたのはちょうど8分間でした・・・。

ホワイトハウスにリンカンの幽霊が出ることはアメリカ人なら誰もが知っています。
特に合衆国が重大な局面を迎えたときに、かつての彼の執務室によく現れ、もっとも頻繁に目撃されたのはやはり第二次世界大戦中だったとか。
いまのトランプ政権を、リンカンは一体どんな気持ちで見守っているのでしょうね(笑)。


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