シーズン1:第12話 ラリーブロッホ Lallybroch
珍しく2人が故郷でささやかな平穏を味わえるエピソード。4年前にフォート・ウイリアムで鞭打ち刑を受けたジェイミーと父親の死のいきさつが彼によって語られる、この物語の重要な設定を視聴者が理解するエピソードでもあります。
姉のジェニーがランダルの子を産んだとドゥーガルから聞いていたジェイミー。ドゥーガルってそんな嘘を吹き込んでジェイミーをラリーブロッホから引き離そうとする計算高い悪人だったのか?と思ったけど、サセナッフと結婚させたのもドゥーガルの作戦の1つだったもんねぇ…
家族喜びの再会となるはずがぎこちない再会となり、ジェニーからランダルの事件詳細を聞くことに。それにしてもランダル役のトビアスさん、衝撃的悪役シーンをプロとして淡々とこなしてて凄いワ。このシーズンの最後ではもっと凄いけど。
ジェニーとジェイミーのわだかまりを解こうとまた不要な口出しをするクレア。そんなクレアを別室に連れていき、夫の名誉を守る必要性を説くジェイミーはコラムの奥さんの事例も出してクレアを納得させてて、やはり説得上手で大人の器。
酔っぱらったジェイミーが深夜に寝室に戻って来て、クレアにあしらわれつつ、直ぐに寝てしまうシーンはほのぼのして可愛かった。こんな平和久しぶりなんじゃない?
本エピソードの最大の見所は水車シーンでしょう。ジェイミーの背中の傷跡をジェニーに見せて、弟の味わった地獄を理解させるのに欠かせないシーンではありますが、何よりもアメコミヒーロー級なジェイミーの肉体をファンが鑑賞するためのシーンなのです。有難く鑑賞。
ジェイミーの領地である「ブロッホ トゥアロフ」の意味も出てきます。「北に面する塔」だそうで、丸い塔の北側に扉が付いてるのね。肝心の塔はドラマ中にきちんと画面に映ったことがないような…
寝室で愛を語り合う2人の会話で、ジェイミーが落馬して気付いたときに見たクレアに一目ぼれだったこと(第1話 サセナッフ)、彼の胸でクレアが初めて泣いたときに初めて愛していると思ったこと(第2話 リアフ城)を語るのもいいのだけど、その次の「毎朝目を覚ますと昨日よりも君を愛していると思う」というセリフにはハートを射抜かれました。ジェイミーの名セリフ集に追加決定。
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