シーズン4:第9話 愛する我が子 The Birds & The Bees
シーズン4最大の感動シーンを含むのがこのエピソード。ティッシュの用意をお忘れなく。
深夜の宿にレイプされたブリアナが戻ります。服を着替える彼女の背中のアザ、服に残る血が生々しく、痛ましい。リジ―が心配して声を掛けるも、心を閉ざしてしまったブリアナは全てを拒否して眠りに救いを求めます。耐えるために心を閉ざすしかなかったのだろうけれど、もしここでブリアナが心を開いてリジ―に全てを打ち明け、一緒に泣いてもらえばこの先の悲劇は避けられたのにねぇ、と思わずにはいられません。
翌朝、ブリーを探しにきたロジャーはボネットにつかまり、船員としての仕事を果たさねば恋人を傷つけると脅され、航海へ連行されます。お気の毒だけど、昨夜出ていったロジャーがそもそも悪いからね。
その後ロジャーを探したブリーは彼が乗った船が既に出航していることを知ります。ここでも、その船がどこ行の船なのか、港で訊いてみればよかったじゃないのと思います。リジ―が町で聞いた噂により、ジェイムズ・フレイザーと医術の心得の有る妻の話を知り、ブリーがジェイミーを探すと、店の裏で用を足している背の高い赤毛の男性をみつけます。最初は女の誘いだと思い、妻がいると断るジェイミー。そうよねモテるもんね。
娘が自分の名前を知っているので、ジェイミーが名を尋ねると「ブリアナよ」と娘が名乗るのを聞いてやっと理解するジェイミー。感動に打ち震える表情がいい!そしてそっと手を伸ばし、ブリーの頬に触れ、愛しそうに夢ではないかと確かめるように感触を確かめるジェイミーが感動的です。
でも!ちょっと待って、パパ!トイレの後で手を洗ってないよ!とそこに気付いてからはどうもこのシーンに感情移入しきれなくなりました。(笑)
抱き合う父と娘。それから母と娘の感動の再会。良かったねぇ、家族が一緒になれて。一人っ子のブリアナに従弟もできたし。
フレイザーズ・リッジに戻ってマータフと合流したときのマータフの喜ぶ様子、家族でテーブルを囲むシーンも好き。ジェイミーの初キスの話も楽しい。
クレアの提案で娘との時間を持つために狩りに出るジェイミー。はちみつを採るのにこうやるのかと大変興味深かった。ブリアナが父を何と呼べばいいのか尋ねると「ダーでいい」と答えるジェイミー。父の気持ちがにじんでいて好きなシーン。それにしてもブリーは射撃の腕前凄いのね。
娘とすごせて喜びで一杯のジェイミーにやがて娘は元の世界へ戻るのだと言い聞かせるクレア。そんな未来を受け入れつつ、今の幸せに感謝するジェイミーが素敵だわ。
お腹の子のこと、レイプのことをやっとクレアに打ち明けるブリー。でもここでも母を気遣ってボネットの名前を出さなかったことが後の悲劇に直結するのよねぇ。真実こそが最善だったのに…
リジ―に勘違いされて、怒り心頭のジェイミーにぶち殺されるロジャーが可愛そうで。せめて、名前を聞いてからぶち殺せば良かったのにねぇ。リジ―が話すブリアナの描写が生々しすぎて、ジェイミーの怒りに火を点けちゃった。合掌。
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