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死化粧

泣きながら、わたしの手を握って「タバコやめて、ずっと一緒にいたいの」って言ってくれた、お隣の奥さんが亡くなった。なんで?なんで?

このブログにも何度か登場していて、「ねえ、読んで!」って言うと、大声だして読んで批評してくれたり面白がったり。家族思いの3人息子のお母さん。豪快でスポーツマンで情に厚くて、「老後は一緒に老人ホーム入ろうよ」って言ってたくせに、先に逝ってしまった。

まだ信じられないし受け入れたくない。隣人のわたしでさえ、こんなに寂しいのに、残された家族はどうなるの?

この十数年間、沢山話して笑って泣いて。わたしにできることは、息子さん達に伝えること。お母さんがどれだけ息子一人一人を愛していたか。
どれだけわたしも良くしてもらってきたか。

死化粧は、とても綺麗で、本当に綺麗で、眠っているみたいで、悲しいのは「ねえ!死化粧が一番綺麗だったよ!」って言えないこと。
息子さんたちがどれだけ悲しんでるか。
「ねえ!早すぎるよ!」
聞こえないなんて、いやだ。

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