シーズン5:第11話 ジャーニーケーキ Journeycake
今回のエピソードは元の時代に戻ることを決めたブリアナとロジャー夫婦が物語の軸になっていますが、その他細かいシーンのつなぎ合わせが非常に多くて、情報過多にも感じます。
しかし、後から原作を読んで知ったのですが、原作の大筋は変えず、状況などをかなり変えた筋書きにしているドラマ版を次シーズンに繋げるためのエピソードなのかも。第11話の脚本を原作者のダイアナ女史が書いているのは、変更した数々の筋書きをまとめるためなのかも?
冒頭の焼けた家。治安の悪化がブラウン家率いる自警団の結成目的になっていますが、これが事例1。可愛そうな重症の少女を安楽死させてやるのは今回ロジャーです。彼が多くの苦労の末に強くなっていることがわかります。
モホーク族の「カワウソの歯」の石はロジャーを助けに行くときにクレアが身に付けていたもの。それをイアンが受け継いでいたということ?とにかくこの石が普通でない石だった為、ジェミーもタイムトラベルの特性を持っていることが分かります。でも石が割れちゃうのはどういうこと?
遂にクレアがどこから来たのかをイアンに打ち明ける時がきました。それを聞いて「やっぱり叔母さんは妖精だったんだね」と言うイアンの笑顔が可愛い。そして自分も石を通って行きたいところがあり、過去の何かを変えたいのがイアンの願いだった。彼の願いが何かはわからないけど、無理だと言われて辛そうだ。
ジェイミーとクレアの寝室。クレアが寝る前に香水をそっと付けてベッドに戻ると先に寝ていたジェイミー。あるあるな情景だけど、この2人は再会から数年経ってもまだこんなにアツアツなのね!夜中に起きて風に当たっているクレアに気付いて起きたジェイミーが窓辺でクレアを抱きしめるシーン、いいですねぇ。ここのポイントは香り当てごっこじゃなくて、クレアが自分の為に香水を付けていたのに気付いて、先に寝てごめんとジェイミーが言うところ。こんなの全人類の理想の夫じゃん!
翌朝、診察室で顕微鏡を覗いていたクレア、ジェイミーに見せたのは彼の精子だった!いや~、すごいよクレア。今朝自分の身体から採取したとは。余り意味のないこのシーンを敢えて残したのは後々このエピソードが必要になるってことよねぇ。
尋ねてきたジョン・グレイからジェイミーが受け取ったギフトは成長したウィリアムの肖像画。それをブリアナに見せて、もう1人の子供について打ち明けるジェイミー。ブリアナが聞いた話は、以前ジョンから聞いていた話と合致して、納得いったのでは。
自警団に参加するかの返事を受けにきたライオネルに断りを入れるジェイミー。怪我をした彼の妻をクレアに手当して欲しいと依頼するライオネル。DV受けてる奥さんは結婚してまだ1年ほどとは驚いた。昔のDVは我慢するしかなかったんだろうなぁ。診察室で Dr.ローリングスの医療道具箱をライオネルに見つかったのが怪しい雰囲気。
親しい人たちと別れの挨拶をするブリアナ。でもクレアとの抱擁シーンが最も感動的で、キュンときた。そして別れの晩餐はピーナッツバターとジャムで作ったサンドイッチ(ジャーニーケーキ)。初めてそれを食べるジェイミーやイアンの反応が面白い。ジェイミーは上品にナイフとフォークで食べてる。(笑)
ロジャーたちが石を通ってまた同じ場所に出てしまったシーンは驚いた!なぜロープがほどけているの?石を通ってもタイムトラベルするかしないかは石が決めているの?これは謎が深まるシーン。
蒸留所の爆発に駆けつけた男性陣がいない隙に診療所のクレアが襲われ誘拐される。倒れていたマーサリが存命で本当に良かった。状況確認よりも緊急の燃える十字架合図を急ぐジェイミー、クレアの一大事だから、これは緊急よね。シーズン5の第1話の象徴がここで登場。
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