亡霊となった、はじめての国プ生活。
はじめに。
初めて送った国民プロデューサーとしての生活を通して、思ったことや得た気持ちなどを書き留めておこうと記事にしました。また、いまだに未練タラタラな部分ももちろんあります。気分を害されると思った方は、そっとブラウザを閉じることをおすすめ致します。また、他の練習生も彼と同じように大好きですし、INIのメンバーのことも大好きです。彼らのこれからを応援しています。そのことをご理解いただいた上で、読んでいただけますと有り難いです。
はじめての国民プロデューサー生活
私が過ごした、国民プロデューサーとしての日々が終わった。
練習生が公開されてからファイナルまで、本当にあっという間だったように思う。そのくらい、それほどこの国プとしての日々が充実していた。
プデュをリアルタイムで追うのは、これで2回目。1回目は4月に解散したIZ*ONEが生まれた「PRODUCE48」だった。ただ、プデュ48は日本からじゃ投票はできなかったのもあって、”ゆるく” 追っていた程度だった。
だから、この日プ2が私にとって本当の ”初めての” 国プ生活だったのだ。
私は、「Let me fly〜その未来へ〜」の ”僕に託してよ” のフレーズで胸を強く叩く 田島将吾くん を一目見て、彼を1pickにここまで応援してきた。
コンセプト評価までは、楽しいという気持ちの方が勝っていた。次のパフォーマンスはどういったものが見られるのかな、どんなメンバーとやるのかな、田島くんの新たな一面が見られるのかな、なんて考えたりしながら。
しかし、ファイナル期間に入ると、これまでの楽しかった国プ生活が、どこかで辛いという気持ちを持つようなものになっていたと思う。1pickである田島くんは、今までの週ごとに発表される順位、順位発表式でこそ1位や2位をとっていたけれど、ファイナルではどうなるかわからない。かつファイナルで、デビューできるかどうかが決まってしまう。それから田島くんのことは信じていても、不安な気持ちばかりを持ってしまっていた。家族や友達に投票協力をお願いして、Twitterのアカウントを作って、布教シートを人生で初めて作って、田島くんのことを気になってくださっていた方へリプライをして(改めて考えると知らない人から検索を通してリプライされるって少し怖いですよね、驚かせてしまった方この場をお借りしてお詫び申し上げます)。.....ファイナルまでの期間は学業はおろか、生活も少し疎かになってしまっていた気がする。そのくらい ”田島将吾くん、デビュー” が私の生活の中心になっていた。
正直、この生活はもうしたくないかな、って思っている。ファイナルまで、毎日胃がキリキリするような不安に襲われるのはもうごめんだ。けど、この生活を送ったこと、私は後悔していない。田島くんは毎回私たちに新しい一面・景色を見せてくれて、田島くんを応援していたからこそ、たくさんの練習生、彼らの素敵な部分を知ることができた。そして、”たじプ” と呼ばれる田島くんを応援するアツくて、素敵な皆さんにも出会うことができた。
これも全て、全て 田島将吾くん のおかげである。本当にありがとう。そしてデビュー、本当におめでとう!!
国プとなって、亡霊となった。
1pickだった田島くんは結果として、ファイナル第3位という輝かしい結果を残し、念願のデビューが決まった。人生の半分以上を ”アイドルになる” ためだけに捧げた彼の長年の夢が叶った瞬間というのは、私も本当に本当に嬉しかった。
しかし、ファイナルが終わってからというもの、どうだろうか。私の心にはぽっかり穴があいたままだった。理由ははっきりしていた。
どうしても、田島くんと一緒にデビューして欲しかった人がいたから。
超個人的日プ2最大ケミ ”れんたじ” よ、永遠であれ。
「不死鳥兄弟、Kフェニックスです!よろしくお願いします!」
その人こそ、日プ2初回でそう力強く自己紹介し、私たちに練習生とは思えないハイレベルなパフォーマンスを見せてくれた 西島蓮汰くん だ。 当時17歳とは思えない大人びたルックス、けど口を開けばほわほわとしたギャップの持ち主。(あれ、これって田島くんと同じじゃない?)なのに音楽がかかればキレッキレのダンスを踊り、力強いラップを披露する。(ここらへんボキャ貧すぎる)極め付けは、初めてそのペアを見たというのに、こんなにも田島くんを信頼しているのか、というのがひしひしと伝わってきた。その瞬間、あぁ、この二人一緒にデビューしてくれたらいいな、と直感で思ってしまったのである。
レベル分け評価では二人とも、最初こそAクラスだったが、再評価では蓮汰くんがCクラスへと下がってしまった。あの時、蓮汰くんを抱きしめ「大丈夫だから」と何度も声をかけていた田島くんとの間には二人にしかわからない、二人だけの時間が流れていたように感じたし、この二人の信頼関係はきっと厚いものなんだろうなと思った。
そこから一気にKフェニックス改め れんたじ の魅力にとりつかれ、田島くん1pickでありながら、田島くんと同じように蓮汰くんも応援してきた。蓮汰くんのチッケムだって何度も見たし、11pickはもちろん、2pickのときでも欠かさずれんたじで投票と続けてきた。
放送内でこそ、あまりれんたじの供給は少なかったように思うが、Twitterでのビハインドフォトを見ると、二人が隣にいる写真が多かった。言葉では伝わらない、私たちには到底知り得ない信頼と友情があるんだろうな、と思っていた。「れんたじ、一緒にデビューしてほしいな」最初こそ直感だったこの気持ちが、私の中で熱いものに変わっていた。
そして日プファイナル、6月13日。
「ONE」「RUNWAY」それぞれの楽曲を通してパフォーマンスする二人、なんて素敵だったんだろう。ふっと消えてしまいそうな儚さを持っていたし、美しいとまで思った。
(画質悪くてすみません)
抜群のスタイルが映える黒のお衣裳、だけど背景の映像の色鮮やかさにも負けないくらいの魅力を爆発させていた蓮汰くん。本当にこの部分、素晴らしかった。西島蓮汰の集大成を見れたような気がした。
日プ2始まったばかりの時は、「俺が田島将吾だ」と言わんばかりの強い強いオーラを放っていた田島くんだったが、どうだろう。こんなにも柔らかい雰囲気まで纏うようになってしまった。
間違いなくれんたじの二人は、私たちが想像できないくらいの高みへ登り続けている。絶対に一緒にデビューしてくれ。放送中、手を強く合わせひたすらに願った。二人なら絶対に大丈夫、と。
だが、神様はなんて意地悪なんだろうか。
れんたじが離れ離れになってしまうなんて、なぜそう決めたんだろうか。
蓮汰くんのデビューがなくなったと分かった瞬間、田島くんの念願のデビューが決まって溢れていた涙がすっと消え、ぽかんとしてしまった。心に穴があいた、とはこのことか。
放送の終わり頃、いつもは誰にだって大きな拍手を送る田島くんが呆然と立ち尽くし、拍手さえ忘れてしまっている姿が映し出された。その姿を見て、胸がズキズキと傷んだ。きっと他の練習生を想ってのことだし、それは蓮汰くんだけじゃない、他のファイナリストの練習生全員だというのは分かっている。けど、その中にあの蓮汰くんが入っているなんて本当に信じたくなかった。
そこからの私は、何も手がつけられなくなっていた。亡霊となった。
ONEを見ては泣いて、RUNWAYを見ては泣いて、レミフラを見ては泣いて。れんたじのこれからを応援できないことが辛くて辛くて、これから二人が新しい曲で一緒にパフォーマンスする姿を見られないことが悲しいと思い、ひたすら泣いた。
日プ2Twitterから、ファイナルのビハインドフォトが配信された。
れんたじ、ずっと一緒にいるじゃん。隣にいるじゃん。私たちが思っていた以上にきっと、れんたじはれんたじの中で特別な存在だったんじゃない。その写真を見て、また泣いた。想像以上にれんたじの亡霊となってしまっていた。
私は、れんたじをケミ推ししていた中で、知ることができなかったことがある。
田島くんが、蓮汰くんのことをどう呼んでいたのかということ。
蓮汰くんが「たじくん」って呼んでいたのは知っていたけれど、田島くんが蓮汰くんのこと何て呼んでいたのか、結局私たちは最後まで知ることができなかった。
でも、私はこれでもいいんじゃないかなって思っている。
私たちはれんたじのこれからを見ることはできない。それは悲しいし悔しいけれど、れんたじは二人のなかできっとこれからが作られていくはず、私はそう思ってるし、信じたい。それって「れんたじはれんたじだけのもの」なわけで、それはそれでいいんじゃないかな。
蓮汰くんと田島くんが、「れんたじ」を、”ふたりじめ” しててもいいんじゃないかな。
.......なんて言っていますけど、もちろんいまだに気持ちは切り替えられていない。れんたじの亡霊になっている。だけど、田島くんのINIとしてのこれからを応援していきたいし、蓮汰くんの輝かしい未来を応援していきたいとも思っている。
いつか、どこかで、二人のお話を聞かせてくれたら嬉しいです。オタク、それだけで喜ぶし、本当に嬉しいのよ。
二人のこれからに幸あれ!
超個人的日プ2最大ケミ ”れんたじ” よ、永遠であれ。
2021.6.20