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シーズン3:第10話 すばらしき若者 Heaven and Earth

船内に蔓延した腸チフスを食い止めようと必死の努力をするクレア。時に敵を作っても仕事をやり遂げる、クレア・エピソードの回でした。感染病を食い止めようと奔走する乗員たちの姿は世界的パンデミックに遭遇している現在にいろいろと通じるものを感じます。手のアルコール消毒は大切なこと。

エジンバラでジェイミーを探っていた収税吏の使いが軍艦に乗っており、レナード艦長がエジンバラでの収税吏殺人と扇動の罪でジェイミーを逮捕するつもりであることを知ったクレアは、何としてもレナード艦長よりも先にジェイミーを見つけて警告しなくてはならなくなります。

ヤギ飼いの女性の助けを借りて、陸地に近づいた夜に軍艦から飛び降り、樽につかまって漂流するクレア。これは余程の勇気と愛がないとできない行動。飛び降りる前にいつもの悪態をつくクレアだけど、気持ちはわかる。

本エピソードのタイトルになった14歳のパウンド君がとても好少年で、立派に仕事をして腸チフスに感染して亡くなるシーンは残念でした。彼の鼻に糸を通して海葬したクレアの悲しい気持ち、わかるなぁ。

一方、アルテミス号で船長に反乱して牢に入れられたジェイミーはクレアの不在に理性が機能せず、ファーガスを使って船内を制圧しようと考える。この時にファーガスの結婚承認を餌に使おうとしたり、酷い言葉を浴びせて、ジェイミーそれはいかんよ、と思いました。それもこれも二度とクレアを失うことに耐えられないからなんだけどね。そんなジェイミーに対し、自分は愛する人を守ると毅然とした態度で言ったファーガスは立派でした。



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